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私 の研 究 ・教 育 遍 歴 一 半 世 紀 を回 想 して 一 49
Company)」 一 『多 角 化 』戦 略 一 「多 数 製 品 企 業(Multi‑ProductCompany)」,
横 軸 に は,経 営 視 野 の 段 階 的 移 行 に 即 して,「 国 内 志 向 視 野 の 段 階(国 内 志 向 企 業 な い し単 一 国 志 向 企 業,SingleNationalCompany)」 一 『海 外 へ の 地 域 拡 大 』 戦 略 一 「国 内 対 海 外 志 向 視 野 の 段 階(多 数 国 志 向 企 業 (Multi‑NationalCompany)で 国 内,海 外 の2本 立 て で 事 業 活 動 を展 開 し て い る企 業,以 下,「 国 内 対 海 外 志 向 企 業 」 と呼 ぶ)」 一 「世 界 的 地 域 拡 大 」 戦 略 一 「世 界 志 向 視 野 の 段 階(多 数 国 志 向 企 業(Multi‑NationalCompany)
で,国 内,海 外 を有 機 的 に 統 合 し,世 界 的 基 準 に 基 づ い て 事 業 活 動 を展 開 して い る 企 業,以 下 「世 界 志 向 企 業 」 と呼 ぶ)」 を と っ て い る 。 「図 一3」は 上 記 の 説 明 の 煩 雑 さ を 回 避 す る た め,作 成 さ れ た もの で あ る 。
② 「図 一2」は チ ャ ン ド ラ ー の4社GM,デ ュ ポ ン,ス タ ン ダ ー ド ・オ イ ル, シ ア ー ズ を 包 摂 した 図(【3‑2】1969収 録)お よ び,シ ア ー ズ が 例 外 で あ る こ と の 検 証 後,新 た に 作 成 し た 図(【4‑6】1974収 録)の2図 を 包 摂 して い
る 。
③ 「図 一2」は 世 界 企 業 の 管 理 組 織 展 開 の 系 譜 につ い て の全 体 像 を示 し得 る よ う工 夫 され て お り,そ こで は,チ ャ ン ドラ ー が提 示 した2つ の ル ー ト 「ル ー ト1」 職 能 部 門制 組 織 一 「多 角 化 」 戦 略 一 製 品別 事 業 部 制 組 織,「 ル ー ト2」 職 能 部 門制 組織 一 「地 域 拡 大 」 戦 略 一 地 域 別 事 業 部 制 組織 に加 え て,氏 が 考 察 の 将 外 に置 い た 「ル ー ト3」 製 品事 業 部 制 組 織(国 内志 向段 階 ・組 織 型A)一 「海 外 へ の 地 域 拡 大 」一 「国 内 対 海 外 志 向 段 階 」・(組 織 型 C・ 国 際事 業 部 を並 置 した製 品事 業 部 制 組 織)一 「世 界 的 地 域 拡 大 」一 「世 界 市 場 志 向段 階」・(F製 品 別 ・地 域 別 ・国別 事 業 部 制 組 織)を も収 納 で き る よ う作 成 され てい る。 こ こで,職 能部 門制 組 織 は単 一 製 品企 業,単 一 国志 向 企 業 の組 み 合 わせ にお け る管 理 組 織 とい て位 置 づ け られ る。
④ この 図 の作 成 につ い て は,チ ャ ン ドラ ー,ク リー の 分 析 視 点,研 究 成 果 が 強 く反 映 され て い る。
50国 際 経 営 論 集No.252003
A.D.チ ャ ン ドラ ー の4社 の 事 例 と そ の 位 置 づ け ●
A.D.チ ャ ン ドラ ー は そ の 著 「StrategyandStructure」1962に お い て, 職 能 部 門 制 組 織 か ら事 業 部 制 組 織 へ の 転 換 に 焦 点 を 合 わ せ て,米 国 で 早 い 時 期 に そ の 転 換 を 果 た し た デ ュ ポ ン,GM,ニ ュ ー ジ ャ ー ジ ー ・ス タ ン ダ ー ド ・オ イ ル,シ ア ー ズ の4社 を 選 び,事 例 研 究 を行 っ て い る 。 そ の 転 換 の ル ー トと して は
