6. 作動確認(ブーム伸縮操作)
6.4 通常伸縮操作
【留意事項】
◆ブーム伸縮操作を行う前に、伸縮レバー切換えスイ ッチが「ESP伸縮」位置になっており、伸縮レバー 状態ランプ(ESP伸縮)が点灯していることを確認 してください。
◆ブーム伸縮操作は、無負荷で行ってください。荷を つり上げた状態でブーム伸縮操作を行うと、伸縮自 動制御が正常に作動しない場合があります。
◆ブーム角度が小さい状態で伸縮操作を行うと、ブー ム状態によっては伸縮能力が不足して、伸縮自動制 御が正常に作動しない場合があります。
ブーム伸縮操作時は、ブーム角度を45°以上に上げ てから行ってください。
また、フルオートラフィングジブ(FLJ)を装着してい るときは、ブーム角度を77°以上に上げてから行っ てください。
◆ブーム伸縮操作は「伸縮動作完了」のメッセージが 出るまで操作を行って、Bピンをロックした状態に してください。
ブーム伸縮途中で操作を中止すると、動作中のブー ム段はBピンがフリーの状態になっています。
この状態で作業を行うと、定格総荷重の上限が定格 総荷重表のピン無最大荷重値に制限されます。
◆ブーム伸縮操作時に「B、Cピン制御時間オーバー です。」のメッセージが出て伸縮動作が停止する場 合があります。状況に応じて下記の対応をしてくだ さい。
1. ブーム角度が小さい
ブーム角度を上げてから再度ブーム伸縮操作を行っ てください。
2. エンジン回転数が低い
エンジン回転数を上げて再度ブーム伸縮操作を行っ てください。特にBピン、Cピンの挿入/抜出し位置 は、エンジン回転数を上げてください。
急激なレバー操作は荷がはずんだり、振れたり して危険です。レバー操作はゆっくりと行ってく ださい。
ブームを伸長すると作業半径が増します。ブー ムを伸長するときは、過負荷にならないように注 意してください。
誤ったブーム状態で荷をつると、ブーム破損事 故の原因になります。ブームが正しい順序で伸縮 していることを確認しながら作業を行ってくだ さい。
伸縮操作による荷の押込みおよび引込みは、行 わないでください。クレーンの損傷や事故を起こ す原因になります。
伸縮操作途中での急激な起伏操作は禁止しま す。ブーム内部を移動している伸縮シリンダが損 傷する恐れがあります。
警告
調 整 ・ 機 能 確 認
ブーム伸縮操作
◆通常伸縮操作時は、マルチディスプレイにブーム 作業またはフルオートラフィングジブ作業を登録 しておいてください。
1.ディスプレイを伸縮メニュー画面にしてください。
2. 伸縮ブロックを確認するときは、「増/次頁」キーま たは「減/前頁」キーを押してください。
◆「増/次頁」キーを押すと次ページへ、「減/前頁」
キーを押すと前ページへと、ページ単位でメニュ ー表示を変えることができます。
また、最初のページを表示しているときに「減/前 頁」キーを押すと、最後のページを表示します。
◆No.1~30の各番号は、定格総荷重表の性能番号に 対応しています。
◆前回登録されたブーム状態には○印が出ます。
◆同一色(白色または青色文字)で連なったブーム 状態が1つのブロックを表します。
◆伸縮メニュー画面にしたときは、前回登録したブ ーム状態のページ(○印の付いたページ)が最初 に表示されます。
◆通常伸縮操作時は、1/9~7/9ページに表示される 10ブロックを使用します。
Y-7 Y-7 調 整 ・ 機 能 確 認
3. 数値キーを押してブーム状態を選択した後、「セ ット」キーを押してしてください。ブーム状態が 登録されて、ブーム状態画面に変わります。
◆下図は、ブーム全縮状態からブームを全伸長(60m ブーム)する場合の画面表示状態です。
