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施設整備計画(基本形)のシミュレーション結果

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V. 製品の生産品目と施設整備計画

4. 施設整備計画(基本形)のシミュレーション結果

ーカー

直材 

曲材  直材 ライ

  製  材 

(ワンウェイ製材機)  チッパーキャンター  ツインソー

  製  材 

(曲がり製材機)  チッパーキャンター カービングソー  ギャングリッパー

曲材 ライ

柱  

間柱 

ラミナ     

      製品  

 

レー

ング          

加工

             

  間柱 

集成

4.  施設整備計画(基本形)のシミュレーション結果 

(2)

シミュレーションの結果

    基本形における年間収支(用地費の返済分を除く)及びその利益率のシミュレーシ ョン結果を以下に示す。 

    年間 10 万mの原木を1シフトで加工した場合は、年間1億円以上の赤字が見込ま れる。参考として、2シフト、3シフトでシミュレーションを実施したところ、3シ フト 30 万mでようやく採算ベースにのることが示された。 

 

図表  VI-9  基本形シミュレーション結果概要(補助率50%) 

基本形   

1シフト  (参考)2シフト  (参考)3シフト 

設定原木量 

10万m3  直材 4 万m3  曲材 6 万m3 

20万m3  直材 8 万m3  曲材 12 万m3

30万m3  直材 12 万m3  曲材 18 万m3  年間収支  -156,460 千円 -33,654 千円  83,442 千円 

利益率  −7.73%  −0.83%  1.37% 

                                   

図表  VI-10  基本形シミュレーションシート(概要) 

 

 

 

 

1シフト(10万m3) (参考)2シフト(20万m3) (参考)3シフト(30万m3

柱材販売 549,568 1,099,136 1,648,704

間柱販売 1,057,672 2,115,288 3,172,932

集成材販売 278,171 556,416 834,624

小幅板販売 64,104 128,208 192,312

チップ・オガ粉販売 75,588 151,177 226,765

収入計 2,025,103 4,050,225 6,075,337

原木購入費 1,354,000 2,708,000 4,062,000

製材費 98,475 197,450 296,925

  人件費 60,200 120,400 180,600

  動力費・施設補修等 38,275 77,050 116,325

乾燥費 30,400 66,000 106,800

  人件費 27,800 55,600 83,400

  動力費・施設補修等 2,600 10,400 23,400

品質管理費 63,500 127,000 190,500

  人件費 42,100 84,200 126,300

  動力費・施設補修等 21,400 42,800 64,200

集成加工費 84,500 169,000 253,500

  人件費 64,500 129,000 193,500

  動力費・施設補修等 20,000 40,000 60,000

販売管理費 121,506 170,109 218,711

減価償却費 164,284 199,895 235,505

製品運送費 81,352 162,704 244,056

借入金金利 87,545 120,522 153,498

用地費元金返済 96,000 163,200 230,400

支出計 2,181,563 4,083,879 5,991,896

-156,460 -33,654 83,442

-7.73% -0.83% 1.37%

用地費 (面積8.0ha)960百万円 (面積13.6ha)1,632百万円 (面積19.2ha)2,304百万円

設備費 3,916百万円 4,771百万円 5,625百万円

補助率

工場人員 49名 98名 147名

※販売管理費は、役員報酬、販売管理にかかる人件費、広告宣伝費等として設定

 減価償却費は、建物建設費・設備費のうち、補助金を受けていない部分について定額法により算出

収益率

条件

設備費1/2(国庫) (設備費のみ、用地費は補助無し、補助残は借入金で対応

項     目

収入

支出

年間収支

図表  VI-11  基本形シミュレーション  シート 

① 1シフト   

                   

<資金関連>

単価(円/㎡) 面積(㎡) 金額(千円)

