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ドキュメント内 下 第 13,15次 調査 ― (ページ 94-98)

2個

体か らな り、西側 と東側 に分布がわかれる。西側は、

 I系

の分類不明個体が6個体存在するものの、分類可 能な

6個

体 については

ID類 2個

(位124・

128)、 IC類

1個 (位

121)、 IB類

1個 (位

126)、

C

類2個 (位124・ 133)となる。東側は、

 IC類

1個体 と、

 I系

分類不明

2個

体か らなる。

5b群

は、

 I系

10

個体 (分類不明

3個

体含む)、 Ⅱ系5個 (分類不明

3個

体含む

)か

らなる。 I系 でみれば、

Al類 3個

体、

A2

類1個体、

B類

1個体、

D類 2個

体 とな り、やや複合口縁壷が多いことは他の群 と異なる点 といえる。

5c群

は、

I系15個体 (分類不明

7個

体含 む)、 Ⅱ系

5個

(分類不明1個体含 む

)と

なる。 I系 は

B類 4個

体、

D類 2個

体、

C類

2個体 とな り、非複合 口縁壺 を主体 とする。 I系 は位置195。 198を中心 に分布する。 Ⅱ系 については、

C類

2個体、

A類

1個体、

D類

1個体 とな り、

5c群

内に分散する。

D類

は、口縁部が小型鉢

A類

の形状 に類す る特異な形態で、本夕Iのみ となる。

6群

の構成は、 I系

2個

体 となる。ひとつは、先述の壷棺 を想起 させる

Al類

である。もうひとつは位置223に み られる

E類

である。

E類

は、本土器溜 まりでは本例 しか認められず、土器溜 まり2および3を合わせて も希少 な資料 といえる。 こうした

E類

が、土器溜 まりの周縁部に位置することには何 らかの意味がある可能性がある。

(図

43) 1群

においては、甕の分布が壺 とほぼ重なる。北西隅を中心にまとま り、その周辺には甕の分布が

︲ ″

'スそそ夕そ多夕zzる夕S17Z多7多

(S=1/4)

番 号 器 種 法 量 重 量 石 材 特 徴

最大 長 最 大 幅 最 大 厚

石 錘

833 9283

角閃岩 長軸 ・両側 面 に敲打 に よる浅 い溝

石 錘

897

流 紋 岩 長 軸 に敲 打 に よ る 浅 い 溝 、 両 側 縁 に 浅 い 敲 打 痕

石 錘

625

流紋 岩 長 軸 に敲 打 に よ る浅 い 清

石 錘 花 同 岩 表 事む

Eに

餐 反

石 錘 流紋 岩 敲打 に よる

3方

向の浅 い溝

石 錘

503

角 閃 岩 一 周 し な い が 長 軸 に敲 打 に よ る浅 い 溝

石 錘 細粒 角 閃岩 右 側 縁 上 半 ・ 表 面 中 央 部 に 敲 打 に よ る 浅 い 溝 、 下 端 に敲 打 痕

S

0 敲 石? 152.6 花 闘 岩 下 端 に わ ず か な 敲 打 痕

S

1 敲石?

397

細 粒 花 同 岩 下 端 に敲 打 痕

S

磨 石

5275

流 紋 岩 下端付 近 に磨 り面

S

磨 石

731 476

細 粒 角 閃 岩 下 端 付 近 に磨 り面

S

4 磨 石?

