=二 現 I賃 芋
:ズ 踊 イ
F出側 子暑り
I子 無 し
助 度 」 を幾分 高 め るが 、子有 り娘 につ いて は全 く相関 を示 さない。
有 配 偶 。子無 し娘 は「 子 と しての規範 」 を強 く抱 くほ ど、母 への援 助 を高 く報告 す る (表
5‑5)。
仮説 設 定 の際 、三 つ の規範 構造 変数 は活動 次元 のみ と関 わ ると考 ´ え 、感 情 次元 との相関 を想定 しなか った。 と ころが「 情緒 的親密性 」 の回帰 分析 (表
5‑6)の
結 果 、「 子 の生殖 家族 の 自律性規 範 」が 情 緒 構 造 とか かわ る こ とが判 明 した。「 子 の生 殖 家族 の 自律性規 範」 を強 く抱 く有配 偶・ 子無 し娘 は、
母 との低 い「 接触度 」 を報告 しな いが 、母 に対す る低 い「 情 緒 的親 密 度 」 を表 出 して い る。
また「 親 と しての規 範」 は、結 婚 した娘 の母 の認知 において、高 い「 情 緒 的親 密度 」 と結 びつ いて い る (表
5‑6)。
特 に「 親 と し表
5‑6
情 緒 的親密 性 の回 帰分 析娘 の ラ イフ ステージ 価値の一致 接触
援助:母から娘 援助:娘から母 年 齢差
教育程度差 有職同士 無職同士
l也コ里會
'『
巨吉1 母 :子 ども数 娘 :子 ども数 娘 :末 子年齢 規範ミ 規範B 規範C Rc8ression S(luare
N
娘 の 認 知
2
1
。33***
.06
.341 .02 .22
‐。27
3 .33***
‐.22 .01
。16
母の 認知
2
。48***
‐.03 .01
‐。09
‐。20 .Ol
‐。31*
‐.17
3
.16 .10
‐。211 .09
‐.06
‐.07
‐。14 .03 .03
‐。15
。07
‐,04
‐。14
‐.00 .09 .06
‐.02 .07
‐.16
。11
‐.17
‐.13 .05
。21 142
。33 88
,12 .36**
.04
。26 154
‐。36**
‐.06
。13
***p<.001 **p<.ol l,く 。o5 +pく 。lo
オ ク
知見
3
娘 の ライフ コー スの進 展 (結 婚・ 親役割取 得)に
と もて の規 範 」意 識 を強 く抱 く子 持 ち娘 の母 は、「 母 か ら娘 への援助度」
を有意 水準 に達 す るほ ど高 く報告 しな いが、娘 に対 す る「 情 緒的親 密 度 」 を高 く表 出す る。
以上 の結 果 か ら仮説
4群
で の知見 を ま とめ る。知見
4
当≧ の ライフコー スの進展 にともな う「 規範構造 」の 変 化 は、親 子 の「 情緒 的親 密性」、「 接触 」、「 援助 交 換 」 の あ り方 に影響 を与 え る。知 見
4‑1
娘 の結 婚 によ って母 の「 子 の生殖 家族 の 自律 性規 範 度 」 が高 くな る。「 子 の生 殖 家 族 の 自律性 規 範」 を強 く抱 く結婚 した娘 の母 は、娘 との低 い「 接 触 度 」 を報告 す る。
知見
4‑2
「 親 と して の規範 度 」 は、中期 母 娘関 係 にお いて しだい に強 くな る。*
知見
4‑3
「 子 と して の規範度 」 は、中期 母 娘関 係 にお いて 変 化 しな い。「 子 と して の規 範」 を強 く抱 く有配 偶 。子 無 し娘 は、「 娘 か ら母 への援助 度 」 を幾分 高 く報 告 す る。知見
4‑4
「 子 の生 殖家 族 の 自律 性 規範 」 を強 く抱 く有 配 偶・ 子無 し娘 は、母 との「 情緒 的親密度 」 を低 く報 告 す る。
知見
4‑5
「 親 と して の規範 」 を強 く抱 く子 有 り娘 の母 は、娘 との「 情緒 的親密度 」 を高 く報 告す る。
③仮説
5群
の検証仮説
5
母 娘 の共有 体験 は、母 娘 の「 価値 の一致度 」、「 情緒 的 親密度 」 を高 め、非 共有 体験 は、母 娘 の「 価値 の一 致 度 」 、「 情緒 的親密度」 を低 め る。仮説
5群
は、母娘 の共有体 験変 数 と「 価値 の一致 」 、「 情 緒 的親 密 性 」 の相関 に関 す る仮 説 群 で あ る。仮説
