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3年

C. 現り

にフィード

キュラムアンケートを実施し、医学教育カリキュラム全般にわたる学生の意見を聞くこと きた。さらに、年 2 回以上クラス幹事懇談会や学生個別カウンセリングを行ってカリ キュラムに関する意見を聞いており、カリキュラムの設計、運営、評価や、学生に関連す

2014 年度開始の新カリキュラムでは、学生の意見をカリキュラムの設計、運用、評価、

に関連するその他の事項に反映させるべく準備している。

状改良に向けた提言

2014 年度には、全ての学生を対象に新カリキュラム説明会を準備している。

D.問題改善に向けた提言

「教えることは学ぶこと」であることから、新カリキュラムでは、3 年次の医学研究実習 や 5、6 年次の臨床実習Ⅰ、Ⅱで、上級生から下級生に教えるいわゆる「屋根瓦方式」を導 入する。これにより学生の教育参加の意識改革を促す。

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質的向上のための水準:

医科大学・医学部は

・ 学生の活動と学生組織を奨励するべきである(Q 4.4.1)

学生の活動と学生組織を奨励するべきである(Q 4.4.1)

A. 質的向上のための水準にかかわる点検

学生自治会は学友会が全体を統括し、クラブ活動、医歯学祭、運動会、園遊会などを運

。 大学の奨励により、学友会から予算を受ける正式なクラ ブ

なっている。

営している。学友会には教員が特別会員として入り、会長は医学部長が務める。学友会に は、大学から活動費が出されるが、学生が財務管理・監査を行い、毎年総会で承認を得る

このような課外活動支援体制と

活動として 21 の運動部と 8 の文化部がある。予算を受けない、結成早々あるいは少人数 のサークルは同好会として登録が行われる。運動部の多くは、東日本の 36 の医科大学が合 同で開催し、4 大学が共同で主管し、学生が中心となって運営される東日本医科学生総合体 育大会に参加する。新潟大学は学生の 8 割が運動部に所属し、運動部活動は盛んである。

文科系クラブでも、写真部、管弦楽団、などが盛んである。大多数の学生が 2 つ以上の部 活動に参加しており、2013 年度は延べ 1303 名の学生が部活動に所属している。部活動には 必ず顧問の教員(ほとんど教授、一部准教授)を置き、大学との連携を行

B. 質的向上のための水準にかかわる自己評価

学生の自治組織は整備され、学生の自主的運営に教員組織が支援している。新潟大学医 学科では学生の活動と学生組織を適切に奨励していると考える。

C. 現状改良に向けた提言

新潟大学医学科では学生の活動と学生組織を奨励するため、学生を地域のボランティア に参加させることや、「学生のボランティア活動」を医学科の単位として認めることなど の

D.

必要性について、2014 年からカリキュラム委員会、学務委員会、教授会議で議論を開始 する。

問題改善に向けた提言

「学生のボランティア活動」を新カリキュラムの単位として取り入れることを新カリキ ュラムの卒業生が出る 2020 年までに試行したい。学生がカリキュラムの設計、運営、評価 参画する機会について、学務委員会、教授会議を中心 に

や、学生に関連するその他の事項へ

議論し、新カリキュラムの卒業生が出る 2020 年までに学生のカリキュラム委員会への参 画などを実現する方向で検討していきたい。

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注 釈:

・ [学生の教育への参画の関与]には、社会的活動や健康管理プロジェクトのほか、カリ キュラム委員会、その他の教育委員会、学術団体およびその他の関連団体の学生自治と 代表が含まれる(B 2.7.2 を参照)。

・ [学生の活動の奨励]には、学生組織への技術的および経済的支援の提供を検討すること も含まれる。

日本版注釈:

・ [学生の教育への参画]とは、例えばカリキュラム委員会や教育委員会と学生代表が話し 合う機会などを意味する。

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5 . 教員

5 . 1 募集と選抜方針

基本的水準:

医科大学・医学部は

・教員の募集と選抜方針を策定して履行しなければならない。

・ 医学と医学以外の教員間のバランス、常勤および非常勤の教員間のバランス、教員と 一般職員間のバランスを含め、適切にカリキュラムを実施するために求められる基礎 医学、行動科学、社会医学、臨床医学の教員のタイプ、責任、バランスを概説しなけ ればならない(B 5.1.1)。

