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第3章  災害応急対策計画

第1節  活動体制計画

 

  主な実施担当課:政策部危機管理課、≪三観広域消防本部≫   

 

第 1   主 旨  

災害が発生し、又は発生するおそれがある場合、市及び防災関係機関は、災害応急対策を 迅速かつ円滑に実施するため、それぞれ災害対策本部等を設置し、必要な職員を配備し、そ の活動体制を確立することを定める。 

災害対策活動においては、発生した災害に対して特別の組織を編成する。各職員は、各自 の役割を十分に理解するとともに、災害対策活動全体の流れについてもその概要を熟知して おく。 

1  関係法律との関係 

災害対策基本法第 10 条に定められたとおり、他の法律に特別の定めがある場合を除き、

当該法律に基づいて処理する。なお、災害応急対策を総合的かつ計画的に処理するため、

この計画に基づいてその運用を図る。 

2  相互協力 

災害対策基本法第5条(市町村の責務)、第6条(指定公共機関及び指定地方公共機関 の責務)、第7条(住民等の責務)及び第 54 条(発見者の通報義務等)等の規定を通じて 相互に協力する責務がある。 

この計画の運用に当たっても、関係機関はもとより公共的団体及び住民個人を含め相互 協力の下に処理するものとし、関係機関及び関係者は確実に各々に課せられた責務を果た すこととする。 

 

第 2   災 害 の 規 模 に 応 じ 特 別 の 組 織 又 は 体 制 を と る 機 関  

1  観音寺市防災会議 

災害対策基本法第 16 条第1項の規定に基づき設置されるものであり、市長を会長として 観音寺市防災会議条例第3条第5項に規定する委員で構成し、地域防災計画の策定及び実 施の推進、防災に関する重要事項の審議等の活動を行う。 

2  観音寺市災害対策本部 

災害対策基本法第 23 条の2第1項の規定に基づき設置されるものであり、市長を本部長 として市職員又は三観広域消防職員等で構成し、災害情報の収集、災害対策の実施方針の 作成とその実施、関係機関の連絡調整等の活動を行う。 

なお、複合災害が発生した場合において、対策本部が複数設置された場合は、重複する 要員の所在調整、情報の収集・連絡・調整のための要員の相互派遣、合同会議の開催等に 努めるものとする。 

第 3   災 害 対 策 本 部  

1  災害対策本部設置基準 

災害対策本部は、市内に地震災害、津波災害が発生し、又は発生するおそれがある場合 に設置する。 

( 1)   市域で震度5弱以上の地震が発生したとき。 

( 2)   市域で震度4以上の地震が発生し、大規模な災害が発生し、又は発生するおそれが あるとき。 

( 3)   市域又は香川県内に津波警報が発表されたとき。 

2  災害対策本部室の設置場所 

設置場所は、本庁舎とする。被害状況により、本庁舎に設置できない場合、中央図書館 又は保健センターに設置する。 

3  災害対策本部の組織構成 

災害対策本部の組織は次のとおりとする。 

( 1)   本部長(本部統括責任者) 

災害対策本部は、本部長(本部統括責任者)が招集する。 

本部長は、災害対策本部の事務を総括し、職員を指揮監督する。本部長は市長とす る。 

( 2)   副本部長 

副本部長(副市長及び政策部長)は、本部長を補佐し、本部長不在又は連絡が取れ ない場合は、その職務を代理する。意思決定順位は次のとおりとする。 

意思決定順位  第1位  副市長  第2位  政策部長 

※ 本部長、副本部長ともに連絡が取れない場合、災害対策本部を所管する政策部危 機管理課において、職務権限規定に基づいた職員がその職務を代理するものとし、体 制を確立し活動を開始する。 

( 3)   本部員 

ア  本部員は、本部長の命を受け、災害対策本部の事務に従事する。 

イ  本部員は、教育長、総務部長、市民部長、健康福祉部長、経済部長、建設部長、

水道局長、教育部長、大野原支所長及び豊浜支所長(又は三観広域消防長若しくは 消防職員)をもって充てる。 

( 4)   本部会議 

ア  本部長は、災害対策に関する重要な事項を協議決定し、その推進を図るため、必 要に応じて本部会議を招集する。 

イ  本部会議は、本部長、副本部長及び本部員をもって組織する。 

ウ  本部会議には、必要に応じて、防災関係機関の出席を求めることができる。 

エ  本部会議の主要な協議事項は次のとおりとする。 

・本部の動員配備体制に関すること。 

・重要な災害情報、被害情報の分析及びそれに伴う対策の基本方針に関すること。 

・各部各班に対する災害対策の指示等に関すること。 

・香川県、他市町及び防災関係機関への応援要請に関すること。 

・その他重要な災害対策に関すること。 

4  災害対策本部の組織図   

  本部会議             

         

   

本 部 長   

本部長 

市長     

         

   

副本部長   

副本部長 

副市長、政策部長     

     

   

本 部 員   

本部員 

教育長、総務部長、 

市民部長、健康福祉部長、 

経済部長、建設部長、 

水道局長、教育部長、 

大野原支所長、豊浜支所長 

(三観広域消防長) 

       

 

各班連絡員   

防災関係機関  消防団、海防団 

≪三観広域消防本部≫ 

 

 

 

             

                         

