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Fig. ill‑36. K町 otypesof Japanese p町 otfish, spotted parrot fish and山 町hybrid(stained with Gimsa回lution).SM, submetacentrics; ST, subtelocentrics; A, acrocentrics.
Japanese parrot fish
Hybrid
Spotted parrot fish
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Fig. ID‑37. Karyoザpesof Japanese paπot fish, spotted p町 otfish and their hybrid (stained with AgN03 solution). Arrows show the nucleo¥us organizer regions. SM, submetacentrics; ST, subte¥ocentrics; A, acrocentrics.
ンダイでは,いずれの個体も移動度の異なるイシダイおよびイシガキダイ由来 の対立遺伝子をヘテロ接合にもつ中間型のバンドを示した。
イシダイ,イシガキダイおよびキンダイの染色体をFig. III‑36 (ギムザ染 色)および、Fig. III‑37 (N‑バンド染色)に示した。イシダイおよびイシガキダ イの染色体数も2n=48で,イシダイの染色体構成はSM型 l対, ST型 1対, A型 22対で,イシガキダイはSM型l対, ST型2対, A型21対であった。キンダイ の染色体数も48でその構成は, SM型が2,ST型が3,A型が43で,イシダイ とイシガキダイからそれぞれ半数ずつの染色体を受け継いでいた。仁形成部位 は,イシダイおよびイシガキダイともにSM型染色体に l対それぞれ認めら れ,キンダイも同様であった。
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‑3‑3. 考 察魚類の場合,異魚種の精子による卵の受精の結果が必ずしも 2倍性の雑種に なるとは限らず 3倍体雑種や雌性発生2倍体が生じることがコイ科,サケ・
マス類およびドジョウ類の交雑で報告されているo 116)しかし,今回調べた交 雑魚のアイソザイムおよび染色体分析の結果 いずれの交雑魚の染色体も両親 の半数セットの和で構成された 2倍体雑種であることが確認された。アイソザ、
イム分析の結果からマダイとクロダイとの問およびマダイとヘダイとの聞で互 いに共通する対立遺伝子をもたない遺伝子座が認められた酵素は,調べた13酵 素中いずれも 7酵素であヮた。しかし イシダイとイシガキダイとの間でのそ れは, 13酵素中 4酵素と少なく,イシダイとイシガキダイが互いに遺伝生化学 的に近縁であることが示唆された。一方,染色体構成においても,マダイとク ロダイおよびマダイとヘダイとの聞ではSM型染色体およびA型染色体の数に差 がみられたが,イシダイとイシガキダイとの間ではST,A型染色体1対に相違 がみられただけで両者の染色体構成は極めて類似していた。即ち,アイソザイ ム分析による結果と染色体分析による結果とはよく一致しており,イシダイと イシガキダイとの間の遺伝的距離が マダイとクロダイおよびマダイとヘダイ とのそれらよりも比較的近い位置にあることが示唆された。このような質的形 質の差異から推察される各親魚種間での遺伝的な隔たりの大きさの違いは,マ クロダイおよびマヘダイが不妊性であり,キンダイに妊性があるといヮたよう なそれぞれの交雑魚の獲得形質の違いとなんらかの関連性があることが推察さ れた。
第W章 導 入 に よ る 品 種 改 良
N ‑1 . 日本マダイと香港マダイとの成熟・産卵期の比較117)
日本近海で漁獲される天然のマダイや,現在わが国で一般に養殖されている マダイ(以後,日本マダイと呼ぶ)は,いずれも春から夏にかけて水温の上昇
とともに生殖腺が発達して成熟期に入り,通常160C以上になると産卵を開始す る118‑121)
。
1980年頃から香港で漁獲されたマダイ(以後,香港マダイと呼ぶ)の稚魚 を日本へ輸入して養殖するようになった。ところが 日本で養殖された香港マ ダイの成熟,産卵は日本マダイと異なり,水温が下降する秋から始まることが 経験的に知られているO しかし その産卵生態に関する詳細な報告はまだほと
んどなされていない。そこで本研究では香港マダイの稚魚を親魚にまで養成 し,人工採卵して得た稚魚を網イケスで約4年間育成し,その成熟,産卵時期 などを日本マダイと比較した。
町 一 1ー 1. 材料および方法 (1) 供 試 魚
三重県所在の水産会社が1982年に香港マダイの稚魚を輸入し,養成した中 の雌雄合わせて300尾を1985年3月に購入し 同年 4月にこれら(平均体重 1,115 +225g,平均全長 39.3士1.3cm; n=4)から人工採卵し,癖化仔魚を得 た。同じ日に当実験場で育成した日本マダイ親魚(本研究所で選抜育種39)した もの:平均体重 1,225土62g,平均全長 39.7+1.4cm;n=4)からも同様にし て鮮化仔魚を得た。両者の仔魚を各500
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容水槽に収容し 解化後49日目まで 飼育した後,田辺湾に設置した網イケスに沖出ししてその後の育成に供した。当歳魚養成用には3.0X3.0X3.5mの網イケスを用い,各700尾ずつ収容した。
魚体が大きくなった 2‑‑‑‑‑3歳魚用としては7.2X7.2X4.5mの網イケスを用い た。 4歳魚用としては飼育尾数を各50尾に調整したので前者の規格の網イケス を用いた。餌料としては冷凍マイワシ,イカナゴ,マサバ,およびそれらに配 合飼料を加えたモイストベレットを投与した。
( 2 )
成 熟 度 調 査生殖腺指数 (GSr=102X生殖腺重量/魚体重)を算出して成熟度を比較するた めに, 1988年10月(鮮化後3年7ヶ月)から翌年7月までの聞に各10‑‑‑‑‑13尾
ずつを約 1ヶ月毎に計8回サンプリングし,生殖腺を摘出して雌雄を判定した 後,生殖腺重量と魚体重を測定したO また,生殖腺の一部をホルマリン固定
し,組織標本の作製に供した。
(3) 産 卵 生 態 調 査
香港マダイの親魚としては, 1985年に解化後約3年6ヶ月間養成飼育した 雌160尾(平均体重 1,510 +300g, n=5)および雄90尾(平均体重1,440+
305g, n=5) を用いた。 1988年11月8日に海面イケスから100m3容循環j慮、過式 水槽に収容した。飼育水槽とj慮、過水槽の循環は 1日当たり約14回転,外海水の 注入は 1日当たり飼育水量の約70%として飼育水温と外海水温との差を最小限 にし,電照は行わず,できるだけ自然条件下で産卵させた。なお,水温が150C 付近に低下し,産卵を全く停止したのち,水温を250Cまで徐々に上昇させ,そ
の後の産卵状態を観察した。
N‑1‑2. 結 果 お よ び 考 察 (1) 成 熟 度
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1988.10.1 1988.12.1 1989.2.1 1989.4.1 Sampling date
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1989.6.1 1989.8.1 Fig. IV‑ ,lChanges in gonado‑somatic index offemale red sea bream
from Hong Kong and from Japan.
