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水   分   %   灰   分   %

ー104¶   

用いた場合,即ち,Ⅱは,収率が低く,また分析備においても,他と著しく異っている。即ち,α一繊維素が   著しく低く,銅価が特に高い。即ち,塩瀬処理後,そのままカ口熱することほ,著しく繊維素が酸化分解され,  

損傷が多くて,適当でないことが明か   である。Ⅱ,ⅠⅤ,及びⅤ等3段漂白に   稀塩酸処理を組入れたものほ,α一組維   乗合有率及び相対粘度の点では,市販   入組パルプに放し劣るが,銅価の点で   は優れて.いる。ぺソトーザン含有率も  

Ⅰよりほ低いが,市販人繊パルプに較   ぺると多く残っている。Ⅱ,Ⅱ及びⅠⅤ   ほそれぞれ酸処理を行う個所を異にす   るが,パルプの分析値は3老共似てい   る。即ち,3段漂白の前,後,及び途   中何れにおいて酸処理を行うも大差は  

繋70衷  精製硫酸塩パルプの収率及び分析偵  

\   亜硫酸  

レ−ヨン′  

パ ル プ  

〆\半:   硫 酸 塩 パ ル プ  

\  

項 巨了\\   IllTillllIVlV  木材に対する収率%l37 6  

水   分   %  

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1(第四編 アカマツ材のセミケミカルパルプ法に関する新究  

第十−・章 アかマツ材のセミケミカルパルプ法に.関する研究   第一・節 緒  

木村から,出来るだけ高収率でパルプを得ることほ,原料木材並び匿腰品の消費巌の節約上のみならず,労   力,エ場設備等を有効に活用する上に,極めて大町であるから,比較的古くから,多くの人によって研究され   てきた。Tilgllman(3〇7)は,既に1867年に,製紙にほ脱リグニン不充分な半蒸解パルプを用いてもよし1ことを   指摘し∴MitscheIlich(338)ほ,1874年に,酸性亜硫教法で半蒸解したチップを機械的に解離してパルプを得る   方法で特許を得ている。酸性頭硫酸セミケミカルパ)L/プ浪ほ,その後Schwalbe等339,340)によ∨つて研究改良さ  

れたが,エ美的にほあまり普及しなかった。一方,木材を亜硫酸ソ−ダで蒸解することがCI■OSSによって創め   られく341),以来この蒸解法に関する研究ほ,Mckeefe等(342,Drewsen(343)㌧及びCla工k344)そ?他によって   行われて釆た。しかして,中性薮硫酸兼解法をセミケミカル法紅組入れると,極めてパルプ収率が高く,パル   プの品頃もよくて,好成績を挙げうるこ.とが判ってきた。中性亜硫酸セミケミカルパルプ法に関する研究は,  

特に米国Madison林産試験場における計画テ−マとして,大きく取り上げられ,多数の研究者の努力の結果,  

遂に工業的に成立するようになった。普通回転式あるいほ膚立固定式の兼煮蔑にチップを譜込み,綬衝剤とし   て,垂溌酸ソーダあるいは炭酸ソーダを添加した重硫酸ソ、−ダ液で蒸煮する。チップに.対する薬品添加率ほ,  

材によっても異なるが,7−−15%程度とし,亜硫酸ソ−ダと重炭酸ソ−ダとの比ほ,3:1僚である。150−1700C   でトー4時間蒸煮し,半未解されたチップを,ロッドミルその他龍よって繊維を解離する。収率は70−85、%位で   ある0髄液の回収ほ重要な問題で,盛んに研究されているけれども,まだ,抜本的に効率のよい方法を7見出   す迄になっていない。最近1200C位で1−−2時間未煮し,チップに来液を浸透させた後,除液して薬液を匝収   し,残りを蒸気で主蒸煮する方法を行っている。アルカリ法殊に硫酸塩法で兼煮する場合もあるが(345),兼煮  

液の組成によって,セミケミカルパルプの性質がそれぞれ異っている(346)。   

一項,スエ−デンにおける,アスプルンド繊維分課徴の発明は,劉期的なものである。木材を永兼気の存在   下で,1600一−1800C紅加熱すると,中間層リグニンが軟化する。細胞供ほ中間層程軟化しないので,高溢下に   放械処理を行うと,繊維細胞ほ殆んど損傷されることなく解掛できる。Asp厄ndは,この原理を応用し1932   年,遂に連続蒸武装置でチップを短時間水蒸気蒸讃し,高誼高圧下で,磨砕面をもった二つの回転ディスクの   間に送り,繊維を引き離してパルプを得る方法を発明した(347)。スエ−デン及び米国においてほ,すでにそれ  

ぞれ年々数10万トンのアスプルソドパルプが生産されている。蒸煮工程において,粟品無滞加で水藷気めみで   義煮しても差支えはないが,稀アルカリ液,稀亜硫酸ソ−ダ液等を用い,セミケミカルパルプとすると,弾力   性ある繊維が得られる。   

セミケミカル法によれば,澗葵城からも,針葉樹材化学パルプに匹敵しうる強度のパルプが得られるから,  

世界的に針葉機凝の不足している今日,極めて有望である。最近.,セミケミカルパルプより出発して,漆自製   紙パルプの製造が可能となり,多段渓白法によって,原木に対し55−62%の高収率で晒パルプが得られるよう  

