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1質問文理解  2.情報の統合 3立式 4解答

【図22:数値の違いによる比較】

このグラフから、次のようなことが読み取れる。

・数値の組み合わせ②は、「2,情報の統合」、「3,立式」での正答率が①よりやや低い。

・数値の組み合わせ①、②ともに、下位過程が進むにつれ正答率を下げていく。

この結果をさらに問題構造(第1用法・第2用法・第3用法)ごとに分析していく。

(第1用法)

 第1用法のみは「液量問題」、「長さ問題」、「生産問題」の3つの文脈について調査を行 っているので、それぞれの文脈ごとに数値の組み合わせ(①、②)による正答率の違いを 見ていく。

 【図23】は「液量問題」の正答率を、【図24】は「長さ問題」の正答率を、【図25】は

「生産問題」の正答率を、数値の組み合わせ(①,②)別に示したものである。

+①遡一②

100%

80%

60%

40%

20%

 0%

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 甑灘  i   …

1.質問文理解  2情報の統合 3立式 4解答

【図23:数値の違いによる比較(液量問題)】

100%

80%

60%

40%

20%

 0%

融一

糠.

1

1.質問文理解2.情報の統合  3立式

4解答

【図24:割合の値による比較(長さ問題)】

100%

80%

60%

40%

20%

 0%

魅鮎

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カ一一唖塑些し」

1質問文理解  2情報の統合 3立式 4解答

【図25:割合の値による比較(生産問題)】

 上の3つのグラフに共通して見られる特徴は、①と②のグラフに大きなずれが生じてい ないことである。これは、第1用法の問題構造においては、数値の違い(①、②)による 下位過程での正答率の変化が、どの文脈でも(異なる文脈でも)生じていないことを示す。

すなわち、第一用法では、数値の違いによる正答率の変化が下位過程で生じないといえる。

 3つのグラフを見ると、第1用法の問題は全て「3,立式」の過程でつまずいている。こ れは数値が違っても変わらないが、児童の誤答には数値が違うことによって、誤答の種類

【表23】は第1用法の問題での児童の誤答の種類をまとめたものである。

       【表23:第1用法の誤答一覧】

液量問題 長さ問題 生産問題

数値の組み合わせ① 空白   2人 かけ算  3人 空白   11人 言葉の式 1人 空白   2人 かけ算  1人 かけ算  1人 逆    1人

小数点  1人 ひき算  1人 ひき算  1人 たし算  1人

数値の組み合わせ② かけ算  4人 空白   4人 空白   6人 空白   2人 逆    3人 逆    5人 逆    1人 かけ算  2人 かけ算  3人

ひき算  1人 ひき算  2人

たし算  1人 たし算  1人

       (表中の「逆」は除数と被除数を逆に立点したものを表す)

 数値の組み合わせ①では、かけ算と空白が3つの文脈に共通してみられる誤答である。

問題構造別での比較でも述べたように、この原因は「何倍」という単語からかけ算を連想

したのだと考えられる。

 数値の組み合わせ②になると、除数と被除数を逆にする誤答が3つの文脈で見られるよ うになる。この「逆」の誤答をした児童の解答をみると、数値の組み合わせ①の場合は他 の第一用法では正解していて、数値の組み合わせ②になると逆に解答をしていることが確 認できた。「被除数〉除数」の場合は正解して、「被除数く除数」の場合は逆に立式して不 正解になっているのである。言い換えると、「大きい数÷小さい数」なら立式できるが、「小 さい数÷大きい数」なら逆に立式して、誤答することが増えるのである。これは、わり算 は必ず「大きい数÷小さい数」になると思っている児童がいる可能性を表していると考え

られる。

(第2用法)

【図26】は、「液量第二」の正答率を数値の組み合わせ①,②別に示したものである。

100%

80%

60%

40%

20%

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