4.1 起伏シリンダストローク調整要領
シリンダ番号
① ② ③
シム調整前の全伸長さ
Lmax(mm) 9721±1.0 9721±1.2 9721±1.0
①と③の全伸長時の長さLmax①、Lmax③を測定する。
(Lmax①-Lmax③)≦0.5mm、(Lmax③-Lmax①)≦0.5mm の時、調整不要 (Lmax①-Lmax③)>0.5mmの時
③にシムを追加し、(Lmax①-Lmax③)<0.5mmとする。
(Lmax③-Lmax①)>0.5mmの時
①にシムを追加し、(Lmax③-Lmax①)<0.5mmとする。
②の全伸長時の長さLmax②を測定する。
Lmax①と Lmax③のどちらか長いシリンダと比較して、Lmax②が+1.0mm~+2.0mm に なっているか(同じシムを再使用して)確認します。範囲内にない場合は、ヘッドカバー を取り外し、下記場所にシムを追加して調整します。
シリンダ①、③ シリンダ②(モーメント検出器付)
ストローク調整法
① ② ③
Lmax①≧Lmax③ Lmax① Lmax①+1.0~+2.0 Lmax①-0.5~0 全
伸
長
時
調整後の
Lmax Lmax③≧Lmax① Lmax③-0.5~0 Lmax③+1.0~+2.0 Lmax③
Y-7 Y-7 調 整 ・ 機 能 確 認
5. 作動確認(ブーム伸縮操作)(メインブーム (MB), テレブーム (TB) 仕様)
5.1 操作装置
【留意事項】
◆本操作装置のスイッチには、イージースカイピン(ESP)仕様が含まれています。メインブーム(MB),テレブーム (TB)仕様にはイージースカイピン(ESP)仕様に関係するスイッチは装着されません。
調 整 ・ 機 能 確 認
伸縮レバー切換えスイッチの使い方
伸縮レバーの機能は、伸縮レバー切換えスイッチ の位置によって下表のように変わります。
作業内容に応じて適正位置に切り換えてください。
伸縮レバー切換えスイッチの「Mウインチ」およ び「BSシリンダ」位置は、ラフィングジブ作業時 に使用します。詳しくは別冊の「ラフィングジブ」
の取扱説明書を参照してください。
伸縮レバー切換 B Sシリンダ
M ウインチ
TB 伸縮 M B 伸縮 伸縮レバー切換 B Sシリンダ
M ウインチ
TB 伸縮 M B 伸縮 伸縮レバー切換 B Sシリンダ
M ウインチ
TB 伸縮 M B 伸縮
スイッチ位置 ランプ表示 伸縮レバーの機能
伸縮レバー切換 B Sシリンダ
M ウインチ
TB 伸縮 M B 伸縮 FLJ伸縮
FLJチルト ESP 伸縮
伸縮レバー状態
M B 伸縮 TB 伸縮 M ウインチ B Sシリンダ ES P伸縮 FLJチルト FLJ伸縮
FLJ伸縮
FLJチルト ESP 伸縮
ES P伸縮 FLJチルト FLJ伸縮
FLJ伸縮
FLJチルト ESP 伸縮
ES P伸縮 FLJチルト FLJ伸縮
FLJ伸縮
FLJチルト ESP 伸縮
ES P伸縮 FLJチルト FLJ伸縮 モニター
O FF自動 手動 1234T V
N E A RFA R FO C U S
伸縮レバー状態
M B 伸縮 TB 伸縮 M ウインチ B Sシリンダ
モニター
O FF自動 手動 1234T V
N E A RFA R FO C U S
伸縮レバー状態
M B 伸縮 TB 伸縮 M ウインチ B Sシリンダ
モニター
O FF自動 手動 1234T V
N E A RFA R FO C U S
伸縮レバー状態
M B 伸縮 TB 伸縮 M ウインチ B Sシリンダ
モニター
O FF自動 手動 1234T V
N E A RFA R FO C U S
メインブーム(M B ) 伸縮操作
テレブーム(TB ) 伸縮操作
主巻ウインチ操作 (L/J作業)
B S シリンダ操作 (L/J作業)
IWY05-078010
5.2 メインブーム(MB)伸縮操作
【留意事項】
◆ブームを伸長した状態で時間が経つと、作動油の温 度変化によってブームがわずかに伸縮します。例え ばブーム伸長量が5mとして、作動油の温度が10℃
低下すれば約40mm縮小します。ただし、伸縮量は 温度変化の他にブーム伸縮状態、ブーム角度、潤滑 状態等の要因によって異なります。
ブームの縮小防止には、次のことが役立ちます。
