l
・手足の切り抜き方によって,いろんな動物 に見えるね
l
l 今日は2つ蜥っ徽を切って渤物をつ くります
1・ t fu ts whig ig o〈6 hN ts? 1
・どんな動物をつくるかな?
・決まった人はっくりたい動物に合った紙を 持っていきましょう
・画用紙を2つに折って,胴と手足をつくり ます
・今日はカッターを使って切ります
*安全面の簡単な注意をする
1飾りをつけて渤物1 これはどんな動物かな?
るく
つ
を i *子どもの作品数点を提示する 1 1 1 ・どうずればもっと動物らしく見えるように なるかな
置 1 *飾りをつけることを知らせる 1 t l l・では顔やしっぽや首などをつけて,自分の1
80
・示範する
画用紙を出す
カッターを出す
1
1飾る
1まとめをする
置
t
・のりはセメダインを使います.
・セメダインの使い方は知っていますか
・こんなこともできるんだよ
*線接着の方法を知らせる 動物をつくりましょう
@ l l
働ないように気をつけてつくりましょう
P
覧
1セメダインを出l l
す
( 1 動伽できたら・働を使ってきれい}こ飾1 りましょう
置
s
l・どんな動物ができたかな?且
・示範する
1色紙を配る 1
1 1 1
「ちゃんと立っているかな? 1
「どん嫡を工夫したかな?紙曙いて先生紙を配る
1に知らせてください 1
2 子どもの反応及び結果
授業は,前項で示した指導案にできる限り忠実に沿って行う よう努めた.したがってここでは授業記録に代えて,A・B両 パターンに基づく授業においての子どもの反応や結果を比較し
,その違いが顕著に認められる部分を抽出して示していくこと
にする.
(1)第1学年における授業から a.技術的内容
パターンA パターンB
〈切る〉 〈折り線を切る〉 〈書かれた線を切る〉
線 数
15本 30本
所用時間 早い者……15分 早い者…… 9分 全 体……25分 全 体……18分
姿 勢 背筋を丸め線に眼を近 ほぼ全員が白白を伸ば
づけた,各人思い思い した楽な姿勢.
の姿勢.
酒 運 1 :. 彪
一 1
睡 ︐
82
態 度
結
果
はさみに 関して
真剣な表情で慎重に切 り進めていった.
僅かなくるいも気にな るようで,切り直す子 が多かった.
紙が波打っているため 持ちにくそうであり,
折り畳んで持つ子も見
られた.
琢了 el
へ禽
真剣さは変わりないが 余裕が感じられた.
少々のくるいは気にせ ず,どんどん切り進め
ていった.
全体に紙が持ちにくく 困っている様子は伺え
なかった.
嵩
できた紙帯はいずれも大差なく,線の連続しな い歪んだものが多かった.
Bパターンの授業の方が切った線の数が多いた め,短時間ではあるが技術の向上が顕著であっ
た.
いずれの授業でもはさみの持ち方は様々で,今 回は4通りの持ち方が認められた.
r N r
〈貼る〉
態 度
結 果
〈折る〉
蜘晦.
使用に耐えないはさみも少々見受けられた.
〈指導に沿って〉
薄くのばして端までし っかり付けるという指 導が,だいたい守られ
ていた.
〈指導なし〉
指導はなかったが,必 要以上に多量ののりを 付ける子どもは見られ
なかった.
両授業共,作品を美しく仕上げるために貼り方 を工夫するという態度は見られなかった.
全面にしっかりとのり 付けされている.
端の部分が浮いている 作品も見られる.
のりの付いた下紙の上や汚れた手で作業を進め たため,のりで汚れた作品が多い.
〈指導をもとに〉
手順をしっかりと示し たため,全員が確実に 作業を進めることがで
きた.
学習内容に含まれない
84
b.指導に関して
パターンA パターンB
〈構成〉 〈標本をもとに〉 〈自ら考えて〉
作業態度 目的がつかみ易く, 即 想が中々決定できない 作業に取りかかれた. 子が多く見られた.
い魯と そのため
・模倣的になる子
9り
・指示を待つ子
も見え,他人の様子を 気にしながらの心の不
、 し
・ ・。 、
A 、 ケ/受 ⊃♪
C. !
安定さが感じられた.
?ムを使った作業であ
1順1二
@ ア∫A るため,発想の制限を
受けたようである.
作業が終わるまで無駄 できた作品を友人に見 な私語は少なかった. せて,遊ぶ子が目立っ
た.
計画性 作業手順の予想は, 指 作りながら考える子,
示を待つまでもなくっ 考えてから作る子の比 かめた.しかし, 美し 率は約半々であった.
く仕上げるための予想 まではっかないようで
あった.