5‑1
母娘 の社 会経 済 的地位 の共有 は、「 価 値 の一 致度 」 、「 情緒 的親密 度 」 を高 め る。
現 在 の母 と娘 の社会 経 済的地位 の共 有 す なわ ち「 有 職 同士 」、「
無 職 同 士 」 と「 価値 の一致 」 。「 情緒 的親密 性」 の相 関 は、娘 の認 知 につ いて は全 く認 め られな い。 また「 情緒 的親 密性 」 で は仮説 を 反 証 す る結 果 がでてい る。有 職 同士 で あ る有 配偶・ 子 無 し、子有 り 娘 の母 は、娘 との「 情 緒 的親 密度 」 を低 く報 告す る (表
5‑6)。
「 価値 の一致 」 につ い て は、有職 同士 の有配 偶 0子無 しの母 と、無 職 同士 の子有 り娘 の母 が、高 い「 価値 の一致 度」 を報 告す る (表 5
‑7)。
仮説
5‑2
母娘の教育程度の差 は、「 価値の一致度」、「 情緒 的親密度」を低め る。表
5‑7
価 値 の一致 の回帰 分析娘のライフ
:
娘の認知1
母の認知情緒 接触 援助 援助 年 齢 教 育 有職 無職 地 母 娘 娘 規 規 規 Regres Square
N : 142 88 154 : 142 88 154
***pく。001 **pく .01 *pく 。05 +pく。lo
ステージ 1 2 3 1 2 3
緒的親密性 触
助:母から娘 助:娘から母
。31** 。27* 。35***
。26* .04 ,02 .24 .14
。28+ .05
。27* .46*** .16 .14 ‐,02 .17 .10 ‐.04 .15 。27*
齢差 育程度差 職同士 職同士
.09 .16 ・ ‐.07
‐.06 .15 .08 .01 ‐.07 .12
‐.05 .06 .17
.16 .23 .03
‐。29* ‐,02 .06
‐.16 .28* 。11
.02 ‐.03 .23*
理里0,FE寓1 :子ども数 :子 ども数 :末子年齢
.02 ‐.12 ,01
‐.06 ‐.02 ‐.01
‐。09 .00
い。04 .30* .02 .20 ,07 ‐.07
.05
‐.07 範
範 範
‐。11 ,02 ‐。10 .06 .04 ‐.06
。13 ‐。08 .09
。11 ‐.07 ‐.00
‐。14 ‐。20 。i3
‐。32* .04 ‐。17
ression 。26 .46 .22 。21 .38 。26
本 調 査結 果 で は、母 娘 の教 育程 度差 が感情 次 元 に及 ぼす影 響 を部 分 的 に しか認 め る ことが で きなか った。有意 な相 関 を示 した の は、
未婚娘 の母 の認知 にお いて だ けで あ る。 未婚 娘 の母 は 、娘 との教 育 程 度 の差 が大 きい ほ ど (母の学歴 が低 いほ ど)、 娘 との「 価 値 の一 致 度 」 を低 く報告 す る。 しか し、結 婚 後 の娘 に対 す る「 価値 の一致 度 」 に は教育 程度 差 は全 く影 響 を及 ぼ して い ない。
仮説
5‑3
母 娘 の年 齢差 は、「 価 値 の一 致度 」、「 情緒 的親密 度 」 を低 め る。年 齢 差 は、「 価値 の一致度 」 に も「 情緒 的親密度 」 に も影 響 を及 ぼ して い ない。
以上 の分析 結果 に基 づ いて、仮説
5群
につ いて の知 見 を列 挙す る知見
5
母 と娘 の共 有 体験 は、母 の「 価値 の一致度 」 を高 め、非 共 有 体験 は母 の「 価値 の一致度 」 を低 め る。
知見
5‑1
母 娘 の社 会経 済 的地 位 の共有 (有職 同 士・ 無 職 同 士)は
、有配 偶 の娘 の母 の「 価値 の一致 度」 を高 め る。知見
5‑2
母 娘 の教 育程 度差 は、未 婚娘 の母 の「 価 値 の一致 度 」 を低 め る。(注
1)Rossi,A.S.&Rossl,P.H.,1990,Of Human Bonding:
Parent―Child Relations Across the Life Course, New York: Aldine de Cruyter.
