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計31名 計31名

ドキュメント内 創造性を育てる工作の指導に関する研究 (ページ 70-74)

計31名 計41名 計40名

 私の勤務校であるこの学校は,広島市の中心部より約3㎞

程南の海寄りに位置する.隣の吉島小学校より分離開設され 本年(昭和61年!0月)で10周年を迎えたが,徐々に児 童数は減少の傾向をみせ,現在児童数800名余り職員数3

6名の広島市では平均的規模の学校である.新しい学校であ るため伝統的特色は見当たらないが,新たな伝統を作り上げ ていこうとする職員のチームワークの良さや,市の指定を受 けて図画教育に熱心に取り組んだこと等は特筆に値する.

 周囲の環境は,埋め立てによって造成された全く起伏のな い地形的変化の乏しい土地に,公営・民営の鉄筋や木造アパ ートが密集する住宅地である.学校の東:側に隣接して流れる 元安川沿いには貯木場が並び,川面には常に切り出された材 木筏が浮かぶ.さらに南の海沿いには幾つかの工場も見え,

その1っである市営のごみ焼却場建設の見返りとして温水プ ールや多くの児童公園が設置され,地形的変化の乏しさを補 っている.また歴史の浅い町でもあるため古くからの民家は 少なく,比較的若い世代によって構成されているということ も特徴の一つに挙げられよう.

 このような環境の下で生活する子どもは,市の中心部近く に住んでいるにも関わらず子どもらしい素朴さを残、してはい るものの,やはり遊びは画一的で塾通いの多い,いわゆる地 方都市の平均的子ども像であると言って良いだろう.また学 校の特色上,図画経験は豊富な子どもではあるが工作的経験 はそれほど多くない.この点においても平均的であると言え

る.

(2)授業の方法

  授業は1・3年各2学級において行った.学年2学級で行  つたのは,授業形態及び内容の違う2つのパターンの指導を  比較するためである.次に,その2つのパターンを示す.

a.パターンA

  岡山秀吉の大正期の教案を基にした授業である。素材は  紙を使い,その過程において各種用具の基本的扱いを身に  付けさせるという,岡山の提唱した「模作法」の代表的教  案を選択した.従ってここでは,過去と現代の事情の違い  によりやむを得ず変更した部分もあるが,教授過程は出来  る限り忠実に①課題②示範③実習指導④批正という模作法  の基本的形式を踏襲することに努めた.

b.パターンB

  パターンAの授業案を基にして,現代風に置き換えたの  がこのパターンBである.従って,この授業は現代の代表        68

的授業ではなく,また理想的授業でもない.あくまでも過 去と現代との比較の視点を明確にしていくための材料に過

ぎないものである.

 改作の視点は,パターンAと材料・用具・その取り扱い 等の条件を統一すること.現代の工作の特性である,児童 の個人差を認め,一人一人の個性を大切にする指導という 観点に基づき,個々の児童が各自の想を大切にして独自の 作品を生み出していくことが出来るようにすること.この

2つとした.

 パターンAにおける,やむを得ぬ事情による変更点とは,

以下の2点である.

a.材料に関して

  当時使用された材料(青色紙美濃判,羅紗紙)は入手困  難であるため,色紙・画用紙を使った.色紙・画用紙は現  代どこでも入手出来,当時の材料と同じく一般的に使用さ  れているものである.

b.用具に関して

  3年生での小刀は,次の理由によりカッターナイフに代  えて実施した.

  小刀は,切る・削るという機能を果たす上において非常  に優れた道具である.しかしながら,数度の使用によって  切れ味を失うということも宿命的事実である.小刀を使用  するに当たっては,その刃が常に鋭い切れ味を保っている

ことが最低の条件である.その,ため,指導においては小刀 の扱い方だけでなく,刃の研磨の方法も欠かさず身に付け させていかなければならない.しかし現代の教師に,この 研ぐという作業を自らこなし,しかも子どもに十分な指導 を行えるだけの能力を要求出来るだろうか.この物質にあ ふれ使い捨てることに慣らされている現代において,教師 にさえもそれを望むのは難しい.このような現状では,小 刀を授業に取り入れるのは不可能であると判断せざるを得 ない.従って,研ぐことを必要とせず,刃先を折ることで 常に鋭利さを得ることが出来,現代において当時の小刀同 様に活用が望めるカッターナイフに代え実施した.

A・B両パターンにおける比較の視点としては,

a.技術的内容について.

b.指導法の違いによる

。.作品について.

d.その他.

子どもの反応の違いについて.

以上とした.

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第2節 授業の実際

1 学習指導案

第−学年図工科学習指導案 A

1.題材  階梯(はしご)

2.本時の指導 O本門のねらい……

0準備子ども・

    教師・・

3.本時の学習

時所級 日下学

9月11日第1・2校時 1年3組教室

男17名女14名

 ・はさみの正しい使用法を身につけさせる。(直線切りの練習)

 ・紙の等分折りの方法を身につけさせる.

 ・糊の付け方,貼り方を練習させる.

 ・階梯の構成法を理解させる.

・t…F紙(正方形),はさみ,のり,台紙(画用紙),新聞紙

…・ヘさみ,示範用色紙,大形標本

主 な 活 動 教師 の 提示・助言

備考 @i

紙帯で階梯をつくる アとを知る

    塁

P 標本を見て乱合1 これは何だ蜘っていますか

・標本を示す

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