,「 ル ー ト1」 職 能 部 門 制 組 織 一 「多 角 化 」一 製 品 別 事 業 部 制 組 織,「 ル ー ト2」 職 能 部 門 制 組 織 一 「地 域 拡 大 」一 地 域 別 事 業 部 制 組 織 と い う2つ の ル ー一トが あ り,「 ル ー ト1」 の 事 例 と して デ ュ ポ ン,GMの2社,
「ル ー ト2」 の 事 例 と し て,ス タ ン ダ ー ド ・オ イ ル,シ ア ー ズ の2社 を 選 ん で い る 。A.D.チ ャ ン ドラ ー は 経 営 史 家 で あ り,ア メ リ カ で き わ め て 早 い 時 期 に 職 能 部 門 制 組 織 か ら事 業 部 制 組 織 へ の 移 行 を果 た し た4社 を事 例 研 究 の 対 象 と して 選 ん だ も の で あ り,そ れ 以 上 の 意 味 を持 た せ て は い な い 。 チ ャ ン ドラ ー の 場 合s「 ル ー ト1」 に つ い て は,デ ュ ポ ン,GMの 事 例 を 通 し て 実 に 的 確 な 検 証 が な さ れ て い る の に 対 し,「 ル ー ト2」 に つ い て は,極 め て 多 くの 曖 昧 な 部 分 を 残 して い る 。 チ ャ ン ドラ ー が 「ル ー ト2」 の 事 例 と し て 選 ん だ シ ア ー ズ,ス タ ン ダ ー ド ・オ イ ル は そ れ ぞ れ き わ め て 特 異 な 存 在 で あ る 。 シ ア ー ズ は4社 の 中 で 唯 一 小 売 業 に 属 して お り,そ の 取 扱 い は例 外 的 で あ る 。 ス タ ン ダ ー ド ・オ イ ル も ま た4社 の 中 で 唯 一,海 外 事 業 展 開 を 図 っ て い る 企 業 で 国 内 企 業 の 範 疇 の 外 に あ り,こ れ ま た 同 様 に,そ の 取 扱 い は 難 しい 。 チ ャ ン ドラ ー 自 身,こ の 例 外 的 な2社 に つ い て は,慎 重 な取 扱 い を行 っ て い る が,そ の 行 論 に は 多 く の 矛 盾 を残 して い る 。 シ ア ー ズ は 販 売 会 社(小 売 業) で あ り,チ ャ ン ドラ ー は 当 初 の 職 能 部 門 制 組 織 を 出 発 点 と し て,国 内 の 一 地 域 か ら全 国 展 開 を 行 な う と い う い わ ゆ る 「国 内 的 地 域 拡 大 」 を 実 行 す る こ と
に よ り,国 内 的 性 格 を 持 つ 「地 域 別 事 業 部 制 組 織 」 に 転 化 し て い る と 説 明 し て い る 。 こ こ で 注 意 し て お き た い の は,製 造 企 業 が 「多 角 化 」 と並 行 して
「国 内 的 地 域 拡 大 」 を 果 た して も,事 業 部 制 組 織 に お け る 部 門 化 基 準 と して は,「 製 品 別 基 準 」 の み が 問 題 と な り,「 地 域 別 基 準 」 は 度 外 視 され て い る こ
私の研究 ・教育遍歴 一 半世紀を回想 して一51
とで あ る。 そ の 意 味 で は,販 売 会 社 の 場 合 の み,「 国 内 的 地 域 拡 大 」 が 問題 とな って い る と言 う こ とが で き,「 国 内 的 地 域 拡 大 」 が 「地 域 別 基 準 」 を導 く とい う根 拠 は極 め て稀 薄 で あ って,そ の扱 い が い か に例 外 的 で あ る か を示 して い る 。
ま た,ス タ ン ダ ー ド ・オ イル は単 一 製 品 企 業 の ま ま 「海外 へ の 地 域 拡 大 」 を行 った企 業 で あ り,「 海 外 へ の 地 域 拡 大 」 が 「国 内 的 地 域 拡 大 」 と異 な り, そ れ ぞ れ の市 場 に対 す るマ ー ケ テ ィ ング活 動 の 多様 化 を要 求 し,地 域 別,国 別 で の そ れ ぞ れ 固 有 の対 応 を必 要 とす る ため,「 地 域 別 ・国 別 基 準 」 が 独 自 の役 割 を持 つ こ と にな る。