・ 授業、研究、診療の資格間のバランスを含め、学術的、教育的、および臨床的な優位 性の判定水準を明示しなければならない(B 5.1.2)。

・ 基礎医学、行動科学、社会医学、臨床医学の教員の責任を明示してモニタリングしな ければならない(B 5.1.3)。

医学と医学以外の教員間のバランス、常勤および非常勤の教員間のバランス、教員と一般 職員 のバランスを含め、適切にカリキュラムを実施するために求められる基礎医学、行 責任、バランスを概説しなければならない

( 間

動科学、社会医学、臨床医学の教員のタイプ、

B 5.1.1)

A. 基本的水準にかかわる点検

新潟大学医学科においては、常勤教員は医学部医学科(及び医歯学総合病院)の教員の 合には教授会議等の議決を経た後、全学教員定員調 整

これらは全て公募で行われ、この際に必要な資質等に関して十分に反映した公募 を行 。また全学教員定員調整委員会に基礎医学、社会医学、臨床医学の常勤教員の定員 に対応する専門分野を明記して審査を受けてから、

令を全学の委員会承認に基づいて行ってい

。また学長発令の人事には制限があるため、それを補完するために学部長発令の非常勤 定数を定めており、これを変更する場

委員会の承認を得て行い、人事に関する最終決定は教授会議等の議決を経て対応してい る。非常勤講師の数については、全学での取り決めがあり、医学科もこれに対応している。

新潟大学医学科は、全ての専任教員を新規採用時に分野別(講座別)・職層別に募集し ている。

を申請し、科学研究費の研究分野細目

体的人選を行っている。特任教員の申請については、教授会議で目的とその雇用を支え る経費(競争的資金、寄附金等)を明記して審査を行い、承認後は全学の特任教員等選考 委員会によって決定する。非常勤講師については各講義科目に対応する講座から必要に応 じて、全学的に定められた目的のどれかに合致することを明記して申請を行う。年 1 回の 申請に対して、教授会議で審査を行い、学長発

講師制度を認めている。

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そのほかに、文部科学省の補助を受けて、若手研究者が、審査を経てより安定的な職を

と を条件として、テニュアトラック教員を採用し

教員は公平で透明性の高い選考により選ばれ、教授会議の議決を経て、承認されたもの 授会議の承認を経て採用となる。選考を行うときは当該教員選考の方針を

おいては選考委員会を設置して適切な人物を 1~3 名程度(場合により 4 名)選び、医学系 補者を採用するこ とと定めている。講師については、当該教員の所属に基づき、基礎系および臨床系の教授 会議のいずれかで投票を行って同様に人事を進めている。助教以上の常勤教員においては、

高い水準の教育の質を研究に基づいて担保し、今日治療法の確立されていない疾患へのチ ャレンジを行うという前提から、すべて博士の学位を有する人物を採用することを原則化 している。

行動科学の専任教員は医学部内に採用されていないため、それらの必要な部分は、生理 学・薬理学・精神医学・法医学・衛生学・公衆衛生学等で教授している。

医学部医学科 1 年次の教養教育では、自然科学系のみならず、人文科学系、社会科学系 を含めた幅広い授業が開講されており、このカリキュラムについては、各学部の教員が担 当している。

資料 B 5.1.1.A-1:領域別教員人数(2013年4月1日現在)

ただし、脳研究所教員を含まない。

基礎医学 行動科学 社会医学 臨床医学

得る前に任期付の雇用形態で自立した研究者として経験を積むことができるように、博士 取得後 10 年以内、5 年の任期雇用、公募選考、研究室主宰者(principal investigator) して自立して研究活動に専念できること

ている。

が、医歯学系教

定め、その都度教員選考委員会を設置している。特に上位の教員である、教授・准教授に

教授会議(拡大教員合同会議)での投票をもって過半数の得票を得た候

教授 23

11 0 5

※特任 ※1

准教授 26

15 0 4

※特任 ※8

講師 35

5 0 0

※特任 ※3

助教 26 80

0 5

※特任 ※1 ※55

非常勤 47 0 11 63

B. 基本的水準にかかわる自己評価

新潟大学医学科においては、カリキュラムを適切に実施するために求められる教員のタ 160

イプ、責任、バランスが適正に履行されていると考える。すなわち、全ての医学必修科目 対する分担を基本的には講座制の中で配置しており、各講座の教授の指示に従って教育 させている。医学の進展や分野の多様性、教員の研究上の専門性 考えた場合、教員の定員もあるため、教育上の全ての分野を網羅する場合には、教科と 性との乖離も起こっている可能性がある。2014 年開始の新カリキュラムで 社会医学、臨床医学のタイプ、責任、バランスを考慮して策定され

C. 現