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第 2章   実践授 業 I.…

第 5節   実践授業 Iの 成果 と課題

第 1項   仮説 1に ついて

(1)分 析結果のま とめ

分析結果 を整理 し、研究仮説が成 り立つか どうかを検証す る。

研 究 仮 説 I

古典作品を題材に創作する活動を取 り入れた単元を構成することにより、作者を追体験 することができ、作者に共感的な気持ちを持つ ことができるだろう。

1.質

問紙調 査

4.私

は 、古 典 を学習 す る こ とで、昔 の人 の もの の見方や 考 え方 を想 像 す る こ とがで き る。」 とい う設 間 に対 して、変容 が見 られ た。昔 の人 の見方や 考 え 方 を想像 で き る よ うに な つた と感 じて い る こ とが わか る。

2.振

り返 リカー ド

日記 の創 作 を行 つた第

5時

で 、作者 に共感 的 な気 持 ち を持 つてい る記 述 が大 幅 に増加 した。 児 童 の記 述 内容 には、 日記 を書 くこ とで 、芭蕉 に共感 で きた と い う記 述 が見 られ た。 この こ とか ら、芭蕉 の 日記 を創 作す る こ とで共感 的 な気 持 ちを持 つ よ うに な つた こ とが わか る。

3.作

品 「芭蕉 の 日記 」

53人 (58人

)が

、共感 的 な思 い を持 ちなが ら創 作 してい た。多 くの児童 は、

現代語 訳 に書 かれ て い ない情 景や 心情 を想 像 してい た。 この こ とか ら、作者 に 共感 的 な気 持 ち を持 ち なが ら創 作 していた こ とが わか る。

以上 の結果 か ら、研 究仮 説

Iは

支持 され た と考 え る。

(2)成

果 と課 題 (成果)

○芭蕉 の 日記 を創 作す る こ とを楽 しん でお り、抵 抗感 を持 つ こ とな く学習 に取 り組 む こ とが で きた。

○創 作活動 を取 り入 れ る こ とで 、作者 にな りきつて、見 て い た情 景 や 心情 を想

2章  

実践授業I

(課題)

▲共感 的 な気 持 ち を十 分 に持 つ こ とが で きて い た児 童 は

20人 (58人

)で

あ り、決 して多 くない。 作 品 の情 景や 心情 に臨場感 を持 たせ るた めの指導 をす る必要 が あ る。

▲ 「芭蕉 へ の手紙 」 は、学 習者 の視 点 を持 たせ なが ら書 く とい う意 味 にお い て は必 要 で あ るが 、相 手 か らの反応 が ない た め、一方 通 行 にな って しま つた記 述 が見 られ た。 作者 の視 点 と学習者 の視 点 の両方 か ら見 る よ うな創 作活 動 の 開発 も必 要 で あ る。

2項  

仮 説 Ⅱにつ いて

(1)分

析 結 果 の ま とめ

分析結果 を整 理 し、研 究仮 説 が成 り立つ か ど うか を検 証 す る。

研 究仮説 Ⅱ

地域に関係のある古典作品を教材 として取 り入れた単元を構成することにより、学習者 が作品を身近に感 じることができ、さらに地域の文化に誇 りを持つことができるだろ う。

1.質

問紙調 査

5。 私 は、古 典 を学 習す る こ とで 、古典 作 品 を身近 に感 じる こ とが で き る。」

6。 私 は、地域 に伝 わ る古典 につ い て知 つてい る。」 とい う設 間 に対 して 、変 容 が見 られ た。 学 習者 は、古典 作 品 を身近 に感 じてい る こ と と、地域 の古典 に つ い ての新 しい知識 を得 た と感 じてい る こ とが わ か る。

2.振

り返 リカー ド

学習 が進 む につれ て 、芭蕉 を身近 に感 じる肯 定 的評価 の数値 が増加 してお り、

6時

で は

Aの

数 値 が大 き く増加 してい る。 記 述 内容 か らは、地域 の文化 的価 値 を再発 見 した とい う記 述 も見 られ た。 この こ とか ら、地域 教材 を活 用す る こ

とで、作 品 に対 して身 近 な気 持 ち を持 ち、地域 に誇 りを持 つ こ とにつ なが つた こ とがわか る。

以上 の結果 か ら、研 究仮 説 Ⅱは支持 され た と考 え る。

(2)成

果 と課 題

(成果 〉

○地域 に関す る教材 を学習 す る こ とを楽 しん でお り、抵 抗感 を持 つ こ とな く学 習 に取 り組 む こ とが で きた。

2章  

実践授業 I

○地域 に関す る教材 を学 習す る こ とで、作者 や作 品 に身 近 な気 持 ち を感 じる こ とが で きた。

○地域 に関す る教材 を学習 す る こ とで 、地域 の文化 的価 値 を再発 見 した り、地 域 に誇 りを持 つた りす る こ とが で きた。

(課題 〉

▲単 に地域 教材 を扱 うだ けで な く、 どん な学 習活 動 と組 み合 わせ 、何 を考 え さ せ るのか を、検 討 す る必 要 が あ る。

▲地域 を広 く捉 え させ 、市 や 県 とい う広 い地域 を身近 に感 じ、文 化 的価 値 を再 発 見 させ るた め に も、学 区以外 の地域 の教材 化 の可能性 を探 る必 要 が あ る。

3項  

実践 授 業 Ⅱに 向 けての改 善 点

以上 、実践授 業

Iの

成 果 と課 題 を受 け、実践授 業 Ⅱで は、次 の

3点

を改善 の手立 て とす る。

・ 臨場感 を持 たせ るた めには ど うした らよいのか につ い て、そ の要 素 を明 らか に し、単元 の 中で指 導 してい く。

・ 学習者 の視 点 と作者 の視 点 を往 復 しなが ら創 作す る よ うな方法 を考 える。

・ よ り広 い地域 を身近 に感 じさせ るため、学 区以外 の地域 に伝 わ る古典 の教材 化 を検討 す る。

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