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発生抑制についての施策

第2章 ごみ処理基本計画

第4節 循環型社会形成のための施策

3. 発生抑制についての施策

提供・意識啓発を行います。

⑧コミュニティ放送局等と連携して、ごみの分別・排出マナー・リサイクルの推進の ほか、市民団体などが行うごみ減量についての学習会や普及啓発活動について紹介 するなど、ごみに関することについて広く市民に周知されるように情報提供を行い ます。

⑨市民団体が行う情報提供や意識啓発活動の支援、事業者からの協賛を得て広報物を 作成するなど、市民団体・事業者・市が相互に連携・協働して啓発活動を行います。

⑩市民・事業者・市の3者が相互に連携・協働してごみ減量を進めるために、意見交 換できる機会を設け情報の共有を図るとともに、その内容について十分に検討を重 ねた上で今後の廃棄物処理行政に反映させていきます。

( 2)   家庭ごみの有料化 

ごみを減量していくためには、市民一人ひとりの意識改革が重要であります。その 意識改革をしていくための有効な手法として、経済的インセンティブ(動機付け)を 活用した「家庭ごみの有料化」が効果的と考えられています。 

家庭ごみの有料化の導入を契機にごみ減量に対する意識を高め、市民・事業者・市 の 3 者が相互に連携・協働して3Rの実践について取り組みます。 

①家庭ごみ有料化の目的

ごみの排出抑制や再生利用の推進、排出量に応じた負担の公平化及び住民の意識 改革などがあげられ、循環型社会形成に向けての施策手段の一つであると考えられ ます。

②期待される効果

■   排出抑制・再生利用の促進

家庭ごみを有料化することにより、費用負担を抑えようとするインセンティブが 生まれ、排出量の抑制が見込まれます。それに伴い、最終処分場などの処理施設整 備規模や整備時期への影響を与えるとともに、施設の延命化を図ることが可能とな ります。また、分別・排出マナーの徹底が促進されるなど資源回収量の増加も期待 されます。

■ 公平性の確保

税負担でのごみ処理については、排出量の多い住民と少ない住民との間でサービ スに応じた費用負担の差が明確に現れないことがあげられます。また、住民登録地 と居住地が違う場合では、納税していない市でサービスを受けるという不公平も考 えられるため、排出量に応じた手数料制を導入することで費用負担の公平性を確保 できます。

■ ごみ処理費用の確保

排出抑制や再生利用の促進により最終処分量が減量され、環境負荷及び収集運搬 費用や処理費用が低減されます。また、手数料収入をごみ処理関連施策の財源とし て確保することができ、循環型社会構築に向けた施策展開が期待できます。

■ 市民の意識改革

ごみの排出機会や排出量に応じて費用負担が発生することにより、市が処理費用 について説明する機会が増え、市民が処理費用に関心を持ち、ごみ排出に係る意識 改革につながることが期待されます。その結果、簡易包装や詰替製品利用など廃棄 物とならない商品の購入や再使用の促進など発生抑制の効果が期待されます。

( 3)   家庭での生ごみ堆肥化及び食材の適量購入の推進 

生ごみは、第一に家庭での発生抑制・排出抑制を進めることが重要です。そのため の情報提供や意識啓発を市民団体・事業者・市が相互に連携・協働して行います。

①生ごみ処理機器購入補助制度の継続と普及拡大を図るため、広報・ホームページや その他の媒体を積極的に利用して補助制度の周知を図ります。

②消費生活展などのイベントや出前講座などにおいて、関係団体の協力を得て、生ご み処理機器の適切な使用方法、堆肥を有効活用するための講座の開設や講師の派遣 などを行い、家庭での生ごみ堆肥化について普及促進・拡大を図ります。

③食材の適量購入や生ごみ排出時の水切り徹底による減量啓発、調理方法の工夫(エ コクッキング)により食べ残しを減らすことについて、広報・ホームページやその 他の媒体を積極的に利用して、情報提供・意識啓発を行います。

( 4)   事業系一般廃棄物及び産業廃棄物の処分手数料の見直し 

事業系一般廃棄物及び産業廃棄物に係るごみ処分手数料については、第5期最終処 分場の造成管理経費の一部を手数料に求めており、これら経費の定期的な検証を行い 適正な料金体制とします。

( 5)   マイバック運動の推進 

マイバック運動はレジ袋を減らす運動であるとともに、ごみを減らし環境に対する 意識を高める運動の一つであることから、市民・市民団体・事業者・市が協働して普 及啓発に努めるとともに、その運動について積極的に支援していきます。

①平成18年度の容器包装リサイクル法の改正を受けて、道内の一部の量販店ではレ ジ袋を有料化する方針を固めていることから、市民・市民団体・市が連携・協働し てレジ袋の減量について、量販店を中心に協力要請をしていきます。

②マイバック運動を拡大していくために、市民団体が行う活動を積極的に支援して行 くとともに、消費生活展などのイベントを通じてマイバック持参について積極的に 普及啓発を行います。

( 6)   エコ商店の利用推進 

環境に配慮した再生品、エコマーク商品、グリーンマーク商品の積極的販売や商品 の修理、店頭での資源物回収や簡易包装の推進などに取り組む商店を、市民に積極的 に利用してもらうことを広報・ホームページやその他の媒体でPRすることにより、

消費行動から3Rを基本とした意識啓発を推進します。

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