1・ 2.遺
物出土状況(南
か ら)O o s ︲
一
L̲̲̲̲̲̲̲ECm ヽ
̲ダム
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ノじ〕 ごり
v′古墳時代の遺構 。遺物
二段掘 りの掘 り形上段 部分 を埋 め る土層 である。
I‑5群
(18層)は
黒色粘質土の炭化物層である。井戸 の中心 部か ら掘 り形東法面 まで炭化物層 が6〜 7 cmの厚 さで堆積 してい る。 この層 では、井戸 の中心部 の位置 で、土 師 器 甕2個
体 (図28‑3・ 4)と
円礫2個体 (図28‑Sl oS2)が
検 出 された。I‑6群
(18〜21層)は
灰色粘 質 土 を主体 とす る一群 で、20層 には淡灰色 ブロ ックを多 く含 み、砂 も混在 していることが観察 された。21層 ではほ ぼ完形 の土師器甕2個体 が井戸 の 中心部 で検 出 された。わずか な間隙 を もって上下 に置 かれてお り、上位 の甕(図28‑1)は
横位 に、下位 の甕 (図28‑2)は
斜位 に置 かれた状 況 であ った。井戸使用段 階の堆積 土 と考 え られ るⅡ群 に該 当す るのは、最下層の22層 である。均質 な暗灰色粘質土が厚 く堆積 している。
遺物 は コ ンテナ
(282)で 3箱
分 が 出土 し、 出土状 況 を記 した甕4個
体 ・円礫2個体 のほか、器種 の判 定が可 能 な もの には鉢1片、高杯2片
、手焙形土器1片、製塩土器2個
体 、土錘1片がある。鉢 。高杯 。手焙形土器 ・ 土錘 は小片であ り、西 に近接す る土器溜 ま り1からの流入 の可能性 も考慮す る必要があ る。出土遺物か ら、本遺構の時期は古墳時代初頭 と考えられる。
井戸
2(図
29・ 30、 図版1・ 20)第15次調査区、BQ・ BR45・ 46区で検出した。第13次調査 区の基本土層の
(6層
〉 に対応する土層で検出 して お り、検出面の標高は0.95mで ある。掘 り形の西半部は南北方向に深 くまで及んだ攪乱 によって失われていた ものの、残存 していた東半部の掘 り形 の形状か ら、上面の平面形は、南北にやや長い楕円形に復元 される。復元で きた規模 は長径2.21m、 短径1.73mで ある。底面の平面形は南北の残存値0.45m、 東西0.4mで 、上面の形状 と同様、南北 にやや長い楕円形 を呈す るも の と復元することが可能であろう。断面形は、標高0.5m以 下の下半部ではほぼ直立 した筒状の掘 り形 となってい る。上半部は上方に向かって緩い角度で大 きく広が り、全体 としては
Y字
状の断面形 を呈 している。底面の標高 は‑0.54mで、検出面か らの深 さは約1.49mで ある。埋土は21層に分層 してお り、その特徴か ら丼戸廃棄時の埋土 と井戸使用時の堆積土 を含む可能性がある
2群
に 大別す ることが可能である。 また、 この大別 した土層 については、それぞれの土層の特徴か らさらに堆積の単位 を細分で きる。 まず、井戸廃棄時の埋土であるI群は、5単
位 に細分で きる。I‑1群 (1〜
3層)は
灰褐色砂 質土を主体 とする層で、各層は明暗によって分層 される。炭・焼土・土器小片 を少量含む砂質土層で、井戸の最 終段階の埋め土であると考 えられる。I‑2群 (4〜
7層)は
いずれ も炭 を多 く含む灰色〜灰褐色の粘質土 を主 体 とす る土層である。I‑2群
の下面 ラインは、下位の埋土を切 り込み、V字