チ ャ ン ドラ ー研 究 者 の犯 した誤 解 と その 影 響 ●
チ ャ ン ドラ ー が 「ル ー ト1」,「 ル ー ト2」 を解 明 す るた め に そ れ ぞ れ2社 を対 応 させ た こ とは,チ ャ ン ドラ ー の意 図 とは異 な り,そ れが 勝 手 に一 人 歩 き を始 め る原 因 とな っ て い る。 こ こで 注 意 して お きた い の は,ま ず,「 多 角 化 」 の2社 に対 して,「 地 域 拡 大 」 の2社 は そ れ ぞ れ 「国 内 的 地 域 拡 大 」,
「海外 へ の 地 域 拡 大 」 とい う異 な っ た種 類 の 「地 域 拡 大 」 を 内 包 して お り, 決 して2対2の 対 応 とは な って い な い こ とで あ る 。 しか し,チ ャ ン ドラー の 著 書 を読 ん だ 多 くの研 究 者 は,事 業 部 制 組 織 の部 門化 基 準 と して の 「製 品別 基 準 」,「地 域 別 基 準 」 を そ れ ぞ れ対 等 の 関係 を持 つ もの とみ な し,『 職 能 部 門 制 組 織 は 「製 品別 基 準 」 に基 づ く事 業 部 制 組 織 に転 換 す るか,「 地 域 別 基 準 」 に基 づ く事 業 部 制 組 織 に転 換 す るか の ど ち らか で あ る』 と杜 撰 かつ 安 易 な形 で受 け止 め て い る。 こ こで は,部 門化 基 準 と して の 「製 品 別 基 準 」,「地 域 別 基準 」 の 関係 は 「製 品 別or地 域 別 」 と して把 握 され てお り,こ の俗 説 が 事 業 部 制 組 織 の研 究 にそ の ま ま浸 透 して い くこ とに な る。 チ ャ ン ドラ ーの 意 図 に反 した 「一 人歩 き」 とい うの は この こ とを指 して い る。 た と え ば,事 例 研 究 の 数 が 「ル ー ト1」2社,「 ル ー ト2」1社 で あ っ た な ら,「 製 品 別 基 準 」 と 「地 域 別 基 準 」 が 対 等 で あ る と信 じ込 む研 究 者 の 数 は大 幅 に減 っ て い
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た はず で あ る。
い わ ゆ る理 論 家 な る人 た ちが 安 易 な抽 象 化,普 遍 化 を図 る場 合,そ の 悪 影 響 は思 い もか け ない 所 ま で波 及 す る こ と に留 意 され た い 。 当 時,『 国際 経 営 関係 の研 究 者 は 「地 域 別 基 準 」 に基 づ く事 業 部 の研 究 に専 念 し,「 製 品 別 基 準 」 に基 づ く事 業 部 制 組 織 の研 究 は経 営 学 関係(当 時 は主 と して 国 内 経 営 関 係)の 研 究 者 に委 ね る』 とい った研 究 姿 勢 が 半 ば常 識 化 して い たが,こ れ 自 体,「 製 品別 基 準or地 域 別 基 準 」 の 悪 影 響 を端 的 に反 映 した もの で あ る。
A.D.チ ャ ン ド ラ ー の 方 法 論 の 踏 襲 と そ の 再 展 開 ●
チ ャ ン ド ラ ー がrStrategyandStructure」 を 発 表 し た1962年 当 時,米 国 で は,「 企 業 の 国 際 化 」 は な お 胎 動 期 に あ り,チ ャ ン ドラ ー 自 身,「 企 業 の 国 際 化 」 を 真 正 面 か ら受 け 止 め た 研 究 を行 っ て い な い 。 ス タ ン ダ ー ド ・オ イ ル は 早 期 に 事 業 部 制 組 織 へ の 転 換 を 果 た し た と い う こ と で,偶 々,「 地 域 別 基 準 」 に 基 づ く事 業 部 制 組 織 の 事 例 と して 選 び 出 さ れ た もの で あ り,チ ャ ン ド