資金需要 用地費 12,000 × 80,000 = 960,000

建物建築費(事務所棟) 151,515 × 264 = 40,000

建物建築費(製材棟) 74,848 × 1,800 = 134,727

建物建築費(加工棟) 74,848 × 1,900 = 142,212

建物建築費(倉庫棟) 74,848 × 3,800 = 284,424

建物建築費(集成材棟) 37,079 17,800 660,000

設備費(選別機) 50,000

設備費(皮むき機) 110,000

設備費(直材製材ライン) 270,000

設備費(曲材製材ライン) 425,000

設備費(乾燥機) 400,000

設備費(木質ボイラー) 120,000

設備費(加工ライン) 260,000

設備費(集成材ライン) 1,000,000

フォークリフト 20,000

 資金需要計 4,876,364

資金供給 用地借入金 960,000

施設借入金 1,958,182

施設補助金 1,958,182

 資金供給計 4,876,364

<年間収支>

単価 量 金額(千円)

収入 スギ柱(直材) 47,000 × 6,944 = 326,368

スギ間柱(直材・曲材) 44,000 × 15,171 = 667,547

ヒノキ柱(直材) 75,000 × 2,976 = 223,200

ヒノキ間柱(直材・曲材) 60,000 × 6,502 = 390,125

スギ集成柱 54,000 × 1,683 = 90,874

スギ集成間柱 47,000 × 1,683 = 79,094

ヒノキ集成柱 75,000 × 1,443 108,203

スギ・ヒノキ小幅板(直材・曲材) 15,000 × 4,274 = 64,104

チップ 2,200 × 34,358 = 75,588

 経常収入計 2,025,103

支出 スギ原木購入費(直材) 13,000 × 28,000 = 364,000 スギ原木購入費(曲材) 10,000 × 42,000 = 420,000 ヒノキ原木購入費(直材) 25,000 × 12,000 = 300,000 ヒノキ原木購入費(曲材) 15,000 × 18,000 = 270,000

運送費 2,000 × 40,676 = 81,352

製材

 動力費等 34,000

 施設補修費 4,275

 人件費(正社員) 4,300千円 × 14人 = 60,200

乾燥

 動力費等 0

 施設補修費 2,600

 人件費(正社員) 4,300千円 × 6人 = 25,800

 人件費(パート) 2,000千円 × 1.0人 = 2,000

加工

 動力費等 20,000

 施設補修費 1,400

 人件費(正社員) 4,300千円 × 7人 = 30,100

 人件費(パート) 2,000千円 × 6人 = 12,000

集成材加工

 動力費・接着剤等 15,000

 施設補修費 5,000

 人件費 4,300千円 × 15人 = 64,500

販売管理費

 役員報酬 30,377

 役員外販管人件費 85,054

 その他 6,075

減価償却費 164,284

借入金金利 87,545

 経常支出計 2,085,563

-60,460

用地費の返済分 10年で返済する際に必要な元本 96,000

用地費の返済分を除いた年間収支 -156,460

用地費の返済分を除いた年間収支利益率 -7.73%

項目

柱(50m3容量)10基 板(100m3容量)8基

項目

設備費の0.5%

全量木くずを使用 設備費の0.5%

設備費の0.5%

年間収支

設備費の0.5%

売上の6%

耐用年数:建物20年、設備10年 金利3%

 売上の1.5%

 売上の4.2%

 売上の0.3%

 

② (参考)2シフト   

   

<資金関連>

単価(円/㎡) 面積(㎡) 金額(千円)

資金需要 用地費 12,000 × 136,000 = 1,632,000

建物建築費(事務所棟) 151,515 × 264 = 40,000

建物建築費(製材棟) 74,848 × 1,800 = 134,727 建物建築費(加工棟) 74,848 × 1,900 = 142,212 建物建築費(倉庫棟) 74,848 × 7,600 = 568,848

建物建築費(集成材棟) 37,079 17,800 660,000

設備費(選別機) 100,000

設備費(皮むき機) 110,000

設備費(直材製材ライン) 270,000

設備費(曲材製材ライン) 425,000

設備費(乾燥機) 800,000

設備費(木質ボイラー) 240,000

設備費(加工ライン) 260,000

設備費(集成材ライン) 1,000,000

フォークリフト 20,000

 資金需要計 6,402,788

資金供給 用地借入金 1,632,000

施設借入金 2,385,394

施設補助金 2,385,394

 資金供給計 6,402,788

<年間収支>

単価 量 金額(千円)

