Lighting Perspective Combination Average
4. パラメータ領域における補間・補外の特徴
4.1 直交ウェーブレット
を得る.
(3.14) A( α ) = 2 − α − 2 √ 1 − α
α = α
2 − α + 2 √ 1 − α
とおけば,
0 < α < 1
のとき0 < A( α ) < 1
であり,フィルタ係数は0.5 1 Α
0.5 1 AΑ
(3.15) h
n=
√ 2 2
N1 + A( α ) N
n
+ A(α) N
n − 1 !
(n = 0, 1, · · · , N + 1)
となる.このウェーブレットはN + α
階のB-Spline wavelet
と呼ばれる.福田・木下
[5],[6]
では,階数N + α
のウェーブレットの正則性が論じられている.さらに,
α = 0
の前後で滑らかに接続すること,α → ∞
とα → −∞
の極限値が一致す ることが確かめられる.パラメータ領域における極限点をP
∞とP
∞∗ で表すと,P
∞= ( − 1 . 297 , 0 . 565) , P
∗∞= ( − 0 . 565 , 1 . 297)
である.補間・補外をあわせて
α
とともに変化するscaling
関数の相互関係を図7
に示す.P
outJ J ^
J J ^ P
∞P
∞∗α = 4 α = +∞
α = −∞
H s H s
2H α = 0
α = 1 J JJ^ J
JJ^
D
2D
∗2図
7
補間・補外におけるscaling
関数の相互関係図
8
は,α ∈ R \ (1 , 4 ]
に対応する点(p , q)
が,除外点P
outを除く円周全体D
⊥3 をカバー している様子を示している.補間・補外の混合比
α
に対して複数のscaling
関数が対応したが,パラメータ領域では 円周の偏角ω
と1
対1
に対応する.ω
とα
の関係を図9
に示す.1.0 0.5 0.5 1.0 p
1.0 0.5 0.5 1.0 q ( α = 1) D
2( α = 0) H s H ( α = 0)
P
∞( α = ± ∞ )
D
∗2( α = 1) ( α = 4) P
outs
2H ( α = 0)
P
∗∞( α = ± ∞ )
4 0 1
0
Π 2
Π
3Π 2
2Π 4 0 1
0
Π 2
Π
3Π 2
2Π
Α Ω
図
8
直交scaling
関数の円周上の配置 図9
α
とω
の関係4.1.2 N = 5
の場合パラメータ領域
D
5を陽に得ることができないながら考察を進める.直交ウェーブレットのパラメータ領域
D
5 は自由度2
の広がりをもつので,直交scaling
関数の補間・補外に対応する点(θ, ϕ)
が混合比α
の変化により描く曲線に興味がある.12
前節の例
5
で述べたDaubechies wavelet
の2
階と3
階の補間を補外とともに考察する.(4.2) M( ξ ) = 1 + y 2
2P(y) , P(y) = 10 − 5 y + α ( − 2 + 4 y − 6 y
2+ 3 y
3)
5 − α (y = cos ξ)
について,
P(y) = 0
が重根をもつα
の値は,P (2 ± √
5/α)/2 = 0
より,α
0= 7 − 3 √ 5
2 = 0 . 145898 · · · , α
1= 7 + 3 √ 5
2 = 6 . 85410 · · ·
であり,ローパス・フィルタm
0( ξ )
が得られるための必要十分条件は(4.3) α ≤ 1 ,
またはα ≥ α
1であることがわかる.異なる
m
0( ξ )
の個数はα
により次のように変化する:P(y) = 0
のα
の範囲m
0( ξ )
の個数 実根の個数 虚根の個数α = 1 2 1 ( − 1
が根) 2
α
0< α < 1 4 1 2
α = α
06 3 (
重根あり) 0
0 < α < α
08 3 0
α = 0 4 1 (P
が1
次式) 0
−∞ < α < 0 4 1 2
α
1< α < ∞ 4 3 0
α = α
12 3 (
重根あり) 0
α
の変化とともに個数が増減するm
0( ξ )
の相互関係の概略を図10
に示す.r r
r r
r r
r r
r r r r
r r
r r
r r
A A A A
AAU
? ?
