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結果

ドキュメント内 自動二輪車の低速走行における (ページ 78-90)

IV. 熟練度の違いによる動作特性比較実験 〜角速度成分比較〜

IV.6. 結果

IV.6.1. 一本橋走行パフォーマンス

ライダーの一本橋走行パフォーマンスにより,下位,上位各4名をそれぞれ 初級者群および熟練者群とし,残りの6名を中間群と分類した.

それぞれのパフォーマンスは,初級者群 15.5 ± 2.0s ,中間群 27.8 ± 7.5s , 熟練者群 61.5 ± 22.0sであった(表4-3.).また,各群をTukey-Kramer法で多 重比較検定をおこなった結果,初級者群と熟練者群および,中間群と熟練者群 で有意差がみられた( p< .05 ).このことから,初級者群や中間群に比べ熟練 者群は有意にパフォーマンスが良かったと判断できる.各群のパフォーマンス 比較グラフを図4-7.に示す.

表4-3.一本橋走行パフォーマンス

群名 人数 内訳

走行 タイム

(s)

s.d.

初級者群 4 名

経験:0

未経験:4名

15.5 2.0 中間群 6 名

経験:3

未経験:3名

27.8 7.5 熟練者群 4 名

経験:4

未経験:0名

61.5 22.0

20 30 40 50 60 70 80 90

⾛⾏タイム(s)

*:p<.05

75

IV.6.2. 車体ロール角速度ωfr

図 4-8.(a),(b)に各群における頭部ロール角速度 ωfrの頻度分布を示す.

グラフからいずれの群も全員 0 deg/s付近にピークが発生しており,初級者群 と熟練者群ともに大きな車体ロール角速度が発生していないことが確認できた.

両群の頻度分布の等分散性を確認するため,それぞれ4名分のデータを結合 し,F 検定をおこなった.結果,両群には有意に差があり,等分散でないこと が確認できた ( F(21665,5269)= 1.85,p < .05 ).

また,両群の大きなロール動作の頻度比較を実施するため,角速度10 deg/s 以 上 の 頻 度 の 差 に つ い て ス チ ュ ー デ ン ト の t 検 定 を 実 施 し た と こ ろ

t = -1.19 ,df = 6 ,n.s. となり,急激なロール動作の発生頻度に関して有意

差は見られなかった.

(a) 初心者車体ロール角速度

0%

5%

10%

15%

20%

25%

-20 -18 -16 -14 -12 -10 -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20

頻度(%)

角速度(deg/s)

初A 初B 初C 初D

10%

15%

20%

25%

頻度(%)

熟a 熟b 熟c 熟d

77

IV.6.3. 背部ロール角速度ωbr

図4-9.(a),(b)に各群における背部ロール角速度ωbrの頻度分布を示す.

両群ともに緩やかではあるが 0付近にピークのある分布を示した.

両群の頻度分布の等分散性を確認するため,同様にそれぞれ4名分のデータ を結合し,F 検定をおこなった.結果,両群に有意な差はなく,等分散である ことが確認できた ( F(10883,2585)= 0.97 ,n.s. ).

(a) ライダー背部ピッチ角速度

0.0%

2.0%

4.0%

6.0%

8.0%

10.0%

-50 -40 -30 -20 -10 0 10 20 30 40 50

頻度(%)

角速度(deg/s)

初A 初B 初C 初D

2.0%

4.0%

6.0%

8.0%

10.0%

頻度(%)

熟a 熟b 熟c 熟d

79

IV.6.4. 頭部ロール角速度ωhr

図4-10.(a),(b)に各群における頭部ロール角速度ωhrの頻度分布を示す.

熟練者は 0 deg/s付近にピークが発生しており,走行中に急激な頭部のロール

動作が発生していないことが確認できた.一方,初級者は 0 deg/s付近の頻度 はあまり大きくなく,走行中に大きな頭部のロール動作が頻発していることが 確認できた.

同様にそれぞれ 4名分のデータを結合し,F検定をおこなった結果,両群に は有意な差があり,等分散でないことが確認できた( F(2585,10883)= 1.65 , p < .05 ).

また,両群の大きなライダー頭部のロールの頻度比較を実施するため,角速

度 10deg/s 以上の頻度の差についてスチューデントの t 検定を実施した結果,

t = 3.68 df = 6 p < .05 となり,初級者は大きな頭部のロール動作が有意に

多いことが確認できた.

(a) ライダー頭部ピッチ角速度 0.0%

2.0%

4.0%

6.0%

8.0%

10.0%

12.0%

14.0%

-30 -20 -10 0 10 20 30

頻度(%)

角速度(deg/s)

初A 初B 初C 初D

4.0%

6.0%

8.0%

10.0%

12.0%

14.0%

頻度(%)

熟a 熟b 熟c 熟d

81 IV.6.5. 各ピッチ角速度

図 4-11.(a)〜(c)に初級者群,熟練者群それぞれの車体およびライダー 背部,頭部のピッチ角速度の頻度分布を示す.初級者群,熟練者群ともにライ ダー毎には車体ピッチ角速度のピークに差異が発生しているが,各群として共 通する特徴的な挙動は確認できなかった.

(a) 車体ピッチ角速度 (左:初級者群,右:熟練者群)

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

-20 -10 0 10 20

頻度(%)

角速度(deg/s)

初A 初B

初C 初D

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

-20 -10 0 10 20

頻度(%)

角速度(deg/s)

熟a 熟b

熟c 熟d

(b) ライダー背部ピッチ角速度 (左:初級者群,右:熟練者群)

0%

5%

10%

15%

20%

-30 -20 -10 0 10 20 30

頻度(%)

角速度(deg/s)

初A 初B

初C 初D

0%

5%

10%

15%

20%

-30 -20 -10 0 10 20 30

頻度(%)

角速度(deg/s)

熟a 熟b

熟c 熟d

5%

10%

15%

20%

頻度(%)

5%

10%

15%

20%

頻度(%)

83 IV.6.6. 各ヨー角速度

図 4-12.(a)〜(c)に初級者群,熟練者群それぞれのヨー角速度の頻度分 布を示す.初級者群,熟練者群ともにライダー毎には車体ヨー角速度およびラ イダー頭部ヨー角速度のピークに差異が発生しているが,各群として共通する 特徴的な挙動は確認できなかった.

(a) 車体ヨー角速度(左:初級者群,右:熟練者群)

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

-20 -10 0 10 20

頻度(%)

角速度(deg/s)

初A 初B

初C 初D

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

-20 -10 0 10 20

頻度(%)

角速度(deg/s)

熟a 熟b

熟c 熟d

(b) ライダー背部ヨー角速度(左:初級者群,右:熟練者群)

0%

2%

4%

6%

8%

10%

-20 -10 0 10 20

頻度(%)

角速度(deg/s)

初A 初B

初C 初D

0%

2%

4%

6%

8%

10%

-20 -10 0 10 20

頻度(%)

角速度(deg/s)

熟a 熟b

熟c 熟d

5%

10%

15%

20%

25%

30%

頻度(%)

初A 初B

初C 初D

5%

10%

15%

20%

25%

30%

頻度(%)

熟a 熟b

熟c 熟d

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ドキュメント内 自動二輪車の低速走行における (ページ 78-90)

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