1. 固定ピンを使用しなくてもよい荷重条件であって も固定ピンを入れる
2. 高温になった作動油でブームを伸長しない。
3. 適度にブーム伸長操作をする。
メインブームは3段順次伸縮方式で、各段をブー ム固定ピンで固定します。
メインブームの伸縮操作は伸縮レバー、伸縮ペダ ル、次段ブーム伸長スイッチ、伸縮レバー切換え スイッチを操作して行います。
伸縮速度の調整は、増速選択スイッチの切換え、
伸縮レバー(伸縮ペダル)の操作量、およびアク セル操作で行ってください。
急激なレバー操作は荷がはずんだり、振れたり して危険です。レバー操作はゆっくりと行ってく ださい。
ブームを伸長すると作業半径が増します。ブー ムを伸長するときは、過負荷にならないように注 意してください。
誤ったブーム状態で荷をつると、ブーム破損事 故の原因になります。ブームが正しい順序で伸縮 していることを確認しながら作業を行ってくだ さい。
伸縮操作による荷の押込みおよび引込みは、行 わないでください。クレーンの損傷や事故を起こ す原因になります。
警告
Y-7 Y-7 調 整 ・ 機 能 確 認
◆ブーム長さとブーム伸縮順序を下図に示します。
IW Y05‑078011 伸
縮 14.5m
18.5m
22.5m
26.5m
30.5m
トップブーム 2段目ブーム
ベースブーム
ブーム伸長操作
◆ここではブームを全縮小状態から全伸長する手順 を記載しています。
1. 伸縮レバー切換えスイッチを「MB伸縮」位置にし てください。
◆伸縮レバー状態ランプ(MB伸縮)が点灯している ことを確認してください。
2. 伸縮レバー(または伸縮ペダル)を(伸長)側に 操作して2段目ブームを伸長してください。
◆ブームの伸長に応じてフックを巻き下げてくださ い。
3. 2段目ブームが全伸長したら、伸縮レバー(また は伸縮ペダル)を中立位置に戻してください。
4. ピン固定操作を行って、2段目ブーム固定ピンを 入れてください。
◆操作方法は「ブーム固定操作」の節を参照してく ださい。
5. 次段ブーム伸長スイッチを押しながら、伸縮レバ ー(または伸縮ペダル)を(伸長)側に操作して トップブームを伸長してください。
◆次段ブーム伸長スイッチは、トップブームが伸び 始めるまで押してください。トップブームが伸び 始めれば、スイッチから手を離してください。
6. トップブームが全伸長したら、伸縮レバー(また は伸縮ペダル)を中立位置に戻してください。
7. ピン固定操作を行って、トップブーム固定ピンを 入れてください。
◆操作方法は「ブーム固定操作」の節を参照してく ださい。
調 整 ・ 機 能 確 認
ブーム縮小操作
◆ここではブームを全伸長状態から全縮小する手順 を記載しています。
1. 伸縮レバー切換えスイッチを「MB伸縮」位置にし てください。
◆伸縮レバー状態ランプ(MB伸縮)が点灯している ことを確認してください。
2. ピン固定解除操作を行って、トップブーム固定ピ ンを抜いてください。
◆操作方法は「ブーム固定操作」の節を参照してく ださい。
3. 伸縮レバー(または伸縮ペダル)を(縮小)側に 操作してトップブームを縮小してください。
4. トップブームが全縮小したら、伸縮レバー(また は伸縮ペダル)を中立位置に戻してください。
5. ピン固定解除操作を行って、2段目ブーム固定ピン を抜いてください。
◆操作方法は「ブーム固定操作」の節を参照してく ださい。
6. 伸縮レバー(または伸縮ペダル)を(縮小)側に 操作して2段目ブームを縮小してください。
7. 2段目ブームが全縮小したら、伸縮レバー(または 伸縮ペダル)を中立位置に戻してください。
5.3 テレブーム(TB)伸縮操作
【留意事項】
◆伸縮ペダルでテレブーム伸縮操作はできません。テ レブーム伸縮操作は伸縮レバーを使用してください。
◆ブーム伸長時はメインブームを全伸長した後、テレ ブームを伸長してください。ブーム縮小時はテレブ ームを全縮小した後、メインブームを縮小してくだ さい。
操作手順を間違えるとチャイムが鳴り、マルチディ スプレイに「この状態での性能はありません」とい うメッセージが出ます。メッセージが出たときは、
下記操作を行ってブームを正規の状態に復元してく ださい。