a Significant1y different from the values ofthe Japan 伊<0.01).
10月に第 l回目の成熟調査を実施し,その後約 1ヶ月日毎に行ったGSIの経 時変化を比較してFigs. IY‑1および1Y‑2に示したD 香港マダイ雌のGSIは10月 27日(水温23.4
O C )
に平均0.86土0.36(n=7)であったが,約 1ヶ月後の11月2126 U 24
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1988.10.1 1988.12.1 1989.2.1 1989.4.1 1989.6.1 1989.8.1 Sampling date
Fig. IV‑2. Changes in gonado‑somatic index ofmale red sea bream from Hong Kong and from J apan.
a Significant1y different from the values ofthe Japanese strain 伊<0.01).
日(水温19.00C) には3.3土2.8(n=4)となり 4尾中2尾 が5以上であヮたO ま た,卵巣の組織学的観察(Fig. IV‑3)からも卵黄球期から成熟期の卵122)が多数認 められた。これより 11月において既に産卵可能なステージにまで成熟してい ることが分かったO マダイの産卵期におけるGSIは5から10程度と報告されて いるが123),本実験における香港マダイでは 5以上のGSI値 が4月まで続いた。
一方, 11月に測定した日本マダイ雌のGSIは0.82+0.14(n=6)で,測定した6尾 すべてが1.0以下であった。翌年 1月(水温14.80C) に測定した値(1.48士0.38, n=4)も香港マダイに比べ著しく低かった(p<0.01)。しかし 2月の測定では4.1
土2.0(n=5)と高くなり,その後,同様のの値が5月中旬まで続いた。次に,香 港マダイ雄のGSIは, 11月に5.4+2.9(n=6)となり,雄の約80%に二次性徴の体 色黒化と放精が認められ これが4月まで続いた。一方 日本マダイ雄の10月 から 12 月まで(水温23 .4 ~13.3 OC)のGSIは香港マダイのそれに比べ,著しく 低かったが(p<O.Ol),その後徐々に高くなって2月には 6尾中3尾が放精し,こ れが6月まで続いたO これらの結果から 香港マダイの成熟は雌雄ともに日本 マダイより早い時期,すなわち11月には既に始まり,翌年4月まで続くことが 実証された。
(2) 産 卵 生 態
陸上の循環漉過式水槽における香港マタ郁イ親魚の自然産卵数と水温との関係
Fig. IV‑3. Histological sections of ovaries and testes of red sea bream from Hong Kong and from Japan in 21 November, 1988. A: Ova‑
ry ofHong Kong strain (Body weight 1,810 g; totallength 48.0 cm; GSl 6.l2) . Oocytes in yolk globule stage and maturation stage are observed. B: Ovary of Japan strain (Body weight 2,330 g; totallength 52.8 cm; GSI 0.98) . Oocytes in chromatin‑nucleo‑ lus and perinuc‑leolus stage are observed. C: Testis ofHong Kong strain (Body weight 1,630 g; totallength 47.0 cm; GSI 7.61). The lubules and tubules are filled with spermatozoa. D: Testis of Japan strain (Body weight 1,470 g; totallength 45.0 cm; GSI .119). The lubules contain a large amount of spermatogonia with a slight spennatocyte.
をFig. IV・4に示した。 11
月
8日の収容当日(水温22.00C )
から12月
17日(水 温15.80C)まで毎日産卵し,産卵の第一のピークは11月18日(水温21.30C)から11月26日(水温20.00C)の間,第二のピークは12月3日 (7]く温19.20C) から12月10日(水温18.4
O C )
の聞にみられた。産卵期 (39日間)を通じて総 産卵数(浮上卵数)は17,699.7万粒, 一日最多卵数は986万粒,雌 1尾当たり の平均産卵数は110.6万粒であった。産卵行動や時刻に関しては日本マダイと ほとんど相違はなかった。また,受精率は72‑‑‑‑100 % (平均90.6%) と高い値 を示し,解化率は71.2‑‑‑‑96.2%(平均84.5%)で正常仔魚が得られた。本実験 では11月8
日の試験開始と同時に産卵がみられたことから,これ以前にも海面一 冨 一 Tank
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Fig. IV‑4. Results of spawning of red sea bream from Hong Kong in the tank.
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