2.3 業務の自動化検討時のヒント
2.3.2 業務の自動化を実現する JP1/AJS3 の機能
JP1/AJS3 で業務を自動化するに当たって,どのような機能を使用すればよいかについて紹介します。
JP1/AJS3 で実現したいことと,それを実現する JP1/AJS3 の機能の対応を次の表に示します。
表 2‒18 業務の自動化を実現する JP1/AJS3 の機能
項番 JP1/AJS3 で実現したいこと 実現する JP1/AJS3 の機能 参照先 1 前の処理の結果に応じて次の処理を複
数パターン用意したい。
判定ジョブ 「2.4.3 先行ジョブの結果でそ
のあとの処理を動的に変える
(判定ジョブを使ったジョブ ネットの定義例)」
2 任意のホストからの JP1 イベントを 受信したい。
JP1 イベント受信監視ジョブ 「2.4.4 事象の発生を契機に処 理を実行する(イベントジョブ を使ったジョブネットの定義 例)」
3 ファイルの作成,削除,および更新を 検知したい。
ファイル監視ジョブ
4 ユーザーのログファイルや syslog に 出力される特定のデータを監視し たい。
ログファイル監視ジョブ,または JP1/Base のログファイルトラップ機能と JP1 イベン ト受信監視ジョブの組み合わせ
5 Windows イベントログに出力される メッセージを監視したい。
Windows イベントログ監視ジョブ,また は JP1/Base のイベントログトラップ機能 と JP1 イベント受信監視ジョブの組み合 わせ
6 ジョブとジョブの間隔を一定時間空け て実行したい。または,一定間隔で ジョブネットを実行したい。
実行間隔制御ジョブ
7 一定時間ごとにジョブネットを実行し たい。
起動条件を設定した実行間隔制御ジョブ
8 先行するイベントジョブの情報を使用 して,後続の処理(ジョブ,ジョブ ネット)を実行したい。
イベントジョブの受信情報の引き継ぎ
項番 JP1/AJS3 で実現したいこと 実現する JP1/AJS3 の機能 参照先 9 して処理(ジョブ,ジョブネット)を
実行したい。
「2.4.4 事象の発生を契機に処 理を実行する(イベントジョブ を使ったジョブネットの定義 例)」
• イベントジョブの受信情報の引き継ぎ
10 任意のホストに JP1 イベントを送信 したい。
JP1 イベント送信ジョブ 「2.4.5 先行ジョブの終了や事 象の発生を契機に JP1 イベント を送信する(JP1 イベント送信 ジョブを使ったジョブネットの 定義例)」
11 ジョブ実行時エラーが発生したとき に,回復させるジョブ・ジョブネット を実行したい。
• リカバリージョブ
• リカバリージョブネット
「2.4.6 ジョブが異常終了した ときに特定の処理を実行する
(リカバリーユニットを使った ジョブネットの定義例)」 12 異なるルートジョブネットの実行順序
を制御したい。
ジョブネットコネクタ 「2.4.7 ルートジョブネットの 実行順序を制御する(ジョブ ネットコネクタを使ったジョブ ネットの定義例)」
13 異なるジョブネットにあるユニット同 士の実行順序を制御したい。
待ち合わせ条件 「2.4.8 異なるジョブネットに
あるユニット同士の実行順序を 制御する(待ち合わせ条件を 使ったジョブネットの定義例)」 14 先行ジョブの標準出力ファイルから必
要な情報を切り出して,後続の処理
(ジョブ,ジョブネット)を実行し たい。
引き継ぎ情報設定ジョブ 「2.4.9 動的に変わる情報を後 続ユニットに引き継ぐ(引き継 ぎ情報設定ジョブを使ったジョ ブネットの定義例)」
15 ジョブに定義した実行ファイルが異常 終了した場合に,ジョブを自動的にリ トライして業務を続行したい。
異常終了時の自動リトライ 「2.4.10 ジョブの異常終了時に 自動でリトライする」
16 異常があったら次のジョブネット実行 時に該当のジョブネットの実行を保留 したい。
ジョブネットの保留方法の設定
• 前回異常時だけ保留
• 前回異常警告時だけ保留
マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 15.3.8 [詳細 定義−[ジョブネット]]ダイ アログボックス(ルートジョブ ネット用)」
17 運用の途中からジョブネットの定義内 容を切り替えたい。
ジョブネットリリース マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 8.3 実行登録中に ジョブネットの定義を切り替え る」
18 スケジュールが異なる複数のルート ジョブネットをグループとしてまとめ て一つのジョブネットのようにして業 務を実行したい。
プランニンググループ マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 10.1 プランニン ググループを使用したルート ジョブネットの計画切り替え」
項番 JP1/AJS3 で実現したいこと 実現する JP1/AJS3 の機能 参照先 19 特定の差出人からのメールや,特定の
件名のメールを契機として処理(ジョ ブ,ジョブネット)を実行したい。
• メールシステム連携
• メール受信監視ジョブ
マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 2. メールシステ ムとの連携」
20 ジョブやジョブネットが終了した場 合,またはシステムに異常が発生した ときに,メールで通知して欲しい。
• メールシステム連携
• メール送信ジョブ
21 先行のジョブやジョブネットが終了し たら,自動的に電源をオフにしたい。
または,再起動したい。
• JP1/Power Monitor 連携
• ローカル電源制御ジョブ
マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 3. JP1/Power Monitor との連携」
22 エージェントホストでジョブやジョブ ネットを実行する前に,そのエージェ ントホストの電源を自動的にオンにし たい。
• JP1/Power Monitor 連携
• リモート電源制御ジョブ
23 JP1/Cm2/NNM や HP NNM を使 用して,JP1/AJS3 の運用状態やジョ ブの実行状態を監視したい。
• JP1/Cm2/NNM または HP NNM 連携
• JP1/Cm2 状態通知ジョブ
マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 付録 A
JP1/Cm2/NNM または HP NNM を使った監視」
24 毎回パラメーター値が変動する処理を 含んだ業務を,ジョブネットの定義を 変更しないで自動化したい。
マクロ変数名と引き継ぎ情報 マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 3.1.3 マクロ変数 を使用した業務」