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3年

C. 現に

イプ、責任、バランスが適正に履行されていると考える。すなわち、全ての医学必修科目 対する分担を基本的には講座制の中で配置しており、各講座の教授の指示に従って教育 させている。医学の進展や分野の多様性、教員の研究上の専門性 考えた場合、教員の定員もあるため、教育上の全ての分野を網羅する場合には、教科と 性との乖離も起こっている可能性がある。2014 年開始の新カリキュラムで 社会医学、臨床医学のタイプ、責任、バランスを考慮して策定され

C. 現

は、5~10 回の議論を経て 3 名程度の教授候補者を提示し、これらの人物に関し て

長を含む 3 名をもって、選考委員会を設置し、候補を 1 名に絞って教授会議 で

る方向で選考の申合せを変更した。現在は、研究業績及び科学研究費等の 争的資金の獲得履歴が重視される。候補者が出た講座の主任教授から推薦理由が説明さ れ、上記の選考理由に合致する候補を投票によって決定する。

が適任者 1 名を決めて教授会議に推薦し、この人 事を 授会議で決定

上位の職位である教授・准教授・(振替)講師の選考に関する基本的な取扱いは 2010~

2013 に見直しを行った。原則的に、全ての教員が教育と 関与し、臨床系お よび 員は、それらに加えて診療を行っているが、それらのバランスは各教員によ って異なっている。

新 では、すぐれた授業を行う教員を対象に学長教育賞を授与している。全学から 選ばれた学長教育賞選考委員が各学部で推薦があった授業を見学して決定している。毎年、

2 年 している 科では 2011 年度と 2013 年度にそれぞれ生理学担当教授と小児科 担当 賞した

基本的水準にかかわる自己評価

十分な数の応募者が集まらなかったり、応募者の専門性が偏ったりする可能性が少なく ないので、候補者の発掘を全国レベルで行い、これらの推薦候補も加えて選考を行う。こ の中で、研究業績は「治療方法困難な疾患にチャレンジする」ことを医学科のミッション と考えていることから、最も重視しているが、それ以外の点とも総合的に判断している。

選考委員会

選考委員会レベルでの評価について教授会議で説明する。次いで、これらの人物を大学 に呼んで、20 分間のプレゼンテーションとその後の質疑応答を行う。この際には、研究業 績のまとめ、医学教育及び大学院教育の実績と抱負、臨床系であれば地域医療との関連性 などについて説明し、国際性についても言及する。また、実施の 3 週間前くらいに候補者 の専門ではない分野の模擬講義をプレゼンテーションの場で行うように依頼している。

選考委員会におけるプレゼンテーションに対する評価は、教授会議にフィードバックし て説明の後、教授会議で投票を行って過半数を得た候補を決定する。

准教授においても、同様の公募を行い、教授候補者に準じた書類を作成する。准教授に 関しては、当該分野の主任教授および基礎系であれば基礎系列長を含む 3 名、臨床系であ れば臨床系列

提示する。主任教授が研究業績、教育歴等を説明し、適任と判断した理由を説明する。

質疑応答の後、投票を行った後、過半数を得た場合に准教授候補者とする。

講師に関しては、基礎系及び臨床系で欠員が生じた際にのみ、候補者を募集する。候補 者に関しては、従来は本学の職歴を重視していたが、優れた教育の構築に必要な研究面で の実績を重視す

助教に関しては、公募の後に主任教授

教 する。

年度の間 研究に

病院の教

潟大学

が受賞 教授が受

。医学

B.

、診療の資格間のバランスを含め、学術的、教育的、

教員の選考において、授業、研究

よび臨床的な優位性の判定水準を明示していると考える。上位の職位である教授・准教 162

授・(振替)講師の選任に関する選考の基本的規則は 2010-2013 年度の間に見直しており、

従来に比べて合理性が増している。新潟大学医学科では、学長教育賞を授業の教育的な優 位性の判定基準のひとつと考えている。

C. 現状改良に向けた提言

熱意をもって授業を行っている教員を学長教育賞候補に積極的に推薦する。学務委員会、

教授会議を中心に、学術的、臨床的な優位性の判定基準を策定するように議論を開始する。

D. 問題改善に向けた提言

できるだけ早期に授業、研究、診療の資格間のバランスを含め、学術的、教育的、およ び臨床的な優位性の判定水準を明示することができるように学務委員会、教授会議を中心 に議論を行う。

基礎医学、行動科学、社会医学、臨床医学の教員の責任を明示してモニタリングしなけれ ばならない(B 5.1.3)。

A. 基本的水準にかかわる点検

系の担当教員はさらに診療(診療内容)、

基礎・社会医学系の担当教員は社会貢献について、学内委員会活動を加えて、各年及び 5

床系は以下の 7 項目で構成されている。

【配点15点】

【評点10点】

。医歯学系(医)については、評語の基準点数を以下のとおりとしている。

80点以上 80点未満60点以上 60点未満

新潟大学医学科の全ての常勤教員は、教育(学部及び大学院での講義・実習)、研究(研 究業績及び研究費獲得(競争的外部資金))、臨床

年に一度、人事評価基準シートにより数量的に評価される。人事評価基準シートの構成は 基礎系と臨床系で少し異なるところもあるが、、臨

① 専門業務遂行度(教育)

