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異なるジョブネットにあるユニット同士の実行順序を制御する(待ち 合わせ条件を使ったジョブネットの定義例)

2.4  さまざまなジョブネット定義

2.4.8  異なるジョブネットにあるユニット同士の実行順序を制御する(待ち 合わせ条件を使ったジョブネットの定義例)

(1) 異なるジョブネットにあるユニット同士を連携する

異なるジョブネットにあるユニット同士の実行順序を制御するには,待ち合わせ条件を使用してユニット を定義します。

次のようなジョブネットを,待ち合わせ条件を使って定義することを想定します。

• 集計処理をするルートジョブネット「集計処理」は,「ジョブ 1」「ジョブ 2」「ジョブ 3」の順に実行す る。

•「ジョブ 2」の実行には,ルートジョブネット「業務 A」とルートジョブネット「業務 B」の出力する データが必要となるため,「ジョブ 2」はルートジョブネット「業務 A」および「業務 B」の実行終了 後に実行する。

なお,「業務 A」および「業務 B」は,1 日 1 回,月曜日〜金曜日に実行するように定義済みであるとしま す。

このようなジョブネットを,待ち合わせ条件を使って定義する例を,次の図に示します。

図 2‒86 待ち合わせ条件を使用したユニットの定義例

この例の場合,まず,集計処理をするルートジョブネット「集計処理」を作成し,「ジョブ 1−ジョブ 2−ジョ ブ 3」の順序で実行するようにジョブを定義します。ジョブ 2 は「業務 A」および「業務 B」の実行終了 後に実行を開始する必要があるため,ジョブ 2 には待ち合わせ条件を定義します。待ち合わせ対象ユニッ トには「業務 A」および「業務 B」を,待ち合わせ方法には「AND」を指定します。待ち合わせ対象ユ ニットに実行予定世代がない場合の設定は,運用に合わせて決定します。

次に,「集計処理」のスケジュールを定義します。「集計処理」は「業務 A」および「業務 B」と同じ日に 実行する必要があるため,スケジュールルールは「業務 A」および「業務 B」に合わせて定義します。こ の例の場合,「業務 A」および「業務 B」は月曜日〜金曜日に実行するように定義されているため,「集計 処理」も月曜日〜金曜日に実行するように定義します。

ユニットの定義,待ち合わせ条件の設定,およびスケジュールの定義が完了したら,「業務 A」,「業務 B」,

および「集計処理」を実行登録します。実行登録すると,ジョブ 2 は「業務 A」および「業務 B」が実行 終了するのを待ち合わせ,「業務 A」および「業務 B」が実行終了すると実行を開始します。

実行開始後の待ち合わせ条件付きユニット,および待ち合わせ対象ユニットの運用方法については,マニュ アル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 9.3 待ち合わせ条件に関する運用方法」

を参照してください。

(2) ジョブフローに繰り返し処理を組み込む(起動条件と待ち合わせ条件を 組み合わせた定義例)

繰り返し処理を行うユニットをジョブフローに組み込むには,起動条件と待ち合わせ条件を組み合わせて ユニットを定義します。

次のような業務を,待ち合わせ条件を使って定義することを想定します。

• データの集計処理業務を,ルートジョブネット「集計処理」として定義する。ルートジョブネット「集 計処理」は,18:00 から 1 時間おきに 6 回実行する。

• 集計したデータを整理する業務を,ルートジョブネット「データ整理」として定義する。ルートジョブ ネット「データ整理」は,6 回の集計業務が正常終了しているかどうかに関係なく,実行する。

なお,スケジュールはそれぞれのルートジョブネットで定義済みであるとします。

このような業務を,起動条件と待ち合わせ条件を使って定義する例を,次の図に示します。

図 2‒87 起動条件と待ち合わせ条件を組み合わせたユニットの定義例

この例の場合,まず,ルートジョブネット「集計処理」を定義します。「集計処理」で実行するジョブを定 義したあと,ルートジョブネットが一定間隔で実行するように設定します。設定手順を次に示します。

1. 起動条件を作成し,実行間隔制御ジョブを定義する。

2. 実行間隔制御ジョブの[待ち時間]に 60 分を設定する。

3. スケジュールルールを作成し,次のように定義する。

•[開始時刻]:絶対時刻で 18:00

•[起動条件の有効範囲]の[回数]:6 回

次に,ルートジョブネット「データ整理」を定義します。「データ整理」で実行するジョブを定義したあ と,「集計処理」の実行終了を待ち合わせるために,待ち合わせ条件を定義します。待ち合わせ条件の設定 項目を次に示します。

•[待ち合わせ対象ユニット]:集計処理

•[実行世代に異常終了がある場合]:実行を開始する

ユニットの定義,スケジュールの定義,および待ち合わせ条件の設定が完了したら,「集計処理」および

「データ整理」を実行登録します。実行登録すると,「集計処理」は 18:00 から 1 時間おきに 6 回実行しま す。「集計処理」のすべての実行世代が実行終了すると,実行世代が異常終了したかどうかに関係なく,

「データ整理」が実行を開始します。

実行開始後の待ち合わせ条件付きユニット,および待ち合わせ対象ユニットの運用方法については,マニュ アル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 9.3 待ち合わせ条件に関する運用方法」

を参照してください。

2.4.9 動的に変わる情報を後続ユニットに引き継ぐ(引き継ぎ情報設定ジョ