  部名  班名  課名    部名  班名  課名 

  総務調整班  危機管理課    農林水産班  農林水産課 

  企画課    応援班  地籍調査課 

 

動員班 

庁舎等整備課    商工観光班  商工観光課 

  危機管理課    競輪事業班  競輪事業局 

 

情報班 

企画課   

経済部 

応援班  農業委員会事務局 

  広報班  秘書課    建設班  建設課 

  議会事務局班  議会事務局    建築班  建築課 

  議会事務局    都市整備班  都市整備課 

 

政策部 

応援班 

監査委員事務局   

建設部 

下水道班  下水道課 

  避難所班  総務課    監理課 

  税務課   

水道局  水道班 

工務課 

  会計課    総務班  教育総務課 

 

総務部 

応援班 

選 挙 管 理 委 員 会 事務局 

 

応援班  教育総務課 

  市民班  市民課    学校教育班  学校教育課 

  生活環境班  生活環境課    応援班  学校教育課 

  生活環境課    生涯学習班  生涯学習課 

 

応援班 

人権課 

 

  応援班  生涯学習課 

  大野原支所  市民スポーツ班  市民スポーツ課 

  豊浜支所  応援班  市民スポーツ課 

 

市民部 

支所班 

伊吹支所  学校給食班  学校給食課 

 

  支援班  子育て支援課  図書館班  図書館 

    福祉班  社会福祉課  図書館 

   

健康  福祉部 

健康増進班  健康増進課   

教育部 

応援班 

少年育成センター 

5  災害対策本部の解散基準 

本部長は、災害が発生するおそれが解消したと認めたとき、又は災害発生後における災 害応急対策がおおむね完了したと認めたときは、災害対策本部を解散する。 

災害対策本部解散通知については、第5−2の設置通知に準じて処理する。 

 

第 4   災 害 対 策 本 部 の 設 置 準 備  

次の手順により、災害対策本部の設置準備を行う。 

1  庁舎の被害状況(建物、室内、電気、通信機器等)の把握、火気・危険物の点検実施 

(通信機器⇒香川県防災情報システム、防災行政無線、電話、FAX) 

2  来庁者、庁舎内にいる市民及び職員等の安全を確認し、来庁者を避難所等安全な場所へ 誘導 

3  停電の場合、自家用発電機による通信機器、本部室等最低限の機能確保を実施  故障等で確保できないときには、修理業者へ連絡 

4  本部長の判断により、災害対策本部(場所:本庁舎)が設置できない場合は、中央図書 館又は保健センターに設置 

5  本部室にテレビ、ラジオを準備し、報道機関からの情報確保の体制整備  6  本部室に市内の地図、広域地図、災害状況掲示板等を準備 

7  応急対策に従事する者の食料の調達及び宿泊場所の確保を実施   

第 5   災 害 対 策 本 部 の 設 置  

1  災害対策本部の組織編制  ( 1)   本部長(市長) 

本部長は、災害対策本部を総括する。 

( 2)   副本部長(副市長、政策部長) 

副本部長は、本部長を補佐する。 

( 3)   本部会議 

応急対策等、的確迅速な防災活動を実施するに当たっての基本方針を協議し、早急 に実施すべき事項等を決定する対策本部会議を設置する。本部会議は、本部長、副本 部長、本部員をもって構成し、本部長が統轄する。その庶務は総務調整班(危機管理 課)が担当する。 

2  災害対策本部設置通知 

災害対策本部を設置したときは、ラジオ、テレビ、新聞等を通じて公表するとともに、

香川県、防災関係機関、近隣市町等にその旨を通知するものとする。 

3  災害対策本部の実施する事務 

( 1)   気象情報、災害情報の収集及び伝達に関すること。 

( 2)   災害救助に関すること。 

( 3)   災害時の衛生対策に関すること。 

( 4)   災害応急復旧に関すること。 

( 5)   水防その他緊急措置に関すること。 

( 6)   災害時の教育対策に関すること。 

( 7)   災害時の輸送対策に関すること。 

( 8)   その他災害予防及び災害応急対策に関すること。 

 

第 6   現 地 災 害 対 策 本 部 の 設 置  

特に激甚な地震災害が発生した地区がある場合、支所の管轄区域を単位として必要に応じ て現地災害対策本部を設置し、集中的な応急対策活動を行う。設置の判断及び職員の配備に ついては、本部長が決定する。 

 

第 7   地 域 ご と の 各 組 織 と の 連 携  

1  災害発生初期における被害状況の把握、連絡及び救出  2  火災発生時における初期消火活動 

3  避難勧告・指示等による避難の際の避難誘導、避難者確認  4  災害時要援護者の保護、安全確保及び生活支援 

5  避難所の運営  6  その他必要な活動   

第 8   防 災 関 係 機 関 の 活 動 体 制  

各防災関係機関は、関係地域内に災害が発生し、又は発生するおそれがあるとき、それぞ れの責務を遂行するため、あらかじめ定めた設置基準、組織、動員配備体制等により災害対 策本部等の防災組織を設置し、災害応急対策を行うものとする。 

また、市や香川県から資料や情報の提供、意見の表明、災害対策本部会議への出席等を求 められた場合は、協力する。 

   

[参考資料] 

3−  1  観音寺市災害対策(水防)本部組織図 

3−  5  観音寺市災害対策(水防)本部設置通知の方法