状 に窪んだ形状 を呈 している。 こ の窪み部分 を埋める4・ 5層は多量の炭によって形成 された炭層であ り、その中か ら甕口縁部片 (図30‑3)お
よび月同部片が出土 した。胴部片は土層の層埋面に接 して検出 している。このような炭層の形成や甕の出土状況は、
この土層群の形成 された段階に火 を用いた祭祀行為が行われた可能性 を強 く示す もの ととらえられよう。
I‑3
群
(8〜
11層)は
す り鉢状 に開 く井戸上部を埋める土層群である。ブロック状の単位の土層 により、井戸掘 り形 肩部か ら中心部に向かって順 に埋 め戻 されていったことが うかがわれる。I‑4群 (12・
13層)は
井筒の最上部 を埋める土層である。13層は無遺物層である。I‑5群
(14層)は
植物遺体 を多 く含んだ暗灰色粘土層である。完形の直口壺1個体、複合口縁壺1個体、板材
1枚
、杭2本
と礫が出土 した。 これ らの遺物群のうち、板材が も っとも上位に位置 している。板材 は土器群の上位 に覆い被 さるようにほぼ水平な状態で出土 した。板材の下位 に 位置する複合口縁壺、直口壺は横位 に倒れた状態である。複合口縁壺の回縁部は南西向 き、直口壺の回縁部は北 向 きとなってお り、回縁部の向 きは揃 っていない。2本
の杭 はともに先端部を南に向け、横位 に倒れた状況で出 土 した。杭の出土状態や土層の観察か らは、本来横位 に置かれた ものか、立て られていた ものが倒れたのかを判 別することは困難であった。井戸使用段階の堆積土を含む可能性があるⅡ群 (15〜21層
)は 2単
位 に細分 される。均一で汚れの少 ない土層 で、上半部の暗灰色粘土層であるⅡ‑1群
(15〜17層)と
、砂層 と粘土層が交互に堆積する下半部 Ⅱ‑2群
(17―‑ 41 ‑一
BR461a―
――よ り El m
1 明灰 褐色砂 質土 (炭少)
2 灰 褐色砂 質土 (土器 少)
3 暗灰 褐 色砂 質土 (微砂 、炭少、焼 土少)
4 暗灰色 粘 質土 (炭多 、土器) 5 灰 褐色 粘 土 (灰多、土 器)
6 灰 色弱 粘 質土 (炭)
7.灰色砂 質土 (炭、焼 土 少 8 灰 色砂 質土 (細砂 多) )
9 暗灰 色弱 粘 質土 10 灰 色砂 質土
11.明
黄灰 白色粘 土(白色粘 土 ブ ロ ック多)
1.完
掘状況(西
か ら)2.土
層断面(北
か ら)? : Jlη
(s=1/20)
12 13 14
15 16 17
18 19 20 21
暗灰 色砂 質土 暗灰 色粘 質土 暗灰 色粘 土
(植物 遺体 多 、土器 、板材 、杭 、礫)
暗灰褐 色粘 土 (植物 遺体)
暗灰 色粘土 暗灰 色 〜暗茶褐色粘土 (明黄色 土 ブ ロ ック)
明灰 色砂
暗褐 色粘 土 (植物 遺体 少)
明灰 色砂 (土器)
暗茶褐 色土
3.遺
物 出土状況(北
か ら)4.遺
物 出土状況(南
か ら)図
29
井戸2
ヽ ヽ
ン
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Ⅵ
Ⅵ N
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― ○
一〇
古墳時代の遺構 ・遺物
一 の
W 3 一 σフ
0 10cm
(S=1/4)
0 20cm
―
(S=1/8)
番 号 種類 ・器種 法 量 形態 。手法 の特徴 ほか 胎 土 色 調
口 径 底 径 器 高