伸縮メニュー画面でNo.30の60mブームを選択し て「セット」キーを押すと、60mブームのブーム 状態画面が表示されます。
◆ブームを全縮小するときは、伸縮メニュー画面に した後、「セット」キーを押してください。
4. 操作メッセージにしたがって伸縮レバー(伸縮ペ ダル)を操作してください。登録したブーム状態 になると「伸縮動作完了」のメッセージが出ます。
また、動作完了を知らせるブザー(ピンポン、ピ ンポン、ピンポン)が鳴ります。メッセージとブ ザーを確認して伸縮レバーを中立位置に戻してく ださい。
伸縮レバーを中立位置に戻すと「伸縮動作完了」
のメッセージが消え、ブーム伸縮操作が完了しま す。
◆登録ブーム状態に達する前に操作を中止したとき は、次のようにしてください。
・ 登録ブーム状態にしたいとき
メッセージに従って、再度ブーム伸縮操作をして ください。登録ブーム状態まで自動的に伸長また は縮小します。
・ 登録ブーム状態を変えたいときや、伸長(縮小)
操作途中でブームを縮小(伸長)したいとき
「画面選択」キーを押してブーム状態画面から伸 縮メニュー画面に戻してください。そして、再度 ブーム状態を選択した後、「セット」キーを押して ブーム状態を登録してください。
◆操作メッセージと反対側の操作をしたときは、動 作しません。
◆伸縮操作完了後は、「標準画面」キーを押して標準 画面に切り換えてください。
「標準画面」キーを押さないと、ブーム状態画面の ままです。
◆伸縮操作途中で標準画面に切り換えても伸縮動作 は継続します。登録したブーム状態になると「伸 縮動作完了」のメッセージが出ます。また、動作 完了を知らせるブザー(ピンポン、ピンポン、ピ ンポン)が鳴ります。
調 整 ・ 機 能 確 認
◆下図は、ブーム全縮状態からブームを全伸長(60mブーム)するときの画面表示状態です。
Y-7 Y-7 調 整 ・ 機 能 確 認
ブーム状態の変更
1. 画面を伸縮メニュー画面にしてください。
◆ 標準画面または作業状態設定画面を表示している ときは、「2」キーを押すと伸縮メニュー画面にな ります。
◆ 伸縮メニュー画面にすると、前回登録したブーム 状態のページが表示されます。
2. 下図の要領でブーム状態を変更してください。
◆下図は、ブーム状態をNo.30の60.0mからNo.5 の31.4mに変更したときの表示例です。
3. 操作メッセージにしたがって伸縮レバー(伸縮ペ ダル)を操作してください。
◆ブロックを越えてブーム状態を変更するときは、
途中でレバー操作方向が縮小側から伸長側に変わ ります。
そのときは、ブザーが鳴る(ピンポン、ピンポン、
ピンポン)とともに操作メッセージが「伸ばし側 に操作して下さい」に変わってオペレータに知ら せます。操作メッセージにしたがって伸縮レバー
(伸縮ペダル)を操作してください。
つり荷伸縮
【留意事項】
◆ブーム伸縮操作は、無負荷で行うことが原則ですが、
やむを得ず荷をつり上げた状態でブーム伸縮操作を 行うときは、Bピンの挿入/抜出しが行われない範囲 に限定してください。
作業中はブーム状態画面でブームの伸長状態を確認 し、ピン固定位置の5%手前で操作を停止してくだ さい。
例:下図のブーム状態の場合は、2段ブームのBピ ン挿入位置が90%位置のため、伸長率が5%~85%
の範囲でつり荷伸縮操作を行ってください。
◆伸長(縮小)操作から縮小(伸長)操作へ移るとき は、その都度ブーム状態を変更してください。
つり荷状態で伸縮シリンダのみがブーム内を移 動する操作は禁止します。ブーム内部を移動して いる伸縮シリンダが損傷する恐れがあります。
伸縮増速スイッチは、無負荷でブームを伸縮す るときのみ使用してください。伸長能力が低下し ていますので、荷をつり上げた状態では使用しな いでください。