② 専門業務遂行度(診療) 【配点20点】

③ 社会性業務遂行度(社会貢献) 【配点 5点】

④ 専門性研鑽度(研究) 【評点25点】

⑤ 一般業務遂行度(管理運営) 【評点10点】

⑥ 外部資金

⑦ 部局長等による附帯評価 【評点15点】

被評定者が記載した人事評価基準シートを第 1 次評定者(副学部長)および第 2 次評定 者(学部長)が評価し、第 2 次評定者の評価結果を、合計点により 3 段階(AA、A、B)の 評語にする

【教授】

合計点の範囲

評語 AA A B

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【准教授・講師】

合計点の範囲 72点以上 72点未満54点以上 54点未満

評語 AA A B

【助教】

合計点の範囲 64点以上 64点未満48点以上 48点未満

評語 AA A B

5 年に一度行われる審査は教員の再任審査であり、総合点で一定の評点に達しないものは 学部長のヒアリングとアドバイスが行われる。2 次審査を行って評価の点数が不足している 場

ームページ上で公 開

合には、再任不可として退職となる。

また、各教員の活動実績は、「新潟大学研究者総覧」として大学のホ されている(URL:http://researchers.adm.niigata-u.ac.jp/rs/)。

B. 基本的水準にかかわる自己評価

2011 年度教員評価の結果は、AA が 121 名、A が 54 名、B が 15 名であった。また、過去 5 年間では、84 人の教員が再任審査を受け、80 名が再任された。このように、教育、研究、

診療を中心とした教員の責任を明示して、毎年、および 5 年毎に詳しくモニタリングを行 っていると考える。現時点では教員の責任に関して数量的評価のみ行われており、質的な モニタリングは行われていない。

C. 現状改良に向けた提言

日本医学教育学会ホームページ

URL: http://jsme.umin.ac.jp/ed/pe/jmse_MEevaluation.html に

おいて公開されている医学教育業績評価シートを活用して、医学科教員の責任のなかで 教育責任をモニタリングすることを学務委員会、教授会議を中心に議論を開始する。

D. 問題改善に向けた提

2020 年にはじめて新カリキュラムの卒業生が出るまでに、少なくとも、医学科教員の教 育、研究、診療/社会貢献の 3 つの責任のうち、教育責任について、モニタリング体制が 確実に実施されるように準備する。

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質的向上のための水準:

医科大学・医学部は

・教員の募集および選抜の方針には、以下の水準を考慮すべきである。

・その地域に固有の重大な問題を含め、使命との関連性(Q 5.1.1)

・経済的配慮(Q 5.1.2)

その地域に固有の重大な問題を含め、使命との関連性(Q 5.1.1)

A. 質的向上のための水準にかかわる点検

地域に固有の重大な問題として、地域医療の医師不足をあげることができる。新潟大学 医学科の教員の募集および選抜にあたっては「医学を通して人類の幸福に貢献する」とい う使命から、医師が不足している地域医療への貢献という方針が考慮されている。学生の 定員増にともない大学本部から 4 年間で 16.5 名の教員数増加が認められ、そのなかで教授 4 名、准教授 2 名を採用した。

合地域医療学講座は、1 年次新入生研修で地域医療についての導 ける地域医療学の講義、5 年次地域医療学実習を担当して い

2009 年に新潟県の寄附により開設された総合地域医療学講座では、特任教授、特任准教 授を選考し、採用した。総

入講義、3 年次統合臨床医学にお

る。2013 年には今後の新潟県の地域医療の中核となる魚沼基幹病院(2015 年開院予定)に 地域医療教育センターを設置し、センター長・教授を選考した。さらに、地域医療教育セ ンターでは 30 名の教員を採用する予定である。

B. 質的向上のための水準にかかわる自己評価

地域に固有な重大な問題として、地域医療の医師不足問題が筆頭にあげられる。「医学 抜にあたっては地 える。2014 年開始の新カリ を通して人類の幸福に貢献する」という使命から、教員の募集および選

域医療への貢献と使命との関連性が適切に考慮されていると考 キュラムにおいても地域医療を大きな柱に据えている。

C. 現状改良に向けた提言

新潟県における地域医療の医師不足問題は、いまだ根本的な解決策は見い出せないでい る

D. 問題改善に向けた提言

が、総合地域医療学講座および地域医療教育センターを開設し、教員スタッフを採用し て教育プログラムを開始し、使命の実現に努めている。

今後は医学科が関与して 2015 年開院の魚沼基幹病院を中核に据えた地域医療再生計画を

構築し ン なって地域医療

の担い手を ていく。 では、県央基 病院の開設も考慮しており、新潟大学医 科はこれについても意見交換を行っていく。

ていく。魚沼基幹病院においては、地域医療教育セ ターが中心と

教育し 新潟県 幹

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