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県産木材供給センターの立地場所についての検討

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VII. その他の検討

1. 県産木材供給センターの立地場所についての検討

県産木材供給センターの立地場所についても、原木運搬コストや製品運搬コストが採 算性に大きな影響を及ぼすことから、以下により立地場所の検討を行った。 

(1)

原木運搬コストからの検討

製品の製造原価を大きく左右する原木運搬費を低減するという観点からも、森林資 源が充実し原木集荷機能が高い地域に立地させることが最も効果的である。 

図表  VII-1  製品1m

3

あたりの製造原価(直材・曲材並列パターンの場合) 

   

    なお、「原木が集めやすい」要因となる事項は次の2つに整理できる。 

・  森林資源が存在するだけでなく、現段階で原木として利用できる森林資源が存在 する地域であること。 

・  高い素材生産能力を有している地域であること。 

① 森林資源に関する分析結果 

県産木材供給センターが利用するとしている直径 14〜28cm の原木を 36〜60 年生の 立木として県内の存在量を分析してみると、宍粟市、旧安富町、丹波市に多く、また 宍粟市と丹波市を東西につなぐ範囲にある地域に比較的に多く存在している。 

図表  VII-2  県内の森林資源の状況(36〜60 年生) 

   

                 

民有林1haあたりの 蓄積量(m3/ha)

200 以上 150 - 200 100 - 150 50 - 100 0 -  50

② 素材生産能力に関する分析結果 

県内の素材生産量を旧市町村単位で評価すると、旧波賀町、旧一宮町、旧山崎町(い ずれも現宍粟市)、旧安富町(現姫路市)の地域の生産能力が高い。また、宍粟市には 実績のある有力な素材生産業者が存在している。 

 

図表  VII-3  県内旧市町村ごとの素材生産状況   

                                                         

単位面積あたり素材生産量

(m3/km2)

60 -40 - 60 20 - 40 0 - 20

0 15 30

キロメートル

(2)

製品運搬コストからの検討

県産木材供給センターから発送される製品の納品先についても、県産木材供給セン ターと近い位置関係にあることが望ましい。 

  県内には全国でも有数のプレカット工場が三田市、三木市、加西市に3社立地し、

それに続く中規模の工場が西宮市や宍粟市などに立地している。また、大規模な集成 材工場が神戸市、伊丹市、宍粟市に3社、パルプ工場が丹波市に 1 社立地している。 

図表  VII-4  兵庫県内の林産関連施設   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(3)

県産木材供給センターの立地環境

製材関連工場は、騒音や原木搬入によるホコリなど、周辺環境へ及ぼす影響が大き く、これまでにも工場の規模の拡大や、周辺地域での人口の増加に伴い、工場の移転 を余儀なくされたケースもあり、立地に際しては周辺環境に十分配慮する必要がある。 

(4)

県産木材供給センターの立地適地

(1)(2)を総合すると宍粟市と丹波市の間の地域に立地することが望ましいと考 えられる。 

特に、森林資源が充実し原木集荷機能が高い宍粟市周辺でかつ周辺に住宅等の施設 がない場所に立地させることが最適といえる。 

       

。   

 

<最近新設の国産材大規模製材工場は、全て山中で資源立地型> 

 

  久万広域森林組合(愛媛県)、群馬県産材加工協同組合、三陸木材高次加工協同組合

(岩手県)等  

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