377 2000

流紋 岩 下端付 近 にやや 強 い磨 り面 か

S

5 円 礫 角 閃 岩

S

6 磨 石 (320) (1491) 角 閃岩 上部 に摩 滅 部位 、 1/2残 存

S

7 円 礫 (422) 角 閃 岩 1/3残存

図 67  土器溜まり

1出

土遺物に 0‑石 器一

―‑  86  ‑―

み られ ない。1群の甕 は24個 体

(Al類

16個 体、

A2類

2個体 、

B類 6個

)を

数 え、数量 とい う点で は他 の群 に比 して もっ とも多 い。

A類

が 中央 に位置 し、

B類

がその周辺 に展 開す る。

2群

で は、甕 は

2個

体 のみ

(Al類

1個体 、

B類

1個体

)で

あ る。1群東側 と

3群

西側 に甕が希薄であること を考えれば、

2群

の甕の少 なさは、

2群

1・

3群

双方 の周縁 に相 当す る可能性 を示唆す る。

3群

の甕 は12個 体

(Al類 9個

体 、

B類

3個体

)あ

る。

3群

にお ける甕分布 は、壺 との棲 み分 けがみ られ るこ とを特色 とする。壺分布域の東隣 りで、

3群

範囲の中央部分におおむね収 まるように甕は分布する。

4群

の甕は2個

(Al類

1個体、

B類

1個体

)で

ある。壺同様 に

4a群

に分布する。その一方で、

4a群

内 部において、甕は壺の東隣 りに位置 し、

3群

同様 に両者 は分布位置 を異 にす る。

5a群

の甕は16個体

(Al群

15個体、

B群

1個

)あ

る。位置132・ 145においてそれぞれ

3個

体が出土 してお り、これ らに分布の中心のひとつがある。甕分布 は3・

4群

と同 じく、壺 との棲み分けがみ られる。壺の東隣の ほか、壺の周囲に甕が分布するかたちとなる。

5b群

の甕は

4個

(Al群 2個

体、

B群 2個

)で

ある。甕の

分布は、壺の分布域 と重複傾向にあるといえる。これは、

 1群

でみた傾向と同 じであるが、

Al群

B群

とで分 布 を異 にする様相は認め られない。

5c群

の甕は15個体

(Al群

13個体、

B群 2個

)で

ある。甕分布 は、壺 と 混在的 ともいえるが、甕が分布する位置191・ 192・ 201・ 169。 207に は壺は認め られない。したがって、壺 と甕の 分布には一定の棲み分けが認め られる。

6群

の甕は1個

(Al類 )で

ある。これは、壺棺のように I系 壺 と組み合わさったものである。

(大

)(図 44)大

型鉢 としては12個体 を認識 した。大型鉢の分布は分散 を特徴 とする。「群」 として認識 し た範囲それぞれに、1〜 3個体の大型鉢がみ られる。群内における分布位置は、中心ではな く周縁 にあたる。A・

B類

の類型間で、分布 に違いはみ られない。

(中・小型)(図

44) 1群

は20個体

(A類

5個体、

B類

1個体、

C類

10個体、

D類 4個

)と

な り、最 も数量 が多い。分布は、全体 として1群中央部分 にまとまる傾向がみ られる。高杯 でみ られた帯状分布 と重なる点で、

高杯 と類似する傾向にある一方で、高杯 よりも北西側に分布が広がる。類型間においては、

C類

が北半に散在す る点 と、A・

B類

が南半に分布する点、少数類型である

D類

の分布に南半

(3個

)と

北半

(1個

)で

偏 りが み られる点か ら、一定の類型によるまとまりが存在 していたものと考えられる。

2群

は14個体

(A類

2個体、

B類 2個

体、

C類 6個

体、

D類

3個体、不明1個

)で

ある。全体的に分散 して いる点で、高杯の分布に類似する。類型単位での 目立ったまとまりは認め られない。

3群

は9個

(A類

3個体、

B類

1個体、

C類

3個体、不明1個

)で

ある。分布は分散的である。壺の分布 域 とは異な り、甕や高杯の分布 と部分的に重複する傾向が窺える。ただ し、甕 。高杯の分布 と完全 に一致するわ けではない。類型間の関係 については判然 としない。