1. MB非全伸状態でTB伸長操作をしたとき TBは伸長しないので、MB伸縮に切り換えてMB を全伸長する。
2. TB非全縮状態でMB縮小操作をしたとき
MBが縮小するので、AML非常スイッチを使用し ながらMB伸長操作をしてMBを全伸状態に戻し た後、TBを全縮小する。
テレブームは3段順次伸縮方式で、各段をブーム 固定ピンで固定します。
テレブームの伸縮操作は伸縮レバー、次段ブーム 伸長スイッチ、伸縮レバー切換えスイッチを操作 して行います。
伸縮速度の調整は、増速選択スイッチの切換え、
伸縮レバーの操作量、およびアクセル操作で行っ てください。
◆ブーム長さとブーム伸縮順序を下図に示します。
なお、ブーム長さはテレブーム作業時のメインブ ームとテレブームの合計ブーム長さを示し、( ) 内はテレブーム単体のブーム長さを示しています。
伸
縮 28.1m (14.1m ) 32.1m (14.1m ) 36.1m (14.1m ) 40.1m (14.1m ) 44.1m (14.1m ) 48.7m (18.7m ) 53.3m (23.3m ) 57.9m (27.5m ) 62.5m (32.5m )
メインブーム ベースブーム 2段目ブーム
トップブーム
IW Y05‑078014
メインブーム(MB)伸縮操作時と同じ注意を払 ってください。
警告
Y-7 Y-7 調 整 ・ 機 能 確 認
ブーム伸縮操作
テレブームの伸縮操作は、伸縮レバー切換えスイッ チの位置が異なるだけで、他はメインブームの伸縮 操作と同じです。
伸縮レバー切換えスイッチを「TB伸縮」位置にして、
メインブームと同要領で操作してください。
◆伸縮レバー状態ランプ(TB伸縮)が点灯している ことを確認してください。
◆伸縮ペダルは使用しないでください。伸縮ペダル で伸長操作を行うと、誤動作(メインブームのト ップブームが伸長)します。
5.4 ブーム固定操作
ブーム固定操作とは、メインブーム(MB)およびテレ ブーム(TB)側面の固定ピンでブーム間をピン固定 することです。
作業状態に応じてブームを正しく固定してください。
1. MB、MB+FB、MB+FB+FB作業
MBをピン固定することを基本操作とします。
ピン固定しない場合は、最大定格総荷重が制限さ れます。
2. MB+TB作業
・TBが14.1m(全縮)で、MBが18.0m 以上の場合 MBをピン固定することを基本操作とします。
ピン固定しない場合は、最大定格総荷重が制限さ れます。
・TBを伸長させる場合
MBを全伸長してMBをピン固定してください。
MBをピン固定しないと誤操作になります。
・MBが30.0m(全伸)で、TBが18.7m 以上の場合 TBをピン固定することを基本操作とします。
ピン固定しない場合は、最大定格総荷重が制限さ れます。
3. MB+L/J、MB+FB+L/J、MB+FB+FB+L/J作業 MBをピン固定してください。MBをピン固定しな いと誤操作になります。
◆ブーム固定用のピン穴位置は、各ブームとも中間 伸長位置と全伸長位置の2カ所あります。
メインブーム(M B )
テレブーム(TB )
固定ピン
固定ピン
IW Y05‑078015
ピン固定操作
【留意事項】
◆ピン固定位置までブームを伸長した後、ピン固定し てください。前もってピン固定操作をして、固定ピ ンをブーム側面に擦らしながらブームを伸長するよ うな操作は行わないでください。
◆伸縮シリンダで直接荷重を受けると、伸縮機構を損 傷します。ピン固定後、ブーム縮小操作をしてブー ムを固定ピンに当て、固定ピンで荷重を受けるよう にしてください。
1. 2段目ブームをピン固定するブーム長さまで伸長 してください。
2. ブーム固定ピンスイッチを(固定)側にして、2 段目ブーム固定ピンを入れてください。
◆メインブーム伸長時はブーム固定ピンスイッチ (2B)、テレブーム伸長時はブーム固定ピンスイッ チ(2TB)を操作してください。
連結ピン 上 下
固定ピン 3B2B2TB3TB
ブーム固定ピンスイッチ(3TB )
中間伸長時ピン固定穴 ピン固定
ブーム固定ピンスイッチ(2TB ) ブーム固定ピンスイッチ(3B ) ブーム固定ピンスイッチ(2B )