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(1) 研究の重点化及び推進方向 中長期目標

「農林水産研究基本計画」に即し、開発途上地域における持続的な資源・環境管理技術の開 発、熱帯等の不良環境における農産物の安定生産技術の開発及び開発途上地域の地域資源等 の活用と高付加価値化技術の開発を重点的に実施し、世界の食料安全保障の確保や気候変動 問題等、地球規模の課題への対応等に貢献する。併せて、国際共同研究を通じて、グローバル・

フードバリューチェーン戦略等に即した施策、我が国の農林水産研究の高度化等に貢献する。

研究の推進に当たっては、研究開発成果の政府開発援助(ODA)等での活用も念頭に置き、開 発途上地域における農林水産業に関する研究を包括的に行い得る我が国唯一の研究機関とし て、開発途上地域、先進諸国、国際研究機関、NGO 等民間団体と連携し、国際共同研究等に取り 組む。

また、農研機構(国際連携担当部署を含む。)など他の農林水産関係国立研究開発法人との連 携を一層強化し、各法人の有する研究資源を活用した共同研究等を効率的に推進する。

これらのことを実現するため、別添に示した研究を進める。

中長期計画

ア 開発途上地域の農林水産業の技術の向上や国際情勢の観点に加え、我が国の政策への貢 献、我が国の農林水産研究の高度化や技術の向上への波及効果等の観点に留意しつつ、

別添に示した研究を重点的に推進する。

イ 国内外の関係機関との情報交換や相互連携体制の整備に努め、開発途上地域、先進諸国、

CGIAR 等の国際研究機関、NGO 等民間団体、国際的な研究ネットワーク等と連携して効果 的な国際共同研究を推進する。

ウ 他の農林水産関係国立研究開発法人との連携を一層強化し、各法人の有する研究資源を活 用した共同研究等を効率的に推進する。

《平成30年度実績》

ア 研究の重点的な推進

プログラムA「開発途上地域における持続的な資源・環境管理技術の開発」(資源・環境 管理研究業務セグメント)では、気候変動や環境劣化等、深刻化する地球規模的課題に対処 するため、アジア及びアフリカ地域を中心とする開発途上地域において、原因を抑える緩和 策と環境の変動に対応する適応策の両面から、持続的な資源・環境管理技術の開発を進めて いる。

プログラムB「熱帯等の不良環境における農産物の安定生産技術の開発」(農産物安定生 産研究業務セグメント)では、食料増産の推進とアフリカをはじめとする世界の栄養改善に 向けて、低肥沃度や乾燥等の不良環境のため農業生産の潜在能力が十分に発揮できていな い熱帯等の開発途上地域を対象として、農産物の安定生産技術の開発に取り組んでいる。

プログラムC「開発途上地域の地域資源等の活用と高付加価値化技術の開発」(高付加価

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値化研究業務セグメント)では、アジア地域における農山漁村開発を支援し、開発途上地域 の農民の所得向上と、我が国が進めるグローバル・フードバリューチェーン戦略に貢献する ため、多様な地域資源の活用と、新たな高付加価値化技術の開発に取り組んでいる。

詳細は、別添「プログラムの実績概要」を参照。

イ 効果的な国際共同研究の推進

「第1の2 ア 関係機関との連携・調整機能の強化、情報及び人的交流の推進」を参照。

ウ 農林水産関係国立研究開発法人との連携強化

「第1の2 ウ 農林水産関係国立研究開発法人等との協力関係の強化」を参照。

(2) 国際的な農林水産業に関する動向把握のための情報の収集、分析及び提供 中長期目標

国際的な食料・環境問題の解決を図るため、諸外国における農林水産業の生産構造及び食料 需給・栄養改善等に関する現状分析、将来予測及び研究開発成果の波及効果分析を行う。

また、開発途上地域での農林水産業関連の研究や我が国が進めるグローバル・フードバリュー チェーン構築等の施策に資するため、国際的な食料事情、農林水産業及び農山漁村に関する資 料を、継続的・組織的・体系的に収集・整理し、広く研究者、行政組織、企業等に提供する。

加えて、「農林水産研究基本計画」に定めた基本的な方向に即し、将来の技術シーズの創出を 目指すために重要な出口を見据えた基礎研究(目的基礎研究)を、適切なマネジメントの下、着実 に推進する。

中長期計画

ア 国際的な食料・環境問題の解決を図るため、諸外国における食料需給、栄養改善及びフー ドシステムに関する現状分析、将来予測及び研究成果の波及効果分析を実施する。

イ 開発途上地域での農林水産関連の研究開発や、我が国が進めるグローバル・フードバリュ ーチェーン構築等の施策に貢献するため、国内外関係機関との連携や重点地域への職員派 遣により、国際的な食料・農林水産業及び農山漁村に関する情報や資料を継続的、組織的、

体系的に収集、整理するとともに、国内外の研究者や行政機関、企業等に広く提供する。

ウ 国内の関係機関間の組織的な情報交流を強化するため、「持続的開発のための農林水産 国際研究フォーラム」(J-FARD)を運営する。

エ 理事長インセンティブ経費等を活用し、目的基礎研究を推進する。

オ 目的基礎研究の推進に当たっては、「農林水産研究基本計画」に示された基本的な方向に 即しつつ、JIRCAS が実施する意義や有効性等を見極めて課題を設定するとともに、将来のイ ノベーションにつながる技術シーズの創出や異分野融合による新たな研究展開に寄与する先 駆的研究としての発展可能性を重視する。さらに、進捗状況を評価し、研究方法の修正や研 究課題の中止等、適切な進行管理を行う。

《平成30年度実績》

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プログラムD「国際的な農林水産業に関する動向把握のための情報の収集、分析及び提供」

(情報収集分析業務セグメント)では、戦略的かつ的確な研究課題の設定のため食料需給や栄養 等に関する分析と将来予測を進めるとともに、国際的な農業研究に関する最新情報を国際会議の 参加等を通じて収集・提供し、さらに将来のイノベーションにつながる成果を目指す目的基礎研究 に取り組んでいる。

詳細は、別添「プログラムの実績概要」を参照。

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第2 業務運営の効率化に関する事項