になった(348)。   

米国では,セミケミカルパルプ工場が,1949年にほ僅か6エ場のみであったが,1947年にほ12エ場,1950年   にほ19コニ場で,教程のセミケミカルパルプの製造を行っており,生産高ほ,1950年現在日産2115トンで,1945   年の日産925トン,1930年の355トンに比較して著しい躍進ぶりである(349)。   

わが国においてほ,終戦後間もなく,Mu工 dockの指示によって,本州製紙株式会社中淳工場及び十条製紙株   式会社坂本工場において,中性敢硫酸セミケミカルパルプ法が英行された。原木としては,マツ及びツガ羽が   用いられていたが,諸柊の事情により採算上芳ばしくなく,開始後僅かにして中止せざるを得なくなったので   ある。しかし,その後も,一部の識者の問紅セミケミカル法に対する関心が高く,主として,中性亜燐酸法蒸   解に関する研究が行われ(3恥351,352・353,354,355声6),また沢田によるブナ中性亜硫敢セミケミカルパルプ漂白に関   する研究く3S6),田山等の樺の中性亜硫酸セミケミカルパルプ化と」司時に樟脳を採集する研究闇7)等も見うけら  

れるが,全般的紅見て,なお低調である。ところが,昭和29年4月,日本製紙株式会社で,中性藍硫酸セミケミ   

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カルブラン∵ントが建設され,引絞き2−−、3社がセミケミカルパルプの製産に着手した。また,最近,わが国に  

も,アスプルンド繊維分灘放を導入しうるようになって釆た。水村不足の特に・著しいわが国においては,今後   早急に,中性亜硫酸セミケミカル法並びにアスプルンド法を発展させることが大切であると思う。   

アカマツ材をセミケミカル法でパルプ化する際,兼煮工程において,酸性亜硫酸液を用いると,当然心材と   辺桐と.の蒸解程度に差異があるから,繊維の解離が,不均一・になる傾向があると思う。しかるに,蒸煮にアル  

カリ法を適用する場合は,たとえ,半兼解の程度に.おいても,心材と辺桐との差異は認められなかった。とこ   ろが中性亜.硫酸法蒸煮においては,第七章第二節において詳述した如く,心材遊離フェノ−ルとリグニンとの   縮合ほ起らないのほ明かであるが,第五掌第五節でも述べた如く,アセトンとかアルコール等で完全に抽出し   た後でも,酸性亜硫酸法でパルプ化されないような心材,即ち,天然り状態で心崩フェノL−ルの一部がリグニ  

ンと結合しているような心材は,中性亜硫酸義解においても,辺材に較べ,リグニンのスルホン化が困難で脱   リグニンも,蒸煮後の級維の解離も,困難でなかろうかと危惧される。   

以下本革においてほ,アカマツ心材についてこの点を明かにするために行った研究(2呵,並.びにアカマツ材  

を中性亜硫酸法来煮する場合における,リグニンのスルホン化及び脱リグニンの程度と繊維解離性の程度との   関係について行った実験(さ呵につき記述する。  

第二節 活性フェノールと縮合しているリグニンの中性亜硫酸蒸解による溶出  

活性フェノール類ほ,pH5以上払おいてほ殆んどリグニンと縮合しない。従って,フよノールがリグニンと   縮合しておらず,単に村中で,フェノールが遊離のまま含まれて−いる場合には,中性亜硫酸蒸解によって辺材  

と同様紅兼解される。しかし,兼煮の前に既にフェノール類がリグニンと縮合しているような場合,即ち種々   の有機溶剤で完全抽出するも,なお酸性亜硫酸蒸解が困雉なような心材においては,中性に近い亜硫酸兼解放を  

使用した場合でも∴辺材に此し脱リグニンが困難でほなかろうかと予想された。しかるにり滞五欝第五節にお   いて記述した如く,かような未解困雉な心材は,pH6位の亜硫酸液で蒸煮した場合ほ,辺材に較べ悦リグニン   が困難であっ準が,兼解液のpHが98位であるならば,殆んど辺性と・興るところがないことを認めた(第五   賓,第36衷,祭37表参照)。而して,その理由として,pH6位の兼解液の場合ほ,縮合しているフ1ヱノールが  

リグエソから離脱することがないが,pH98位の微アルカリ性であれほ,蒸煮時に・リグニンに腐合しているフ   エノ−ル牲物質が離脱するであろうということを考えた。この点を明かにするため,心材フ・ごノールのモデル  

と.して,フロログルソンを用い,リグニンにフロログルソも/ンが結合している材を調製し,これをpH6・0−−9・8   のト未解液で釆煮する場合について研究を行った。  

ト フロログルシン結合木粉をpH7附近の蒸解液で蒸煮したとき   

アカマツ辺材を粉末とし,アルコ−ル・ベンゾ−ル混液で抽出した後,10倍鼠の1%フロログルシソ溶液及   びⅣHClを加え.,逆流冷却器を付し,湯煎上で1時間反応させ,フロログルソソ木粉を調製した。こ・の木粉を  

p王‡6.0・−9り8の亜硫酸塩液で170◇C,6時間未満した(欝71表参照)。蒸煮彼の全SO2ほ,何れも60%とし  

−・定にした。   

pH=6 の   罪71衷   フロログルソソ結合太粉を中性に近い亜硫酸塩液で蒸煮したと.き