収入 スギ柱(直材) 47,000 × 13,888 = 652,736

スギ間柱(直材・曲材) 44,000 × 30,342 = 1,335,048

ヒノキ柱(直材) 75,000 × 5,952 = 446,400

ヒノキ間柱(直材・曲材) 60,000 × 13,004 = 780,240

スギ集成柱 54,000 × 3,366 = 181,764

スギ集成間柱 47,000 × 3,366 = 158,202

ヒノキ集成柱 75,000 × 2,886 = 216,450

スギ・ヒノキ小幅板(直材・曲材) 15,000 × 8,547 = 128,208

チップ 2,200 × 68,717 = 151,177

 経常収入計 4,050,225

支出 スギ原木購入費(直材) 13,000 × 56,000 = 728,000 スギ原木購入費(曲材) 10,000 × 84,000 = 840,000 ヒノキ原木購入費(直材) 25,000 × 24,000 = 600,000 ヒノキ原木購入費(曲材) 15,000 × 36,000 = 540,000

運送費 2,000 × 81,290 = 162,704

製材

 動力費等 68,000

 施設補修費 9,050

 人件費(正社員) 4,300千円 × 28人 = 120,400

乾燥

 動力費等 0

 施設補修費 10,400

 人件費(正社員) 4,300千円 × 12人 = 51,600

 人件費(パート) 2,000千円 × 2.0人 = 4,000

加工

 動力費等 40,000

 施設補修費 2,800

 人件費(正社員) 4,300千円 × 14人 = 60,200

 人件費(パート) 2,000千円 × 12人 = 24,000

集成材加工

 動力費・接着剤等 30,000

 施設補修費 10,000

 人件費 4,300千円 × 30人 = 129,000

販売管理費

 役員報酬 30,377

 役員外販管人件費 127,581

 その他 12,151

減価償却費 199,895

借入金金利 120,522

 経常支出計 3,920,679

129,546

用地費の返済分 10年で返済する際に必要な元本 163,200

用地費の返済分を除いた年間収支

-33,654

用地費の返済分を除いた年間収支利益率

-0.83%

年間収支

耐用年数:建物20年、設備10年 金利3%

1シフトと同様 1シフトの1.5倍 1シフトの2倍 全量木くずを使用 項目

柱(50m3容量)20基 板(100m3容量)16基 項目

 

③ (参考)3シフト   

     

<資金関連>

単価(円/㎡) 面積(㎡) 金額(千円)

資金需要 用地費 12,000 × 192,000 = 2,304,000

建物建築費(事務所棟) 151,515 × 264 = 40,000

建物建築費(製材棟) 74,848 × 1,800 = 134,727 建物建築費(加工棟) 74,848 × 1,900 = 142,212 建物建築費(倉庫棟) 74,848 × 11,400 = 853,273

建物建築費(集成材棟) 37,079 17,800 660,000

設備費(選別機) 150,000

設備費(皮むき機) 110,000

設備費(直材製材ライン) 270,000

設備費(曲材製材ライン) 425,000

設備費(乾燥機) 1,200,000

設備費(木質ボイラー) 360,000

設備費(加工ライン) 260,000

設備費(集成材ライン) 1,000,000

フォークリフト 20,000

 資金需要計 7,929,212

資金供給 用地借入金 2,304,000

施設借入金 2,812,606

施設補助金 2,812,606

 資金供給計 7,929,212

<年間収支>

単価 量 金額(千円)

