第3章 災害復旧・復興対策
第3節 被災者等の支援計画
第1 主旨
災害により被害を受けた市民の速やかな復旧を図るため、市及び関係機関は、次のとおり被災者支援 措置を講じる。
第2 要配慮者の支援 1 基本方針
要配慮者は、災害による生活環境の変化等に対応することが困難である場合が多いことから、速やか に安定した生活が回復できるよう支援を行う。
(1)被災状況の把握
次の事項を把握して県に報告する。
ア 要配慮者の被災状況及び生活実態 イ 社会福祉施設の被災状況
(2)一時入所の実施
県を通じ社会福祉施設や関係機関等と連絡のうえ、社会福祉施設等への一時入所が必要な要配慮者に 対して一時入所を実施する。
(3)健康管理の実施・巡回健康相談
県(保健所)と協力して保健師による巡回健康相談を実施し、避難所等における要配慮者の健康状態 を把握する。また、避難所の管理者等を通じて住民に自治組織の編成を求め、その協力を得て健康管理 等の徹底を図る。
(4)成年後見制度の利用
義援金の受け取りや今後の財産管理等に関連して成年後見制度の利用が必要となる方や、成年後見人 等の被災によって必要な支援が受けられなくなった方がいる場合に、これらの方々が適切に成年後見制 度を利用できるようにする。
第3 被災者に対する資金の貸付等
1 災害弔慰金の支給等に関する法律に基づく災害弔慰金の支給等
(1)災害弔慰金の支給
市は、宇和島市災害弔慰金の支給等に関する条例に基づき、暴風、豪雨等の自然災害により死亡した 市民の遺族に対し、災害弔慰金を支給する。
ア 対象となる災害
暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波その他異常な自然現象 イ 災害弔慰金を支給する遺族
(ア) 配偶者 (イ) 子 (ウ) 父母 (エ) 孫 (オ) 祖父母 ウ 災害弔慰金の額
(ア) 主たる生計維持者 500 万円 (イ) その他 250 万円
(2)災害障害見舞金の支給
市は、市民が災害により負傷し、又は疾病にかかり、治ったとき(その症状が固定したときを含む。) に法別表に掲げる程度の障害があるときは、当該住民に対し、災害障害見舞金の支給を行う。
ア 対象となる災害
暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波その他異常な自然現象
【地震災害対策】災害復旧・復興対策 第3節 被災者等の支援計画
イ 災害障害見舞金の額
(ア) 主たる生計維持者 250 万円 (イ) その他 125 万円 ウ 支給の制限
エ 障害の程度(法別表)
(ア) 両眼が失明したもの
(イ) 咀嚼及び言語の機能を廃したもの
(ウ) 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの (エ) 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、常に介護を要するもの (オ) 両上肢をひじ関節以上で失ったもの
(カ) 両上肢の用を全廃したもの
(キ) 両下肢をひざ関節以上で失ったもの (ク) 両下肢の用を全廃したもの
(ケ) 精神又は身体の障害が重複する場合における当該重複する障害の程度が前各号と同程度以上 と認められるもの
(3)災害援護資金の貸付け
ア 市は、災害救助法による救助の行われる災害その他の政令で定める災害により、被害を受けた世 帯主に対し、その生活の立て直しに資するため、災害援護資金の貸付けを行うものとする。
イ 貸付限度額
(ア) 養に要する期間がおおむね1月以上である世帯主の負傷があり、かつ、次のいずれかに該当 する場合
a 3分の1以上の家財の損害及び住居の損害がない場合 150 万円 b 3分の1以上の家財の損害があり、かつ、住居の損害がない場合 250 万円 c 住居が半壊した場合 270 万円 d 住居が全壊した場合 350 万円 (イ) 世帯主の負傷がなく、かつ、次のいずれかに該当する場合
a 3分の1以上の家財の損害があり、かつ、住居の被害がない場合 150 万円 b 住居が半壊した場合 170 万円 c 住居が全壊した場合(dの場合を除く。) 250 万円 d 住居の全体が滅失した場合
(滅失には、全壊、全焼、流出の全てを含む。) 350 万円
(ウ) 被災した住居を建て直すに際し、その住居の残存部分を取り壊さざるを得ない等特別の事情 がある場合
a 療養に要する期間がおおむね1月以上である世帯主の負傷があり、かつ、住居が半壊した場 合 350 万円
b 世帯主の負傷がなく、かつ、住居が半壊した場合 250 万円 c 世帯主の負傷がなく、かつ、住居が全壊した場合
(住居の全体が滅失した場合を除く。) 350 万円 ウ 償還期間
10 年とし、据置期間はそのうち3年(厚生労働大臣が被害の程度その他の事情を勘案して定める 場合にあっては、5年)
エ 利率
3%(据置期間中は無利子)