第
3節
考察この第五章 で は、中期 母娘 関係 の発達 的変 化 を捉 え る指標 を検討 し、本 研究 で提起 した中期親 子関 係研 究 の理 論的 モデ ルの検 証 を行 な った 。
その結 果 、 まず第一 に、中期母娘関 係 の発 達 的変化 を捉 え る指 標 と して 、「 娘 の結 婚」 、「 娘 の親役割 取得」 とい う娘 の出来 事経験 が有効 で あ る ことを確 認 した。
なぜ 母 の出来事経験 や母娘 の年齢 よ り も、娘 の出来事経験 が母娘 関 係 に変 化 を もた らす のか。 これ は、「 娘 の結婚 」、「 娘 の親役割 取 得 」 とい う出来事経 験 が、母娘 の対 等性 を確立 す る契機 とな って
い るた めであ ろ う。
親 子 は、基 本 的 に子 の成 人期 への移 行 によ り対等 な関係 に到達 す る。 しか し、現代 のよ うな青 年期 と成 人期 の境 界が不 明確 な モ ラ ト リア ム社 会で は、成人 期 への移行 を、単純 に子 の年齢 あ るい は特定 の 出来 事経験 によ り確 認 す る ことは難 しい。 個 々の親 子 には、子 の 出 来事 経験 (例 えば、学 卒 、初就 職 、離家 、結婚 な ど
)と
親 の出来 事 経験 (例え ば、失業 、職業 的引退 、子離 れ期 へ の移 行 な ど)が
複 雑 に結 びつ い た成 人期 へ の移 行過程 が あ る。 それ ゆえ、本調 査結 果 は、 これ らの多種 多様 な出来事経験 の うち、「 娘 の結婚 」、「 娘 の‑192‑
親 役割 取 得 」 とい う出 来事経 験 が 、母 娘関係 に与 え る影響力 が相対 的 に強 い ことを確 認 した にす ぎな い。
また成 人期 への移行過程 に は、性差 が存在 す る。親 子 を対 等 な関 係 へ と導 く出 来事経験 の なか で も、離 家 によ る生活上 の独立 や就 職 に よ る経 済的 自立 よ り も、結 婚 や親役割 取得 によ る家庭 生活 上 の独 立 が 、女 性 に とって大 きな意 味 を もつ のか も しれ ない。 今後 、「 娘 の離家 」 、「 娘 の初就 職」 な どの他の出来事経験 との比較検 討が必 要 で あ ろ う。 また 、他 の ダイア ドで再 検証 を試 み る ことで、中期親 子 関係 の発達 的変 化 の一般 的指標 とみ なす こ とがで きるのか、 あ る い は中期 母娘 関係 に限定 的 な指標 なのか を確 認す べ きで あろ う。
人 々 が 中期 で経験す る出来事 は多種 多様 で あ り、今 回指標 と した 標 準 的 出来事 よ り も、非 標準 的出来事 経験 の方が は るか に大 き く影 響 す る こ と もあ り得 よ う。 中期 の母 と娘 は、 と もに多様 な成 人期 の ライ フ コー スを歩 んで い る。 それ ゆえ 中期母娘関 係 は、母娘 の年齢 や母娘 の標準 的出来事経験 とい う、人生 の標準 的時刻 表 に左 右 され な い可能 性 もあ る。 それ に もかか わ らず、今 回の数量 的分析 で は、
「 娘 の結 婚 」 、「 親役割取得 」 とい う標準的 出来事 が 中期母 娘関 係 を規定 す る重 要 な出来 事経験 であ るこ とが確 認 された。 中期 母娘関 係 は、 未婚 、有配偶・ 子無 し、子有 りとい う娘 の ライ フステー ジに よ り異 な った様相 を呈 す る。 この娘 の ライフ ステー ジによ る相違 が