自己評価 標本と比較しながら, 作品の自己評価が難し 作品の完成を目指して く,自信を持って表現
いた. する子もいるが,作業 中他人の作品が気にな る子も多く見られた.
c.作品から
パターンA パターンB
模 様 全員同じ標本からの製 各自の想に基づく作品
作であるため,同じ模 であるため,様々な模 様ではあるが, 様が表現された.
・子(貫)の数 お話を表現する等,作
・鐘の形 品に思いの込められた に各自の工夫が見られ ものが多い.
た.
時間の余った子は2枚 全員,長い部分から先 目の作品に取りかかっ に子(貫)の部分は後 たが,そこでは立体的 から貼り重ねているた 表現へと発展を期待で め,仕上げの美しさが きるものもあった.
損なわれている.
7 」ノ.
86
、シ色 単色での表現のため, 好きな色2色を選ばせ まとまりのある作品と たため,色による表現
なった. 効果を考えての作品と はなっていない.
完成度 全員がほぼ同程度の作 作品の評価は教師にと 品を完成させることが っても難しく,発想の
できた. 良いものにのみ目を奪
われ易い.
d.その他
パターンA パターンB
作業時間 予定時間内で,大体全 作業時間が,個人によ 員の作業を終えること って大幅に異なった.
ができた.
作業を終 全員が他人に遅れるこ 自分の作品の良さや工
えて となく製作をやり終え 煙した所を,自分で認 たという満足感が感じ めることができなかっ
られた. た.
(2)第3学年における授業から a.技術的内容
パターンA パターンB
〈裁つ〉 〈指導に沿って〉 〈安全面のみの指導〉
形 標本をもとにした象の 動物の胴の部分の基本
形
形及び飾りの形
数 別々に描き写した形を 折り重ねて一度に切っ
2枚切った. た.
姿 i勢 カッターの扱いに関す 刃の向きや添える手の
る指導は大体守られて 位置切り進める方向等 いたが,姿勢にまでは 様々で,姿勢は総じて 神経が行き届かないよ 一=一ォい.
うであった. 、 、
8
〆
り
一 三 ン 』、〜」三4、
態 度 下絵に沿って切り進め 形が単純で,しかも形
ていったため,細かな のくるいは問題とされ 部分はかなり慎重さを ないため,気楽に切り 要求されたようであっ 進めていった.
た.
88
カッター に関して
結 果
2枚の形を別々に切っ たため,2枚目では切
り方に余裕が感じられ
た.
彰 ら
カッターナイフの使用経験があまりないため,
いずれの授業でも美しく切ることには相当苦労 していた.特に,刃を紙面に垂直にあてること ができない子どもが目立った.
カッターナイフは子どもに準備させたが,木工 用の大型の物や錆付いて使用に耐えない物もあ った.また危険という理由で準備できない子も いた.したがって,条件を揃えるため種類を精 選し刃を全て取り替えて実施した.
怪我をした者・人.1怪我をした者2入.
技術のみの比較では,いずれの授業でも大きな 違いは見当たらない.
b.指導に関して
パターンA パターンB
〈製作〉
ヤ 度
〈標本をもとに〉
レ的が一目でつかめた 謔、であった.
〈基本形をもとに〉
軏{形からの発想であ チたので想の決定は容
そのため,技術や手順 の説明を聞くよりも,
早く作業に移りたい様 子であった.
標本を見ての描き写し では,必要以上に形に こだわり,時間がかか
った.
平面表現と立体表現の 製作過程が分離され,
移行が容易であった.
易であったが,完成を 見通しての決定とはな っていない.
したがって,模倣的表 現も見られた.
自由表現を望む子が多
かった.
立体的表現への意欲は あっても,方法がわか
らず苦労していた.
いずれの授業でも,ある程度作品が出来上がる とそれ以上の作品効果を
あげるための工夫ではな く,目的を離れた工夫へ と意識が移ってしまう子 どもが多かった.
時間的に個人差が大きく,
を持て余すことが多かった.
早くできた子は時間
他人に見てほしい聞いてほしいという意識が強 く,表現することが好きで一心に取り組むとい う態度は見られなかった.
90
c.作品から
パターンA パターンB
完成度 全員が目的を達成する 全く条件を無視し,自 ことができた. 分の好きな表現をした
子もいた.
詫 ,¶
@ L 、㌧ 置
形にとらわれ,立てる という条件を満たすご とのできなかった子も
いた.
表現技術は稚拙ではあ 個々の動物に対する認 るが,象としての形は 識不足のため,意図し よく表現されている. た表現への追及は不十
分である.
飾りが単なる着色材料 に終わってしまったも
のが多い.
d.その他
パターンA パターンB
作業を終 全員が怪我もなく目的 楽しく学習できたこと
えて を達成できたことに対 に対する喜びは感じら する充実感が感じられ れた.
た. 何を学んだのかという
実感には乏しい.