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マクロ変数の使用を検討する

2.2  ジョブネットの構築のための検討

2.2.6  マクロ変数の使用を検討する

マクロ変数を使用すると,ジョブの実行ごとに変化するパラメーターの値などを,後続ユニットで使用し て業務を自動化できます。

(1) マクロ変数を指定できる定義項目

マクロ変数を使用して情報を引き継ぐには,後続ユニットの詳細定義でマクロ変数を指定します。

マクロ変数を指定できる定義項目を,次に示します。

表 2‒15 マクロ変数を指定できる定義項目一覧

ユニット種別 定義項目

ジョブネット 実行エージェント

UNIX ジョブ 実行エージェント

コマンド文

スクリプトファイル名 パラメーター

環境変数

環境変数ファイル名 ワークパス

標準入力ファイル名 標準出力ファイル名 標準エラー出力ファイル名

終了判定のファイル名(終了判定の条件に「ファイルが存在すれば正 常」,または「ファイルが更新されれば正常」を指定した場合) 実行時のユーザー

転送元ファイル名 転送先ファイル名

PC ジョブ 実行エージェント

実行ファイル名 パラメーター 環境変数

環境変数ファイル名 ワークパス

標準入力ファイル名 標準出力ファイル名 標準エラー出力ファイル名

終了判定のファイル名(終了判定の条件に「ファイルが存在すれば正 常」,または「ファイルが更新されれば正常」を指定した場合) 実行時のユーザー

ユニット種別 定義項目

PC ジョブ 転送先ファイル名

QUEUE ジョブ ホスト名

キュー名 ジョブ名 実行ファイル名 パラメーター 転送元ファイル名 転送先ファイル名

判定ジョブ 変数名

JP1 イベント受信監視ジョブ 実行エージェント イベント発行元ホスト名 JP1 イベント受信監視ジョブ−拡張属性指定 任意の拡張属性

ファイル監視ジョブ 実行エージェント

監視対象ファイル名

メール受信監視ジョブ 実行エージェント

ログファイル監視ジョブ 実行エージェント

ログファイル名 Windows イベントログ監視ジョブ 実行エージェント

実行間隔制御ジョブ 実行エージェント

JP1 イベント送信ジョブ 実行エージェント

イベント送信先ホスト名 メッセージ

拡張属性

メール送信ジョブ 実行エージェント

宛先 件名 本文

本文−ファイル名 プロファイル名

ユニット種別 定義項目

メール送信ジョブ−添付ファイル 添付ファイル

添付ファイル−リストファイル名 メッセージキュー送信ジョブ−詳細設定 メッセージデータファイル名

MSMQ 送信ジョブ キューパス名

キューラベル名 メッセージラベル MSMQ 送信ジョブ−メッセージ本文 本文ファイル名 JP1/Cm2 状態通知ジョブ 実行エージェント

付加情報

ローカル電源制御ジョブ 実行エージェント

リモート電源制御ジョブ 実行エージェント

対象ホスト

カスタム UNIX ジョブ 実行エージェント

コマンド文

スクリプトファイル名 パラメーター

環境変数

環境変数ファイル名 ワークパス

標準入力ファイル名 標準出力ファイル名 標準エラー出力ファイル名

終了判定のファイル名(終了判定の条件に「ファイルが存在すれば正 常」,または「ファイルが更新されれば正常」を指定した場合) 実行時のユーザー

転送元ファイル名 転送先ファイル名

カスタム PC ジョブ 実行エージェント

実行ファイル名

ユニット種別 定義項目

カスタム PC ジョブ 環境変数

環境変数ファイル名 ワークパス

標準入力ファイル名 標準出力ファイル名 標準エラー出力ファイル名

終了判定のファイル名(終了判定の条件に「ファイルが存在すれば正 常」,または「ファイルが更新されれば正常」を指定した場合) 実行時のユーザー

転送元ファイル名 転送先ファイル名

標準カスタムジョブ 実行エージェント

標準出力ファイル名 標準エラー出力ファイル名

終了判定のファイル名(終了判定の条件に「ファイルが存在すれば正 常」,または「ファイルが更新されれば正常」を指定した場合) 実行時のユーザー

オペレーションジョブ 実行コマンド

パラメーター 環境変数

注※

JP1/AJS3 - View および JP1/AJS3 - Manager のバージョンが 09-50 以降の場合に,マクロ変数を指 定できます。

(2) マクロ変数の確認

マクロ変数を使用している場合,ジョブで使用しているマクロ変数名を確認したり,ジョブの実行後にマ クロ変数で引き継いだ結果を確認したりできます。

(a) 使用しているマクロ変数の確認

JP1/AJS3 - View の[変数使用状況]ダイアログボックス,または

ajsprint

コマンドの

-v

オプションの 指定で,配下のユニットで使用しているマクロ変数名の一覧を参照できます。詳細については,マニュア ル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 15.3.25 [変数使用状況]ダイアログボッ