4群

は4個

(B類

1個体、

C類 2個

)で

ある。

4a群

に分布が偏 る。 また、分布 については甕や高杯 とは 異な り、むしろ壺 との類似性が認め られる。

5a群

は16個体

(A類 4個

体、

B類

2個体、

C類 8個

体、

D類

1個体、不明1個体

)で

ある。

5a群

の中央に 分布が まとまる傾向が認め られる。この分布 は甕のそれ と類似する。また類型単位で近接 して出土する傾向がみ られる。

5b群

2個

(A類

1個体、

C類

1個体

)の

み となる。数量の少なさは、甕 と類似するともいえる。

5c群

は12個体

(A類

6個体、

B類 4個

体、

C類

1個体、

D類

1個

)で

ある。分布は分散的であ り、特定器種 との明確 な重複関係 は認め られない。同 じ類型の個体が近接 して置かれる状況は認め られる。

6群

は1個体

(B類

1個

)が

点在するのみ となる。

高杯 (図

45) 1群

の高杯 は27個体

(A類

15個体、

B類

1個体、

C類 2個

体、不明

9個

)で

ある。高杯 の分布 は、

1群

東半〜南東部に偏 る傾向が うかがえる。こうした分布 は、壺 。甕 とは異なるものである。特 に、位置

16・

20・

29・ 41・ 43・ 49・ 下位7・ 下位15において高杯分布が帯状 に展開することも注 目される。

調査の記録

2群

の高杯 は29個体

(A類 7個

体、不明22個体

)で

ある。2群は高杯が主体 をなし、

2群

全体に高杯が分布す ることに特色がみ られる。

2群

の高杯 については、隣接の1群と

3群

における高杯分布 との連続性 も読み取 りう る点が注意 される。

3群

では25個体

(A類

5個体、

B類

1個体、

C類 2個

体、

D類 2個

体、不明15個

)の

高杯が出土 した。

3群

の高杯 は、壺の分布 と大 きな差異がみ られない一方で、甕 とはい くぶん分布 を異にする。これは、高杯が壺 とと

もに甕の周辺に分布する状況を示す もの と考えられる。

4群

の高杯 は12個体

(A類 2個

体、不明10個体

)で

ある。

4a。 4b群

ともに高杯 は認められる。

4a群

では、

群の東辺に高杯分布が偏 る傾向にある。この傾向は、甕の東側に高杯が置かれた状況を示唆する。

5a群

の高杯 は37個体

(A類

10個体、

B類

3個体、

C類

3個体、

D類

1個体、不明20個体

)で

ある。南東辺 と 北西部に分布が偏 り、中央付近が希薄 となる点に分布の特徴がみ られる。

5b群

の高杯 は19個体

(A類 8個

体、

B類

1個体、

C類 2個

体、不明8個

)で

ある。分布のあ り方は壺 と類似する。

5c群

の高杯 は33個体

(A類

13 個体、

B類

1個体、

C類

2個体、

D類 2個

体、不明15個体

)で

ある。壺や甕が分布 しない位置169に最大5個体が 認め られる。 また南東端の位置225にも最大

6個

体が集中す る。他 は、

 1〜 2個

体単位で壺や甕 と分布が重複す

る。

6群

では

4個

(B類

1個体、不明3個体

)の

高杯が出土 した。壺棺の可能性がある位置220以外 において、

1

2個

体が点在する様相 となる。

ミニチュア土器・器台・蓋形土器・手焙形土器 (図

46) 

ミニチュア土器は、

 1群

に1個体、

3群

に6個体、5 a群に1個体、

5c群

2個

体が分布する。すべての群に分布するものではな く、

3群

への集中が顕著 といえる。

3群

におけるミニチュア土器の分布 は、他の特定器種 と高頻度で重複するものではない。それは、甕の分布 とも 一部重な りつつ、壷 と同様 に甕の周辺に分布するもの と捉 えることも可能である。

器台は、

5c群

に2個体、

 1・

3・

5b群

にそれぞれ1個体が分布する。出土位置における器種の組み合わせ をみると、壺 と高杯 と同一位置か ら出土する場合が多いが、他の器種 との組み合わせ もみ られ、一定ではない。

蓋 は1群に

2個

体がみ られるのみである。2つの個体 は形態的に類似 している。類似する希少器種が、ひとつ の群内に収 まることには、何 らかの意味があるもの と考えられる。

手焙形土器 は、1・ 2・

6群

にそれぞれ1個体が分布する。本土器溜 まりの西側の群に偏った分布 ともいえる。

製塩土器 (図

47) 

製塩土器 は、

2箇

所の集中域 を形成するとともに、他の箇所 において単体で分散的に分布す る。集中域は位置101・ 216であ り、いずれ も

4群

に属する。位置101において10個体、隣接する103か らも1個体 出土 した。216では

7個

体 出土 し、東隣の217で2個体、218で 1個体出土 している。101の範囲内では、個体 とし て数えられるものの他、細片や細粒化 した製塩土器 と、炭粒・灰がまとまって出土 した。これらは集落近辺で煎 熟作業を行 った後の廃棄物であろう。 また、101には石錘1個体が伴 っていた。216においては調査時に確認 しえ ていないが、101と 同様の状況であった可能性は排除されない。

一方、製塩土器が単体で分散的に分布する様相は、

3群

以外に認め られる。a〜 d区単位で取 り上げた資料 も あるため、単独で廃棄 されたか どうかはわか らないが、出土量か らみれば仮に多 くても

2〜 3 4El体

単位 と考えら れる。これ らの出土位置の近辺において、土錘や石錘がみ られる点は注意 される。水産資源に関する道具 として、

製塩土器 と土錘・石錘が同 じカテゴリーで廃棄 されたもの と考えられる。

土錘・石鍾 (図

47) 

土錘 は31個体が出土 した。出土位置番号が判明する個体が25個体ある他、

 a区

で1個体、

b区

で1個体、

 c区

4個

体、d区で1個体、位置不明が1個体の構成 となる。土錘 には

2箇

所の集中域 とその 他の分散域がみ られる。集中域 については、ひとつは

4a群

の位置117・ 118であ り、 もう一箇所は

5a群

の位置

145。 148。 142・ 155〜 158である。

4a群

の集中部では、整理作業の結果、

8個

体の土錘 を確認 した。c区におい て出土 した

4個

体 も、本来は集中部に属するものの可能性がある。出土位置のわかる6個体については、南北0。7

一‑  88  ‑―

ドキュメント内 下 第 13,15次 調査 ― (ページ 94-98)