@ @
@ R
@ @
@ @
@@ R
@ @
@ R
D
3D
∗3D
2D
∗2s D
2s D
∗2L
1L
2L
∗1L
∗2P P
∗m
0( ξ )
の個数α
の値1 α
00
−∞ +∞
α
12 4 6 8 4 4 4 4 2
図
10
補間・補外におけるm
0( ξ )
の相互関係図
11
は,α
を1
から−∞
まで減少させたとき,およびα
1 から+∞
まで増加させたと きに対応する点(θ, ϕ)
の移動の様子(D
2-D
3 補間・補外曲線)を,図5
の領域D
5 上に描 いたものである.13
まず,
2
つの青点D
3, D
∗3( α = 1)
から曲線はそれぞれ両方向に伸び,
その一方はα = 0
の とき直線ϕ = 0
上の緑点(s D
2とs D
∗2)で終わる.他方はα = 0
のときに直線θ = π/4
上 の緑点(D
2とD
∗2)を通過してα → −∞
の極限で紫の点L
1, L
∗1 に達する.α
0に対応する6
点を小さい黒点で示した.その中の2
点は新しい曲線(4
本)の起点となり,その一方 はα = 0
のとき,緑の点で終わる.Coiflet C
2 に対応する大きい黒点はその中の1つの曲 線上にある.他方はα → −∞
の極限で紫の点L
2, L
∗2 に達する.α
1 に対応する2
点をグレイの小さい点P, P
∗ で示した.それらから両方向に伸びる曲 線はα → +∞
のとき各極限点において,α → −∞
の曲線と滑らかに接続する.0 Π6 Π4 Π3 Π2
Π2
Π4
0
Π4
Π2
Θ
2 cos 2 Θ sin 2 1
Π4 9Π32
5Π24
Π6
Π8
D
2-D
3付近 拡大図L
1 α=−∞D
2 α=0 α=α0D
3α=1D
5L
2L
1P
D
2D
3sD
∗2sD
2C
2D
∗3D
∗2L
∗1P
∗L
∗2図
11
D
2-D
3補間・補外曲線図
11
のD
2-D
3 補間・補外曲線にはどんな意味があるか.D
2, D
∗2 およびD
3, D
∗3が,そ れぞれのウェーブレットの1
次モーメント消失の条件によって決定されたことを考える と,= 1
のときの条件(1.12)
を検討する価値がある.この条件は係数列の性質として(4.4)
5 k=0(−1)
kk h
k= 0
と表現され,さらにパラメータに関して(4.5) p + q + r + s = 1
と等価になる.この関係を満たす点
( θ, ϕ )
の曲線を描くと1
個の閉曲線(ピンク色)とな り,図11
の曲線と完全に一致することがわかった(図12
左).Coiflet
ではφ
の1
次モーメント消失条件(1.12)
が満たされている.ただし,このときφ
のサポートは区間[ − 2 , 3]
に設定する必要がある.この条件は(4.6)
3 k=−2k h
k+2= 0 , p − q + r − s = − 1
14
と等価であり,対応する曲線は
Coiflet
の点C
2と2
点sD
2, sD
∗2 を通る(図12
右).0 Π6 Π4 Π3 Π2
Π2
Π4
0
Π4
Π2
Θ
2 cos 2Θ sin 21
0 Π6 Π4 Π3 Π2
Π2
Π4
0
Π4
Π2
Θ
2 cos 2Θ sin 21
C2
D
5D
5図
12
1
次モーメント消失条件を満たす曲線(左ψ
,右φ
)
ドキュメント内
u½¬26N EF[ubg_ÆHwÖÌpv\eWi2014/11/12Åj
(ページ 111-115)