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ジョブの種類を検討する

2.1  ジョブの構築のための検討

2.1.3  ジョブの種類を検討する

ジョブにはさまざまな種類があり,処理の形態に合わせて定義するジョブを選べます。ジョブの種類には,

次のものがあります。

• 標準ジョブ

• OR ジョブ

• 判定ジョブ

• イベントジョブ

• アクションジョブ

• カスタムジョブ

• 引き継ぎ情報設定ジョブ

それぞれのジョブの特性について,次に説明します。

(1) 標準ジョブ

実行ファイルを指定して処理を実行させるジョブです。それぞれのジョブの内容と指定できる実行ファイ ルを次の表に示します。

表 2‒2 標準ジョブの内容と指定できる実行ファイル

項番 ジョブの種類 ジョブの内容 指定できる実行ファイル

1 UNIX ジョブ UNIX ホストで処理を実行させる。 • 実行ファイル

• シェルスクリプト 2 PC ジョブ Windows ホストで処理を実行させる。 • .exe ファイル

• .com ファイル

• .cmd ファイル

• .bat ファイル

• .spt ファイル(JP1/Script で作成したスク リプトファイル)

• アプリケーションに関連づけられているファ イルタイプ(拡張子)を持つデータファイル 3 QUEUE ジョブ 特定のキューにジョブを送って処理を実

行させる。

JP1/NQSEXEC や JP1/OJE など,他 システムと連携する場合に使用する。

• 実行ファイル

• シェルスクリプト

• .exe ファイル

• .com ファイル

項番 ジョブの種類 ジョブの内容 指定できる実行ファイル 3 QUEUE ジョブ 特定のキューにジョブを送って処理を実

行させる。

JP1/NQSEXEC や JP1/OJE など,他 システムと連携する場合に使用する。

• .cmd ファイル

• .bat ファイル

• .spt ファイル(JP1/Script で作成したスク リプトファイル)

• アプリケーションに関連づけられているファ イルタイプ(拡張子)を持つデータファイル

注※

.spt ファイルを指定した場合,実行先ホスト側にも JP1/Script がインストールされていないと実行さ れません。

(2) OR ジョブ

事象の発生を監視するジョブ(イベントジョブ)を先行ジョブとして複数定義しておき,それらが監視す る事象が一つでも発生した場合に後続ジョブを実行させるジョブです。OR ジョブの先行ジョブには,イ ベントジョブを定義します。

詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 3.1.1(1)(b) OR ジョブ」を参照してください。

(3) 判定ジョブ

実行する条件に合致しているか,していないかを判定するジョブです。

判定ジョブによる判定条件には,次の三つがあります。

• 先行ジョブの終了コードによる判定

• ファイルの有無による判定

• 変数比較による判定

詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 3.1.1(1)(c) 判 定ジョブ」を参照してください。

(4) イベントジョブ

事象(イベント)の発生を監視するジョブです。ジョブフローやジョブネットの起動条件などにイベント ジョブを定義することによって,事象の発生を契機にジョブやジョブネットを実行させることができます。

それぞれのジョブの内容を次の表に示します。

表 2‒3 イベントジョブの種類

項番 イベントジョブ名 ジョブの内容

1 JP1 イベント受信監視ジョブ JP1/Base から特定のイベントを受け取ったときにイベントジョブが終 了する。

2 ファイル監視ジョブ 特定のファイルが作成,削除,または更新されたときにイベントジョ ブが終了する。

3 メール受信監視ジョブ 特定のメールを受信したときにイベントジョブが終了する。

4 ログファイル監視ジョブ JP1/Base のログファイルトラップ機能と連携し,指定したログファイ ルに,特定の情報が書き込まれたときにイベントジョブが終了する。

5 Windows イベントログ監視ジョブ JP1/Base のイベントログトラップ機能と連携し,Windows イベント ログファイルに特定の情報が書き込まれたときにイベントジョブが終 了する。

6 実行間隔制御ジョブ 指定した時間が経過したらイベントジョブが終了する。

7 メッセージキュー受信監視ジョブ TP1/Message Queue または MQSeries から特定のメッセージを受信 したときにイベントジョブが終了する。

8 MSMQ 受信監視ジョブ MSMQ から特定のメッセージを受信したときにイベントジョブが終了 する。

メール受信監視ジョブ,メッセージキュー受信監視ジョブ,および MSMQ 受信監視ジョブは,JP1/

AJS3 とそれぞれのプログラムとの連携が必要です。プログラムとの連携については,マニュアル「JP1/

Automatic Job Management System 3 連携ガイド」を参照してください。

注※

Linux は対象外です。

イベントジョブの動作は,JP1 ユーザーの権限およびジョブに定義されている権限(所有者,JP1 資源グ ループ,および実行ユーザー種別)には依存しません。Windows の場合は,JP1/AJS3 サービスのアカウ ント権限に依存するため,JP1/AJS3 サービスにあらかじめ権限を設定しておく必要があります。

(5) アクションジョブ

特定の処理を実行するジョブです。イベントジョブと組み合わせることによって,事象の発生を契機に JP1 イベントやメールを送信したり,状態を通知したりなどの処理(アクション)を実行させたりできます。

それぞれのジョブの内容を次の表に示します。

表 2‒4 アクションジョブの種類

項番 アクションジョブ名 ジョブの内容

1 JP1 イベント送信ジョブ JP1 イベントを JP1/Base のイベントサービスに登録する。

2 メール送信ジョブ メールを送信する。

項番 アクションジョブ名 ジョブの内容

3 JP1/Cm2 状態通知ジョブ JP1/Cm2/NNM または HP NNM に状態を通知する。

4 ローカル電源制御ジョブ JP1/Power Monitor と連携して,ローカル電源制御ジョブを実行した ホストをシャットダウンする。

5 リモート電源制御ジョブ JP1/Power Monitor と連携して,ネットワーク上のホストの電源を投 入したり,システムを終了したりする。

6 メッセージキュー送信ジョブ TP1/Message Queue または MQSeries のメッセージを送信する。

7 MSMQ 送信ジョブ MSMQ のメッセージを送信する。

メール送信ジョブ,メッセージキュー送信ジョブ,MSMQ 送信ジョブ,JP1/Cm2 状態通知ジョブ,

ローカル電源制御ジョブ,およびリモート電源制御ジョブは,JP1/AJS3 とそれぞれのプログラムとの 連携が必要です。プログラムとの連携については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド」を参照してください。

注※

Linux は対象外です。

(6) カスタムジョブ

JP1/AJS3 以外のプログラムが JP1/AJS3 と連携して処理を実行するジョブです。

詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 4. カスタムジョ ブ」を参照してください。

(7) 引き継ぎ情報設定ジョブ

先行ジョブが出力した標準出力ファイルから必要な情報を切り出して,後続ジョブに引き継ぐジョブです。

動的に変化する情報を標準出力ファイルに出力すれば,引き継ぎ情報設定ジョブでその情報を切り出し,

後続ジョブで使用することができます。

詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 3.1.1(1)(g) 引 き継ぎ情報設定ジョブ」を参照してください。