第 3 章 建築材料としてのモンゴル産フライアッシュの有効利用促進に向けた現地調査
2 調査方法
2.2 調査の手順
インタビュー調査は2015年 6 月 4 日に第四火力発電所のMr. Ganbat,各企業として,
2015年 6 月 10 日に IKH Modun Batching, Plant Ms. Bulgan,2015年 6 月 12 日に Prosolid
135 小池真理, 「学習者が期待する教師の役割:半構造化インタビューの結果から」, 『北海道大学留学生 センター紀要』, Vol. 8, 2004, p.101
136 渡辺英児, 遠藤俊郎, 松井弘志, 「質的研究法を用いた一流バレーボール選手におけるスキル獲得に関 する研究」, 『バレーボール研究』,Vol.11, No.1, 2009, pp.2
137 小林孝雄, 「大卒男性の職業生活への定着過程 -質的研究法による仮設生成-」, 『文教大学人間科学 研究』, Vol.29, 2007, pp.38
表 3.1 インタビューを実施した第四火力発電所並びに,各企業の担当者とフライアッ シュの使用状況
企業名 氏名 フライアッシュの使用状況
IKH Modun Batching Plant Ms. Bulgan 使用している
Prosolid Standard Ms. Undarkh 以前に使用していたが,
現在は使用していない
Hutul Telment Mr. Ganchuluun 以前に使用していたが,
現在は使用していない
AIZAWA Mr. Batnasan 使用したことがない
Power Plant No.4 Mr. Ganbat -
69
出典)Google Mapより著者作成 図3.1インタビューを実施した各企業及び第四火力発電所と灰捨て場の位置関係
70
Standard, Ms. Undarkh,Hutul Telment, Mr. Ganchuluun,AIZAWA, Batnasan に実施した。図3.2 にインタビュー時の状況を示した。
インタビューの方法として,半構造化インタビューを採用した。半構造インタビューを採 用した理由は,小池ら 138 と同様に,可能な限り自然な会話のなかから使用者の意図,利用 した感想等を引き出すことを目的としたためである。
対象者へのインタビュー時間は 60 分から 120 分程度であり,各企業へ赴き個別に実施 した。また,あらかじめフライアッシュを現在使用している企業の担当者用,フライアッシ ュを以前に利用していたが現在は使用していない企業の担当者用,フライアッシュを一度 も使用した経験のない企業の担当者用に 3 種類のインタビューガイドラインを作成した。
加えて,事前にモンゴル語のインタビューガイドラインも作成し,それに基づいてモンゴル 語でインタビューを実施した。渡辺らは 139 これらのインタビュー手法を用いることでイ
138 小池真理, 前掲載書, p.101
139 渡辺英児, 遠藤俊郎, 松井弘志, 前掲載書, pp.2-3 インタビューの実施日:2015年 6 月 12 日
インタビューの実施場所:Prosolid Standard Office, Ulaanbaatar, Mongolia インタビュー対象者:Ms. Undarkh
図3.2 インタビューの状況
71
ンタビュー者は,全ての対象に対して同様の質問や言葉などを使うことが可能となり,イン タビュー者からのバイアスや対象者がインタビュー者から受ける影響を最小限にとどめる ことが可能だと記している。
インタビュー後,その場で日本語に翻訳し,新たに質問があった場合はその場でモンゴル 語に翻訳しなおし,インタビューを継続した。さらに帰宅後,ボイスレコーダーで録音した インタビュー結果を聞き直し,聞き逃しがないかの確認も合わせて行った。