ラ ー が 「企 業 の 国 際 化 」 を 明 確 に 意 識 した 上 で な さ れ た もの で は な い 。 私 自 身,経 営 史 家 と し て の チ ャ ン ドラ ー の 判 断 力,洞 察 力 の 凄 さ を しみ じみ と感
じ入 っ て お り,「 な ぜ,チ ャ ン ドラ ー ほ ど の 優れ た 研 究 者 が こ の 問 題 を考 察 の 増 外 に 置 い た の か,チ ャ ン ドラ ー が こ の 問 題 の 重 要 性 に 気 づ き,本 腰 を 挙 げ て 解 明 に 当 た る とす れ ば,ど の よ う な解 明 を 行 な う で あ ろ う か 」 を 問 う こ と こ そ,研 究 者 と して の 基 本 的 姿 勢 で あ る と考 え,か つ,実 行 して い る 。 そ の 後,チ ャ ン ドラ ー の 「企 業 の 国 際 化 」 に つ い て の 考 察 は チ ャ ン ドラ ー に 師 事 し たJ.M.ス ト ッ プ フ ォ ー ドに よ っ て 世 に 問 わ れ る こ と に な る が,ス ト ッ
プ フ ォ ー ドの 世 界 企 業 の 研 究 自体s私 が 提 示 した と ほ ぼ 同 じ方 向 を志 向 し て い る こ と に 注 目 さ れ た い 。
優 れ た 研 究 者 に 遭 遇 し た 時,上 記 の よ う な 姿 勢 を と る こ と に よ り,実 に 大 き な 成 果 を 引 き 出 す こ と が で き る 。 私 の 場 合,こ の こ と こ そ,研 究 者 と し て な す べ き こ と と確 信 して お り,そ れ を 実 行 す る こ と に よ り,予 想 以 上 の 大 き
私の研究 ・教育遍歴 一 半世紀を回想 して一53
な 成 果 を 引 き出 し て い る 。
◎ 「図 一3米 国 系MNCの 成 長 戦 略 展 開 の 系 譜 」(【4‑3】(分 析 ツ ー ル4)
企 業 形 態 お よ び 特 性
〔1〕 ロ ー カ ル 志 向 企 業
〔:瑠:productCo.nationalCo ,〕
国 内的地 域 拡大
(ロ ー カル 市場→ 全 国 市場)
〔II〕 国 内志 向企 業
〔:lngleproductCo.l nglenationalCo.〕
(国 内的 視 点 か らの製 品 一 市場 の組 合 せ の決 定)
製品多角化{:嵩 蓮灘
拡 大 化(市 場 浸 透,市 場 開 発,製 品 開 発)(個 々 の 製 品 に つ い て)
〔m〕 国 内 志 向 企 業(国 内)
multi‑一 一productlineCo.
singlenationalCo.
(海 外)
製 品 多角化
拡大 化(国 内市場 での) 海 外へ の地 域拡 大 (国 内市場→ 海外 市場)
"国 内 対 海 外"志 向 企 業
〔multi‑productlineCo・ 〕
製 品 多角化
(米 国 市場 を中心 と して) 拡大 化(各 国別 市場 ご とに)
世 界的 地 域拡 大戦 略 (国 内市 場→世 界市 場)
〔V〕 世 界市 場 志 向企 業 製 品 多角 化
轍 寵 畿tll濫%(世 界白 勺基準 に基づ く)
(世 界 的 視 点 か ら の 製 品 一 拡 大 化(世 界 的 基 準 に 基 づ く)
・市 場 の 組 合 せ の 決 定)
注 「海 外 へ の地 域 拡 大 」 と 「世 界 的 地 域 拡 大 」 を区 別 した理 由 一 一 前 者 が"国 内 対 海 外"
市 場 志 向段 階 の 「海 外 へ の地 域 拡 大 」 を意 味 し,国 内,海 外 両 活 動 の有 機 的 統 合,調 整 を前 提 と し な い の に 反 し,後 者 は世 界 市 場 志 向段 階 の 「海 外 へ の 地 域 拡 大 」 を意 味 し, 国 内,海 外 両 活 動 の有 機 的 統 合,調 整 が前 提 とな っ て い る こ と.
