【留意事項】
◆銘柄の異なる作動油を混用すると、性状が変化して 悪影響を及ぼすことがあります。銘柄の異なる作動 油を使用するときは、全量交換してください。
◆作動油は高温状態で長時間運転すると、急速に劣化 が進行して油圧機器の寿命に悪影響を与えます。使 用温度範囲内にあっても油温が60℃を超えるよう な場合には、油温管理に注意してください。
◆低温時には作動油が流れにくくなっています。いき なり高速負荷運転を行うと、油圧機器を破損したり します。低温時にはいきなり作業に入らず、油温が 20℃前後になるまでは低速回転で暖機運転を行っ てください。
◆油圧配管の取扱いには注意が必要です。取扱いを誤 ると油漏れ・油圧機器の作動不良等の原因になりま す。配管を取り外すときは、必ず最寄りの当社指定 サービス工場に相談してください。
◆作動油タンク内や配管内にゴミ・異物水等が入ると、
故障の原因になります。作業にあたってはゴミ等が 入らないよう十分注意してください。
10.1 整備表
点 検 間 隔
250h 500h 2000h 4000h
No. 項 目 数量
毎日 3ヵ月 6ヵ月 2年 4年 油量点検 1カ所 ●
1 作動油タンク
オイル交換 2700 L(*1)
3700 L(*2) ◎ ●(*3)
2 リターンフィルタ(作動油タンク)交換 1カ所 ◎ ● 3 エアブリーザ(作動油タンク) 交換 2カ所 ● 4 ラインフィルタ(伸縮回路) 交換 1カ所 ◎ ●
5 ラインフィルタ(自動停止回路) 交換 2カ所 ●
◎:初回のみ
(*1): タンク容量
(*2):全容量
(*3): タダノ純正作動油「タダノハイドロリックオイルLL」以外の作動油を使用した場合の交換間隔は、
2000hまたは2年毎としてください。
稼働直後は作動油や油圧機器が高温になってい ます。温度が下がってから作業を行ってくださ い。
エンジン停止状態でも、高圧がかかっている場 所があります。不用意に分解作業を行うと重大な 人身事故の原因になります。油圧機器や配管、継 手を分解することは禁止します。
警告
Y-8 Y-8 点 検 ・ 整 備
10.2 油量点検(作動油タンク) 「毎日」
【留意事項】
◆作動油を交換したときは、油圧ポンプの吸入側にエ アが残っています。エア抜きが必要です。エア抜き を行わないまま油圧ポンプを回転させると、油圧ポ ンプを破損します。作動油の交換、エア抜きが終わ るまでは油圧ポンプを回さないでください。
◆オイルは、初回のみ250時間または3カ月で交換し てください。
それ以降は
・4000時間または4年毎に交換してください。
(タダノ純正作動油「タダノハイドロリックオイ ル LL」を使用した場合)
・2000時間または2年毎に交換してください。
(「タダノハイドロリックオイル LL」以外の作動 油を使用した場合)
◆作動油と同時にリターンフィルタを交換してくだ さい。
油量点検
1. クレーンを走行姿勢にして平坦な場所に設置して ください。
2. 油面計で油量を点検してください。油面計は油温 変化による体積変化を考慮して温度表示していま す。点検時の油温に対応する位置をHレベルとし、
0℃の位置をLレベルとして点検してください。
不足していれば、作動油タンクのキャップを取り 外して給油口より補充してください。
【留意事項】
◆イージースカイピンブーム装着時は、伸縮シリンダ を全縮小にて点検してください。
-例-
点検時の油温が20℃のときは、油面計の20℃と 0℃の間に油面があれば適量です。
◆油温が0℃以下のときは、油面計の0℃の位置が適 正レベルです。
点 検 ・ 整 備
10.3 オイル交換 (作動油タンク)
「4000 時間または 4 年毎」
オイル交換
1. クレーンを走行姿勢にして平坦な場所に置いてく ださい。
2. 給油口のカバーを取り外し、給油ポンプを使用し てタンク内の作動油をドラム缶等の容器に抜き取 ってください。
3. タンク下面のドレーンプラグを取り外し、作動油 を完全に抜き取ってください。
4. タンク内を点検し、ゴミ・異物があれば清掃して ください。
5. ドレーンプラグを清掃し、シールテープを巻いて 締め 付けてください。
6. 油面計で油量を確認しながら、タンク内に新しい 作動油を入れてください。
7. 作動油タンクのカバーを取り付けてください。
8. 油圧ポンプのエア抜きを行ってください。
9. 再度油量を点検してください。不足していれば、
補充してください。
10.4 リターンフィルタの交換(作動油タンク)
「500 時間または 6 カ月毎」
1. 作動油タンク上面のカバーを取り外して、リター ンフィルタを取り出してください。
◆フィルタエレメントから完全に作動油を落として からタンクから抜き取ってください。
2. リターンフィルタのスナップピンを抜き、ナット を取り外してください。
3. フィルタエレメントを新しいものに交換して、リ ターンフィルタを組み立ててください。
4. リターンフィルタをタンクに組み込み、カバーを 取り付けてください。
Y-8 Y-8 点 検 ・ 整 備
10.5 ラインフィルタの交換(伸縮回路)
「500 時間または 6 カ月」
◆取り付け位置:運転室後方カバー(前から4つ目)
の内側、エアクリーナ前方の旋回フレーム左側に あります。ケースを外してフィルタエレメントを 交換してください。
10.6 エアブリーザの交換(作動油タンク)
「500 時間または 6 カ月毎」
ボルトを緩め、カバーを外しエレメントを取り外し てください。エレメントを新しいものに交換してく ださい。