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過熱した電源機構のリカバリー

ドキュメント内 dg1ha_bookmap.ps (ページ 138-141)

各ストレージ・サブシステムには、2 つの電源機構が装備されています。各電源機 構には、電源機構の過熱を防止するために標準装備の温度センサーが組み込まれて います。周囲の温度が 10°C から 40°C の範囲である通常の作動状態では、電源機 構内のファンは、モジュール内部の適切な作動温度を維持します。

内部の温度が 65°C に達すると、電源機構は自動的にシャットダウンします。過熱 のために両方の電源機構がシャットダウンする場合は、ストレージ・サブシステム に電力が供給されず、すべての LED がオフになります。

以下の要因は、電源機構を過熱させる要因となることがあります。

v 異常に高い室温

v 電源機構内のファン障害 v 電源機構内の障害のある回路 v 通気の妨害

v 構成またはラック内の他の装置の障害

ファンの障害により過熱が生じる場合、ストレージ・サブシステム上のシステム・

エラー LED と過温度 LED が点灯します。電源機構の障害 LED も点灯する場合 があります。 105ページの『LED の検査』は、DS3500 の LED の位置を示してい ます。

ストレージ・サブシステムの温度が 45°C を超えると、ストレージ管理ソフトウェ アは、「Subsystem Management (サブシステム管理)」ウィンドウに「Needs

Attention (要アテンション)」アイコンを表示します。ラック内の気温が 65°C に達 すると、電源機構は自動的にシャットダウンします。イベント・モニターが使用可 能であり、イベント通知が構成されている場合、ソフトウェアは 2 つの重大問題通 知を出します。

v 一方の 電源機構がシャットダウンした場合、ストレージ管理ソフトウェアは、

「Subsystem Management (サブシステム管理)」ウィンドウに「Needs Attention (要アテンション)」状況を表示します。

v 両方の 電源機構がシャットダウンした場合、ストレージ・サブシステムはシャッ トダウンし、ストレージ管理ソフトウェアは「Subsystem Management (サブシス テム管理)」ウィンドウに「Not Responding (応答なし)」状況を表示します。

重要: 電源機構が自動的にシャットダウンしたときにストレージ・サブシステ ム・コンポーネントの損傷を防止するために、ただちにすべてのラック・パネル を取り外して、ラック内の気温を下げるようにしてください。

電源機構のシャットダウン後に通常の操作を再開するには、以下の手順を実行しま す。

1. 104ページの『ストレージ・サブシステムのトラブルシューティング』に記載 される手順を使用して、過熱問題を識別しましたか?

v はい: ステップ 2 に進みます。

v いいえ: 104ページの『ストレージ・サブシステムのトラブルシューティン グ』の手順を実行して、過熱の問題のために電源機構がシャットダウンした ことを確認してから、ステップ 2 に進みます。

2. ストレージ・サブシステムおよび接続されたすべてのストレージ・エンクロー ジャーへの入出力活動を停止します。

3. 過熱の問題を軽減するために、以下の全部または一部の手段を実行します。

v 即時にラックからすべてのパネルを取り外します。

v 外部ファンを使用してエリアを冷却します。

v 116ページの『緊急シャットダウンの実行』で説明されている手順を使用し て、ストレージ・エンクロージャーの電源をシャットダウンします。

4. ストレージ・サブシステムの内部および周囲の空気が冷えるまで待ちます。

電源機構内部の温度が 65°C 未満まで下がった後、ストレージ・サブシステム はオペレーターの介入なしに電源オン・リカバリーを行うことができます。空 気が冷えた後、電源機構は自動的にオンになるはずです。電源機構が自動的に 再始動した場合は、コントローラーはリセットされ、通常の操作に戻ります。

5. 電源機構は自動的に再始動しましたか。

v はい: ステップ 8 (120ページ) に進みます。

v いいえ: ステップ 6 に進みます。

6. DS3500 の両方の電源スイッチ ( 100ページの図75 を参照) をオフにしてか ら、接続されているすべてのストレージ・エンクロージャーの電源を切りま す。1 分間待ってから、すべての接続されたストレージ・エンクロージャーの 電源をオンにします。

4 章 ストレージ・サブシステムおよびストレージ・エンクロージャーの操作 119

ストレージ・エンクロージャーの電源がオンになる間、エンクロージャーの前 面と背面にある LED は断続的に点滅します。構成に応じて、ストレージ・エ ンクロージャーの電源がオンになるには、20 秒から数分かかることがありま す。

注: ご使用のストレージ・サブシステム内に DC 電源機構を備えたエンクロー ジャーがある場合は、-48V 切断機の電源がオンで正常に機能していることを確 認します。

7. ストレージ・サブシステムの背面にある両方の電源スイッチをオンにします。

100ページの図75 を参照してください。

ストレージ・サブシステムが電源オンになるには 10 秒かかり、バッテリー自 己診断テストが完了するには最大 15 分かかることがあります。この間、

DS3500 の前面と背面にある LED は断続的に点滅します。

8. ストレージ・サブシステムおよび接続されている各ストレージ・エンクロージ ャーの前面と背面にある LED を確認します (緑色の LED は正常状況を示し、

こはく色の LED はハードウェア障害を示します)。次に、「Subsystem

Management (サブシステム管理)」ウィンドウでサブシステムの状況を確認しま す。

a. ストレージ・サブシステムの「Subsystem Management (サブシステム管理)」

ウィンドウを開きます。

b. 「Summary (要約)」タブをクリックし、構成の状況を検討します。

状況は、「Optimal (最適)」または「Needs Attention (要アテンション)」の どちらかです。

9. 各モジュール (コントローラー、電源機構、ESM) は緑色の状況 LED のみを表 示しており、各モジュール・コンポーネントの状況は「Optimal (最適)」です か。

v はい: ステップ 11 に進みます。

v いいえ: ステップ 10 に進みます。

10. 障害を診断し、訂正します。

a. Recovery Guru を実行するために、「サブシステム管理 (Subsystem Management)」ウィンドウのツールバーで「Recovery Guru」をクリックし ます。

b. リカバリー手順を完了させます。

Recovery Guru が障害のあるコンポーネントの交換を指示した場合は、その

コンポーネントを見つけて、トラブルシューティングを行ってください。

105ページの『LED の検査』を参照してください。

c. 手順が完了したら、Recovery Guru で「Recheck (再検査)」を選択します。

これにより、Recovery Guru を再度実行し、問題が訂正されたことを確認し ます。

d. 問題が解決しない場合は、IBM テクニカル・サポート担当者に連絡してく ださい。

11. 該当する場合は、ストレージ・エンクロージャーのベゼルを再取り付けしま す。

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