クス」,およびマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 1 2. コ マンド ajsprint」を参照してください。

ajsprint

コマンドでの参照例を次の図に示します。

図 2‒53 配下のユニットで使用しているマクロ変数の参照例

(b) マクロ変数で引き継いだ結果の確認

JP1/AJS3 - View の[引き継ぎ結果]ダイアログボックスでは,実行登録時に指定したマクロ変数名と引 き継ぎ情報,およびジョブ実行時に引き継いだマクロ変数名と引き継ぎ結果が参照できます。詳細につい ては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 15.7.10 [引き継ぎ結果]

ダイアログボックス」を参照してください。

また,

ajsshow

コマンドでは,

-i

オプションで 2 バイトフォーマット指示子

%MV

を指定すると,実行登録

時に指定したマクロ変数名と引き継ぎ情報,ジョブ実行時に引き継いだマクロ変数名と引き継ぎ結果が参 照できます。出力結果が複数ある場合は「

,

(コンマ)」で区切られて出力されます。出力世代が複数ある 場合は改行されて出力されます。

ajsshow

コマンドの出力例を次に示します。

ajsshow -F AJSROOT2 -g 2 -i "%MV" /net

"AJS2ENV:/jp1_data/Job_Report","AJS2COM:c:\temp\test.exe"

"AJS2ENV:/jp1_data/Job_Report","AJS2COM:c:\temp\test.exe"

ajsshow -F AJSROOT2 -i "%MV" /net2

"AJS2ENV:/jp1_data2/Job△Report","AJS2COM:c:\temp\test2.exe"

ajsshow

コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンド リファレンス 1 2. コマンド ajsshow」を参照してください。

なお,ユニット種別および状態によって,引き継ぎ結果の参照可否が異なります。ユニット種別および状 態による引き継ぎ結果の参照可否を,次の表に示します。

表 2‒16 引き継ぎ結果の参照可否

ユニット種別 状態 参照可否

ルートジョブネット 未登録 ×

上記以外 ○※1

ネストジョブネット − ×

ジョブ※2,※3 未登録 ×

未計画 ×

先行終了待ち ×

保留中 ×

キューイング ×

実行待ち ×

実行中 ×

正常終了 ○

正常終了-偽 ○

警告検出終了 ○

異常検出終了 ○

起動失敗 ○

終了状態不明 ○

強制終了 ○

未実行終了 ×

計画未実行 ×

監視中断 ○

閉塞 ×

(凡例)

○:参照できる。

×:参照できない。

−:該当しない。

注※1

リモートジョブネットは対象外です。

注※2

次に示すジョブは対象外です。

・リモートジョブネット配下のジョブ

・サスペンド中に削除されたジョブ

・サスペンド中に追加されたジョブ(ただし,サスペンド解除後は対象)

注※3

ジョブ状態を変更したジョブは,変更後の状態に依存します。

マクロ変数を設定しているジョブを再実行する場合,前回実行時の引き継ぎ情報がそのまま使用されます。

そのため,前回実行時の引き継ぎ結果を参照することによって,再実行するジョブに引き継がれる情報を 事前に確認できます。

補足事項

次の場合,前回実行時に引き継がれた結果と異なる結果が表示されます。

• 引き継ぎ元の先行ジョブが再実行中の場合

その先行ジョブから引き継ぐ情報は表示されません。

• 引き継ぎ元の先行ジョブを再実行し,実行が終了した場合 その先行ジョブの再実行後の引き継ぎ情報が表示されます。

• サスペンド中に引き継ぎ元の先行ジョブを削除した場合 その先行ジョブから引き継がれていた情報は表示されません。

• ジョブネット中に,同名のマクロ変数を指定している引き継ぎ情報設定ジョブを複数定義している 場合

関連線に関係なく,最後に実行された引き継ぎ情報設定ジョブによって設定された引き継ぎ情報が 表示されます。

• 引き継ぎ情報設定ジョブに指定している正規表現を変更してから,その引き継ぎ情報設定ジョブを 再実行し,実行が終了した場合

引き継ぎ情報設定ジョブの再実行によって,変更後の正規表現に従って設定された引き継ぎ情報が 表示されます。

• 先行ジョブが前回実行時とは異なる標準出力ファイルを出力した状態で,引き継ぎ情報設定ジョブ を再実行し,実行が終了した場合

引き継ぎ情報設定ジョブの再実行によって,再実行時の標準出力ファイルから設定された引き継ぎ 情報が表示されます。

(3) マクロ変数の展開失敗時の状態設定

ジョブの実行時にマクロ変数の引き継ぎ情報の展開が失敗した場合,そのジョブの状態を「起動失敗」に するか,マクロ変数名を文字列として扱いそのままジョブネットを実行させるかを設定できます。

マクロ変数の引き継ぎ情報の展開が失敗した場合の状態は,環境設定パラメーター

MACROCHANGEFAIL

で設