1 (内 )日縁部:ヨコナデ、胴部1押圧、ハケ(外 )日縁〜肩部│ヨヨナデ、胴部:タタキ後工具ナデ、底部:ナデ、黒 粕 砂 △ 、 角 閃 石 ◎ 黄 灰 褐 色
土 師 器 ・壷 13×
12
内)磨滅 ◎ (外 )口 縁 部:磨減 ◎ 、 頸 〜 胴 部:ミガ キ 密 、 穿 子Ll力 所 微 砂 、 亦 色 桓 淡 明橙 色 口縁 部:櫛
描沈線8条 、 ナ デ(内)ケズ リ(外)煤付 着 、1/4残 存 細 砂 、 角 閃 石 暗 灰 褐 色l (内)摩 滅 ◎ 、 内 底 部 ハ ケ (外)ミガ キ 密 、 黒 斑 微 〜 細 砂 、 赤 色 粒 明 橙 黄 色 土
63〜69
口唇 部:ナデ(内)ハ ケ 後 ミガ キ (外)タテ ハ ケ 後 ナ デ 、 押 圧 、 黒 斑 明 橙 色/淡橙 灰 色器 種 最 大 長 (cm) 最 大 幅 (cm) 最 大 厚 (cm) 樹 種 徴
ヽ「ヽ2 杭 コ ナ ラ属 ク ヌ ギ節 芯 持 ち 丸 本 取 り、 先 端 部 は 一 回 の 日工 で 一 面 を面 取 り、
8面
W3
杭 コ ナ ラ属 ク ヌ ギ 節 芯 持 ち 丸 木 取 り、 先 端 加 工:表
裏 の 加 工 は 長 く側 縁 の 加 工 は 短 い 、6 1Elヽ
V4
板 材 (224) モ ミ属 板 日取 り図
30
井戸2出
土遺物〜21層
)に
分けることができる。なお、最下層である21層では小形鉢が逆位に伏せた状態で出土 している。 これ が人為的に配 されたものであるとするならば、井戸の使用段階に何 らかの祭祀行為が行われた痕跡である可能性もある。
遺物はコンテナ
(282)で 2箱
分が出土 し、土師器壺2点
、甕1点、高杯1点、小形鉢1点のほか、木製品 と しては杭2点
、板材1点を図化 した。出土遺物か ら、本遺構 は古墳時代初頭に属すると考えられる。b.土
坑 土坑1(図
31)調査区北側 中央、BL49区に位置する。調査区北側で東西方向に
3条
が並行 して掘削 された溝11〜 13を切 り込む かたちで検出 した。検出面は 〈6層〉上面で、標高は1.15mで ある。北佃1は中世の東西溝 により失われているが、平面形 は東西方向に長軸 を有する隅丸長方形に復元で きる。長さ は東西1.89m、 南北の残存値 は1.27mを はかる。断面形 は浅い皿形 を呈す る。底面は広 く平 らな面 を形成 してお
り、北側では二段掘 り状 となっている。底面の標高は1.03m、 検出面か らの深 さは0.16mで ある。
埋土は4層に分層 した。いずれ も灰色〜灰褐色砂質土 を主体 とし、2・ 3層には黄 白色プロックを多 く含んで いる。 これ らの埋土は溝11〜 13の埋土の主体 をなす淡灰 白色砂質土 との差が小 さい。
遺物 は出土 していない。検出面や埋土の質が近似 した溝11〜13との切 り合い関係か ら、溝11〜 13に近い、古墳 時代初頭に属すると考えられる。ただ し本土坑 は溝11〜 13の埋土 との差が小 さいことや底面の標高が近似するこ
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? lP(s=ν
鋤 1 淡灰 白色砂 質土
2 灰 色砂 質土 (黄白色 ブ ロ ック多)
3 淡灰褐 色砂 質土 (炭、黄 白色 ブ ロ ック多)
4 灰 黄褐色砂 質土
と、本調査 区では当該期 の土坑が ほか にみ られない ことな どか ら、
溝 11〜 13の 一部 を土坑 と認識 した可能性 も残 されている。