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施設整備計画

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V. 製品の生産品目と施設整備計画

3. 施設整備計画

 

(1)

主要な施設

生産品目に対応した、現時点で最も生産効率の高い設備を設定する。 

 

① 選別機 

(a)

設備

コンピューター制御による選別機能を備えた設備を導入する。 

測定項目については、元口・末口の判定に加え、形状(曲がりの程度)、径級、

重量とする。 

最新鋭の設備では、1 基で 3,000 本/日を選別することが可能であるため、

10 万m(原木換算で約 2,000 本/日)3 規模の工場であっても1基で対応可能。 

製材効率を向上させるためには、原木の仕分けを細かく行うことが望ましい が、選別機の仕分けポケット(仕分けされた原木の貯留ポイント)の数もそ れに応じて増えることになる。しかし、ポケット数が増えると選別機の占有 面積が大きくなること、原木の製材ラインへの投入作業効率が落ちることな どから、20 ポケット程度の選別機を設定する。 

② 直材製材ライン 

(a)

設備

ツインソーとチッパーキャンターを2基連続させることで、ライン上で材の 戻りが発生しないワンウェイラインを設定する。 

         

現在、ワンウェイラインは柱を製材する製材機の中では、最も製材スピードが 速い。製材の速度は、3m原木から柱材製材は1本あたり 13 秒(国内の一般的 な機械は 30 秒以上)で、最大 2,000 本/8h の生産に対応できる。 

(b)

製品   管柱  間柱

図表  V-3  直材製材ライン(左:ワンウェイライン、右:チッパーキャンター) 

 

(出所)大井製作所のHP

*チッパーキャンター

製材品として不必要な部分(背板の部分など)をチップにしながら製材する装置。

チッパーキャンターを導入すれば、ツインソーで背板にして、それを後の工程でチ ップにするよりも工程が短縮されるというメリットがある。

③   曲材製材ライン 

(a)

設備

曲がり製材機を設置。曲がり製材機は曲材の繊維を切断せず、曲がりに沿って 板を製材する機械であるため、曲材の製材歩留まりが高いだけでなく、製材ス ピードも早く、生産効率が高いため、大量生産に対応できる。

1基で原木を最大で 300m3/8h 処理する能力を有する。 

主な製材工程は下記のとおり。

(b)

製品

間柱  ラミナ

図表  V-4  曲材製材のフロー(中国木材(株)伊万里事業所によるラミナ製造の場合) 

フロー 製材機 原木・製材の状態

1  ツインバン ドソー

原木

タイコ(2面が平)

2  曲材対応ツ インバンドソー

タイコ(2面が平)

曲った柱

3  曲材対応ツ インセンターソ ー

曲った柱

曲った厚板

4  曲材対応セ ンターソー

曲った厚板

曲ったラミナ

(イラスト)中国木材資料

④   人工乾燥施設 

(a)

設備

製材・加工過程で発生する製材端材だけでなく、従来燃料として不向きであっ たバーク(樹皮)も燃料に利用できる新型ボイラーを設置することにより、石 油を使用せず燃料費の大幅なコストダウンが実現できる設備を設定する。 

蒸気式の高温型乾燥機(柱用  容量 50m3、10 基)と中温型乾燥機(ラミナ・間 柱用  容量 100m3、8 基)を導入する(台数の根拠は P35 に記載)。 

乾燥機に蒸気を送るボイラー規模については、必要な乾燥機のタイプ、数によ って変わるが、10 万m規模の工場で今後の増産による乾燥機の増設を踏まえ ると 10 トン規模が必要である。 

図表  V-5  蒸気式の人工乾燥施設 

 

⑤ 仕上げ加工施設 

(a)

設備

修正挽き機とモルダーによる仕上げ加工を行う。

図表  V-6  仕上げ加工ライン(調整挽きラインとモルダー) 

(出所)大井製作所のHP

 

⑥   品質管理施設 

(a)

設備

含水率と強度(ヤング率)を自動的に測定できる施設(グレーディングマシー ン)を導入する。

含水率の測定は、全ての製品で実施し、含水率を印字して出荷する。

管柱は、全て強度測定を行い、強度基準を満たすもののみ出荷する。強度印字 については、納品先のニーズによる。

ラミナは、全て強度測定したうえで、強度別に集成材加工施設に搬入する。

図表  V-7  グレーディングマシーン 

   

           

(出所)左:菊川鉄工所の HP、右:株式会社エーティーエーの HP   

⑦   集成材加工施設 

(a)

設備

搬入されたラミナをクロスカットソーにより、節、欠点を取り除き、フィンガ ージョイントで縦継ぎし、定尺にカットした後モルダーで表面仕上げを行う。

その後糊付け、プレスによる積層圧縮を行い、プレーナーで仕上げして製品に する。

(b)

製品

集成材管柱  集成材間柱

図表  V-8  集成材管柱工場 

       

選 別 機 バ ーカ ー

直材 

曲材  直材 ライ

  製  材 

(ワンウェイ製材機)  チッパーキャンター  ツインソー

  製  材 

(曲がり製材機)  チッパーキャンター カービングソー  ギャングリッパー

曲材 ライ

柱  

間柱 

ラミナ 

   

      製品  

 

レー

デ ィ

ング           加工  

仕 上 げ

           

乾  

燥  

間柱 

集成 材

工 場

(2)

施設設備計画(基本形)の構成

シミュレーションモデルの施設整備計画の基本形は、以下の通りとする。 

図表  V-9  施設設備計画の基本ライン 

図表  V-10  基本形での木材の流れイメージ 

原木ヤード

(選別機、皮剥機)

 直材製材  ライン

  曲材製材   ライン

  人工乾燥   施設

集成材加工 施設

品質管理施設

仕上げ加工 グレーディング

製品倉庫

養生場所

管理棟

VI. 採算性の検討 

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