2 愛媛県生活福祉資金貸付制度要綱に基づく災害援護資金の貸付
(1)実施主体 社会福祉協議会
(2)貸付対象者
低所得世帯であって、災害を受けたことによる困窮から自立更生を図る必要がある者
(3)貸付限度 150 万円
(4)据置期間
【地震災害対策】災害復旧・復興対策 第3節 被災者等の支援計画
貸付けの日から1年以内
(5)償還期間
据置借置後7年以内
(6)貸付利子 年3%
3 愛媛県生活安定福祉基金条例に基づく災害資金の貸付
(1)実施主体
基金の設置 愛媛県 貸付けに関する事務処理 市
(2)貸付対象者
市民税を課税されない者又はこれと同程度の水準にある者
(3)貸付限度額 30 万円
(4)据置期間
貸付けの日から1年以内
(5)償還期間 4年以内
(6)貸付利息 無利子 第4 住宅の確保
1 基本方針
被災者の生活再建を支援するため、生活基盤である住宅については、被災者による自力再建を基本と した住宅再建支援を行うとともに、公的住宅の供給を行う。
また、災害危険区域等における被災者等の住宅再建に当たっては、防災集団移転促進事業等を活用し つつ、極力安全な地域への移転を推奨する。
2 住宅復興計画の策定
県の住宅復興計画を踏まえながら調整を図り、住宅復興方針等を定めた市住宅復興計画を策定する。
3 県との協議
公営住宅や特定優良賃貸住宅等の供給に関する役割分担について県と協議する。
4 公営住宅の供給
公営住宅や特定優良賃貸住宅等の供給に関する役割分担について県と協議する。
必要に応じ、災害公営住宅の整備や公営住宅、特定優良賃貸住宅等の市営住宅を供給する。
この場合、滅失又は焼失した住宅が公営住宅法に定める基準に該当するときは、市及び県は、災害住 宅の状況を速やかに調査して国土交通省に報告するとともに、災害公営住宅建設計画を作成し、災害査 定の早期実施が図られるよう努める。
5 住宅に関する情報提供
相談窓口等において自力再建支援及び公的住宅の入居等に関する情報等を提供する。
6 災害住宅に対する融資
火災、地震、暴風雨等の大災害によって住宅に被害を受けた者に対し、県等関係機関と協力して、住 宅金融公庫の行う融資制度をあっせんし、早急に被災者の住宅確保が図られるよう努める。
第5 中小企業関係融資
災害により、被害を受けた中小企業に対する主な融資制度は、次のとおりである。
1 中小企業体質強化資金
【地震災害対策】災害復旧・復興対策 第3節 被災者等の支援計画
2 小規模企業設備資金 3 災害復旧高度化資金 4 災害復旧資金貸付
(国民生活金融公庫・中小企業金融公庫・商工組合中央金庫)
第6 農林漁業関係融資
災害時における主な農林漁業関係融資制度は、次のとおりである。
1 農林漁業金融公庫資金
2 農業近代化資金及び漁業近代化資金
3 天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法に基づく天災融資資金 第7 り災証明の発行
市長は、被災者への支援措置を早期に実施するため、発災後早期にり災証明書の交付体制を確立し、
必要があると認めたときは、被災者にり災証明書を交付する。
第8 義援物資、義援金の受入れ及び配分 1 義援物資の募集
市は、義援物資の受付窓口を設置し、国民や企業からの義援金等を受け付ける。
義援物資の募集に当たっては、被災者が受け入れを希望するもの、受入を希望しないもの等、被災地 のニーズを迅速に調査把握し、その内容のリスト及び送り先について新聞、ラジオ、テレビ等報道機関 の協力を得て、一般市民に呼びかける。
リストについては、現地の需給状況を勘案し、逐次改定するよう努める。
また、義援物資の受入に当たっては、被災地での仕分け等に非常に労力を要することから、被災地の 求めるニーズに合致するもので、まとまった単位で送付されるもの等を受け付けることへの理解を求め る。
なお、義援物資等の提供者や企業等は、品名・品数を明示して梱包するなど、被災地における円滑か つ迅速な仕分け・配送に十分配慮するよう努める。
2 義援金の募集
市は、義援金を受け付けるために、市役所等に受付窓口を設置するとともに、銀行口座を開設する。
3 義援金等の配分
義援金等の配分は、被災地区における被災人員等被災状況を勘案して配分計画を立案し、被災者に配 分する。
被災者に対する配分にあたっては、必要に応じ、自治会、日赤奉仕団等関係団体で構成する第三者機 関を設置し、公平に配分する。
第9 雇用機会の確保
災害により、収入の途を失った者の把握に努めるとともに、公共職業安定所等関係機関と協力して、
臨時職業相談窓口の設置等により、適職への早期就職の促進を図る。
第 10 生活保護
生活保護法に基づく保護の要件を満たす被災者に対しては、その困窮の程度に応じて、最低生活を保 障して生活の確保を図る。
第 11 税等の減免
災害対策基本法第 85 条の規定により、国及び地方自治体は法律又は条例の規定に基づき、被災者の国