◎ 「図 一3米 国 系MNCの 成 長 戦 略 展 開 の 系 譜 」(【4‑3】(分 析 ツ ー ル4) 54国 際 経 営 論 集No.252003
① 「図 一3」(【4‑7】 「図3・1」)は 米 国 系 世 界 企 業 の 成 長 戦 略 自 体 を 単 独 で 扱 っ た 論 文 【4‑7】 に お い て,世 界 企 業 の 成 長 戦 略 展 開 の 系 譜 を 作 図 し, 提 示 して い た もの で あ る 。
② 「図 一3」は チ ャ ン ドラ ー の 研 究 を 土 台 と し て 世 界 企 業 の 研 究 に 結 び 付 け る た め,「 ル ー ト3」 に 焦 点 を 合 わ せ て 作 成 し て お りsチ ャ ン ドラ ー が 考 察 の 対 象 外 に お い た 「ル ー ト3」 に 関 して の 成 長 戦 略 の 展 開 を系 譜 づ け た も の で あ る 。
③ 「図 一3」はMNCの 管 理 組 織 展 開 の メ イ ン ル ー ト と も言 うべ き 「ル ー ト3」
に つ い て の 「成 長 戦 略 の 展 開 の 系 譜 」 を 示 した も の で,「 図 一2」 と リ ン ク す る こ と に よ っ て 「MNCの 成 長 戦 略 と 管 理 組 織 の 連 動 」 を 解 明 す る の に 役 立 つ こ と に な る 。
G.H.ク リ ー の 「ル ー ト3」 解 明 へ の 貢 献 ●
チ ャ ン ドラ ー が 「ル ー ト3」 を考 察 の 将 外 に お い て い る 以 上,国 際 経 営 の 研 究 者 が 解 明 す る しか な い 。 こ の 解 明 に と っ て,一 つ の 重 要 な ヒ ン トを 提 供 して い る の がG.H.ク リ ー で あ る 。 ク リ ー の 場 合,他 の ほ とん どす べ て の 国 際 経 営 研 究 者 が 「国 際 事 業 部 」,な い し,そ の 子 会 社 形 態 と して の 「国 際 会 社 」 を本 部 機 構 と切 り離 して 扱 っ て い る の に 対 し,実 在 す る 「国 際 事 業 部 を 並 置 し た 組 織 」(組 織 型C)を 考 察 の 対 象 と して 選 ん で い る 。 ク リ ー の 場 合,
「国 内 対 海 外 」 志 向 視 野 の 存 在 を 強 く意 識 し て お り,「 国 内 対 海 外 志 向 」 段 階 に お け る 組 織 型Cに 着 目す る 条 件 を備 え て い た 。
そ の 意 味 で は,「 組 織 型C」 の そ の 前 身 と して の 国 内 志 向 段 階 で の 「組 織 型A」 を 類 推 す る こ と は 十 分 に 可 能 で あ っ た は ず で あ る が,ク リ ー が 国 内 企 業 段 階 で の 管 理 組 織 と の 有 機 的 関 連 の 解 明 に 配 慮 す る こ と は な か っ た 。 ク リ
ー は 共 同 執 筆 に よ る論 文 「CreatingaWoridEnterprise」1959で は
,国 際 事 業 部 を並 置 した 事 業 部 制 組 織(組 織 型C)の 発 展 形 態 と して,地 域 別 事 業 部 制 組 織(組 織 型E)に 関 連 づ け て い る が,「 図 一2」に 明 ら か な よ う に,「 組 織
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