第 6 章 基本方式の有効性の検証
付録 1 - 用語の定義
以下に本論文で用いる用語を定義する.
・SRMS (Systems development method utilizing Reverse modeling and Model-based Simulation)
本論文において提案する,リバースモデリングとモデルシミュレーションを組 み合わせた組込みシステムの開発手法
・組込みシステム,システム(Embeded System)
特定の機能を実現することを目的としてコンピュータ・システムを組み込んで いる機器を示す.組込みシステムはソフトウェアとハードウェアによって構成 され,ハードウェアは更に電子回路と機械部品で構成される
・組込みソフトウェア(Embedded software) 組込みシステムに搭載されるソフトウェア
・システムモデル(System Model)
高い抽象度によって組込みシステムを表現するモデル
・システムモデリング(System Modeling) システムモデルを作成する手段
・リバースエンジニアリング(Reverse Engineering)
静的解析,設計文書解析,動的振舞解析の3種類の技術を用いて既存のシステ ムを解析する手法
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・リバースモデリング(Reverse Modeling)
リバースエンジニアリングの解析結果を用いてシステムモデルを作成する手法
・リソース,システムリソース(Resource, System Resource)
プロセッサ,バス,メモリーなどのハードウェア資源に加えて,システム全体な らびに処理単位における所要時間や消費エネルギー量
・ディペンダビリティ(Dependability)
信頼性や安全性など,システムの提供するサービスを安心して継続的に利用で きる性質,その能力
・差分開発,派生開発(Derivational Development)
既存のシステムに機能の追加や更新を適用して,次期のシステムを開発する手 法
・トップダウン開発(Top-Down Development)
上流工程から下流工程へ段階的な詳細化を実施するスクラッチからの新規開発,
もしくは差分開発をトップダウン開発
・ボトムアップ開発(Bottom-up Development)
上流工程から下流工程へ段階的な詳細化を実施すること無く,既存のシステム を解析することにより次期のシステムに必要な要件や制約の多くを得ることに よる差分開発
・動的振舞(Dynamic Behavior)
特定のシナリオで実際にシステムを動作させたときのソフトウェアの挙動であ り,ハードウェア要素との相互作用も含めた処理フロー
・実行トレースデータ(Execution trace data)
実際のシステムを動作させることによって得られるソフトウェアの動的振舞の データであり,解析対象となる関数の呼出しや復帰とその実行時間の情報,関数 を実行するスレッドの識別子,および指定された関数引数の値から構成される
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・動的振舞モデル(Dynamic behavior model)
アーキテクチャ情報や制御構造を参照して作成するモデルであり,加えて実行 トレースデータから抽出した動的振舞のデータを含む.
・システムリソースモデル(System resource model)
ハードウェアリソースの構成,リソース使用量,システムの振舞いを高い抽象 度で表現する
・性能評価モデル(Performance evaluation model)
動的振舞モデルとシステムリソースモデルを統合したモデルであり,シミュ レータ上で,性能評価のシミュレーションに用いる
・パラメータファイル(Parameter file)
実行トレースデータに性能評価の指標を視点とした捨象技術や情報抽出を適用 して得られた動的振舞のデータであり,関数の呼出や復帰と実行時間の情報,
リソースの獲得・解放要求情報で構成される外部ファイル
・タスクマネージャ・モジュール(Task manager module)
ソフトウェアの振舞いを表現したモデルであり,パラメータファイルを順次読 み込むことで,振舞いの処理ステップを実行する
・タイムリソースモデル(Time resource model) システムの時間経過を表現するモデル
・メモリーリソースモデル(Memory resource model)
システムの処理単位に割り当てられるメモリーリソースの使用量を表現するモ デル
・消費エネルギー評価モデル(Model for energy estimation)
動的振舞モデルとSoC振舞モデルを統合したモデルであり,SoCの消費エネル ギーの評価のシミュレーションに用いる
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・SoC振舞モデル(SoC behavior model)
SoCの消費エネルギーと,省エネルギー技術の適用によって生じる動作の遅延 時間を再現するモデル
・離散系モデル(Discrete-time model) 入出力を時間的に連続に行う系を表すモデル
・連続系モデル(Continuous-time model)
入出力を時間的に連続に行わずに,一定周期で入出力をする系を表すモデル.
一周期の間の出力は一定の値を保つ
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