収入 スギ柱(直材) 47,000 × 20,832 = 979,104

スギ間柱(直材・曲材) 44,000 × 45,513 = 2,002,572

ヒノキ柱(直材) 75,000 × 8,928 = 669,600

ヒノキ間柱(直材・曲材) 60,000 × 19,506 = 1,170,360

スギ集成柱 54,000 × 5,049 = 272,646

スギ集成間柱 47,000 × 5,049 = 237,303

ヒノキ集成柱 75,000 × 4,329 = 324,675

スギ・ヒノキ小幅板(直材・曲材) 15,000 × 12,821 = 192,312

チップ 2,200 × 103,075 = 226,765

 経常収入計 6,075,337

支出 スギ原木購入費(直材) 13,000 × 84,000 = 1,092,000 スギ原木購入費(曲材) 10,000 × 126,000 = 1,260,000 ヒノキ原木購入費(直材) 25,000 × 36,000 = 900,000 ヒノキ原木購入費(曲材) 15,000 × 54,000 = 810,000

運送費 2,000 × 122,028 = 244,056

製材

 動力費等 102,000

 施設補修費 14,325

 人件費(正社員) 4,300千円 × 42人 = 180,600

乾燥

 動力費等 0

 施設補修費 23,400

 人件費(正社員) 4,300千円 × 18人 = 77,400

 人件費(パート) 2,000千円 × 3.0人 = 6,000

加工

 動力費等 60,000

 施設補修費 4,200

 人件費(正社員) 4,300千円 × 21人 = 90,300

 人件費(パート) 2,000千円 × 18人 = 36,000

集成材加工

 動力費・接着剤等 45,000

 施設補修費 15,000

 人件費 4,300千円 × 45人 = 193,500

販売管理費

 役員報酬 30,377

 役員外販管人件費 170,109

 その他 18,226

減価償却費 235,505

借入金金利 153,498

 経常支出計 5,761,496

313,842

用地費の返済分 10年で返済する際に必要な元本 230,400

用地費の返済分を除いた年間収支

83,442

用地費の返済分を除いた年間収支利益率

1.37%

年間収支

耐用年数:建物20年、設備10年 金利3%

1シフトと同様 1シフトの2倍 1シフトの3倍 全量木くずを使用 項目

柱(50m3容量)30基 板(100m3容量)24基 項目

(3)

採算性・機能構成等の評価

① 採算性の評価について 

原木の集積から、製材、さらに集成材加工までを一体となって取り組むとした基 本形では、1シフト 10 万m3で1億 6,000 万円の赤字(利益率-7.73%)、2シフ ト 20 万m3 で 3,400 万円の赤字(同-0.83%)となり、3シフト 30 万m3で黒字(年 間収支 8,300 万円、利益率 1.37%)となることが明らかとなった。 

特に集成材加工施設の新設に係る初期投資額が大きいため、1シフトでは総支出 額に占める減価償却費等の割合が他シフトに比べて大きいことが読み取れる。 

 

② 機能構成の評価について 

基本形において、採算ラインが3シフト 30 万mであることが明らかになったが、

現在の兵庫県内の素材生産量(図表Ⅲ-3)からも 30 万m3の素材生産量の上積み は困難であるうえ、立地の際は騒音やホコリなど周辺環境に配慮することが絶対 条件であり、必要と想定される約 20ha の用地確保についても困難であるため、

ここでは県産木材供給センターに集成材加工機能を持たせない形が望ましいも のと考える。 

しかし、近年の木材需要の動向を見ると、ホワイトウッドラミナの高騰化を受け てスギ集成管柱への期待感が増すなかで、集成材の国産材化が現実に進んでおり、

またこれまで利用が低位であった曲材等低質材のさらなる活用を図るためにも、

県産木材供給センターにおける集成材生産の位置付けを下記のとおり設定する。 

 

③ 基本形シミュレーション結果を基にした結論   

                 

 

      県産木材供給センターにおける集成材生産の取組についての考え方   

 県産木材供給センターでは、集成材加工を行わない。 

● 

ただし、県産木材供給センターにおいてラミナ生産を行い、既存集成材工場と提 携(ラミナ供給)することで、県産材集成材の生産体制を整えるものとする。 

ドキュメント内 untitled (ページ 46-53)