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第 2 章 モンゴル国の現状と問題の把握

3 モンゴル国の石炭

3.5 今後の国内向け炭鉱計画

表2.11 に主な国内発電所における石炭需要予測を示した 80 。2025 年までの石炭の需要

増加の主な理由は新たにウランバートル第五火力発電所の建設であることがわかる。

表 2.12 に国内火力発電所向け炭鉱の 2025 年までの生産計画について示した 81 。首都

ウランバートル市内の主な発電所に石炭を供給している Baganuur 炭鉱, Shivee ovoo 炭鉱,

78 独立行政法人 国際協力機構, 前掲載書, pp.102-103

79 同上書, p.103

80 同上書, p.116

81 同上書, p.117

28

写真の提供者: Dinil Pushpalal, Professor, Tohoku University

2.7 Baganuur 炭鉱

写真の提供者: Dinil Pushpalal, Professor, Tohoku University

2.8 Shivee ovoo 炭鉱入口

29

写真の提供者: Dinil Pushpalal, Professor, Tohoku University

2.9 Shivee ovoo 炭鉱

写真の提供者: Dinil Pushpalal, Professor, Tohoku University

2.10 Shivee ovoo 炭鉱で使用されている掘削機 (excavator)

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2.11 主な国内発電所における石炭需要予測 (千トン)

名称 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025

ウランバートル第二火力発電所 650 650 650 650 650 650 650 650 650 650 ウランバートル第三火力発電所 1,178 1,184 1,189 1,195 1,201 1,203 1,204 1,205 1,206 1,207 ウランバートル第四火力発電所 3,723 3,723 3,723 3,723 3,723 3,723 3,723 3,723 3,723 3,723 ダルハン (Darkhan) 火力発電所 610 625 625 630 630 630 631 631 630 630 エルデネト (Erdenet) 火力発電所 410 407 407 407 407 407 407 407 407 407 ウランバートル第五火力発電所 (建

設予定) 1,830 1,830 1,830 1,830 3,620 3,620 3,620 3,620 3,620 3,620

合計 8,401 8,419 8,424 8,435 10,231 10,233 10,235 10,236 10,236 10,237

出典) 独立行政法人 国際協力機構,「モンゴル国石炭開発利用マスタープラン調査」より著者作成。

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2.12 2025 年までの国内火力発電所向け石炭の各炭鉱別生産計画(千トン)

炭鉱 2016 - 2020 2021 - 2025

Baganuur 5,200 5,600

Shivee ovoo 3,739 4,480

Sharyn gol 1,000 - 1,500 1,500 - 1,000

Ulaan ovoo 1,224 1,224

合計 11,163 - 11,663 12,304 - 12,804

出典) 独立行政法人 国際協力機構,「モンゴル国石炭開発利用マスタープラン調査」よ り著者作成。

2.13 Baganuur 炭鉱における環境保全対策

項目 内容

地下水の利用

・地下水を年間 320 - 400 万m3くみ上げ,一部を ボイラーや事務所用として利用している。

・今後,浄化設備を導入し,地下水を地域や温室 用の水として利用する予定である。

炭鉱操業による汚水及び排水問題 ・汚水処理施設が存在し,処理後の水は炭鉱近傍 の池に放水している。

採掘跡地の修復

・採掘跡地を埋め戻し,植栽を実施している。1990 年から総面積 120.5 ha の土地を修復した。

・2007 年に Baganuur 炭鉱の技術的修復作業計

画を作成した。

粉塵,炭塵の飛散 ・飛散量は少なく,規格値を満たしている。

操業により発生するゴミの処理

・鉄スクラップは所定の場所に保管している。

・その他のゴミは収集場所に廃棄し,その後埋め 立て処分されている。

従業員の健康状況 ・従業員に対して年に 2 回の健康診断を実施し ている。

監査員による炭鉱の調査及び指摘

・監査員は年に 2 回炭鉱を訪問し,炭鉱長,管理 局長,生産部長と面談する。

・特に指摘事項はない。

出典) 独立行政法人 国際協力機構,「モンゴル国石炭開発利用マスタープラン調査」よ り著者作成。

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Sharyn gol 炭鉱,Ulaan ovoo 炭鉱を対象にした。このデータから,ウランバートル第五発電

所の操業に伴い,Baganuur 炭鉱,Shivee ovoo 炭鉱の石炭の増産が予想されているが,他の 炭鉱については現状を維持する状態が続く見込みである。