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「日本の歯学教育認証評価のあり方について」

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司会進行:東京歯科大学教授

(歯学教育認証評価検討 WG 幹事委員)

一戸…達也

■ 総合討論

(司会:一戸)

 それでは、お待たせいたしました。これから総合討論に入らせていただきます。進行役は東京歯科大 学の一戸が務めさせていただきます。

 40 分少々なので、大変タイトだと思いますが先生がたの活発なご意見を頂戴したいと思います。今 早速、総合討論に入る前に総合討論の中身のような議論がありましたけれども、まずはこれまでの演者 の先生がたの発表内容についてもう一度確認しておきたいということがございましたらお受けしたいと 思いますが、よろしいですか。関本先生、どうぞ。

(関 本)

 日本歯科大学新潟の関本でございます。ありがとうございました。諸外国の質問とそのあとにちょっ とリンクしているものですから、2点ほどお伺いしたいのですけれども、イギリスは確かいわゆる機関 別の認証とそれから分野別両方やられているということですけど、他の国というのはどうなのでしょう か。機関別は機関別でやっていて、いわゆるダブルで。

(前 田)

 アメリカも一緒ですね。

(関 本)

 アメリカもダブルで。

(前 田)

 機関別も専門分野別は。

(関 本)

 その内容については、やはり重なっているものが多いのでしょうか。それとも、まったく。

(前 田)

 機関別の分野に関しては、調査しませんでしたけれども、CODA に行ったときにはちゃんと機関別 もあると。歯科の場合はスペフィックなところに特化しているといいます。だから、ああいういっぱい 書いてあって、それを抜くというのはこれからできる作業になっているかと思いますけれども、GDC みたいに本当にあれだけだとか、CODA みたいに6つだけにするとか、していいのか、という議論も 必要になってくるかと思います。

(関 本)

 そうすると、日本の分野別でやられているところと、いわゆる機関別でやられている、その比較とい うのはどういうふうになるのですか。

(前 田)

 機関別というのは主語が「大学は」ですね。

(関 本)

 我々も7年に1回受けているわけですけれども、今日は案を見せていただくとかなり重なっていると ころがやはりありますよね。

(前 田)

 そうです。先生、単科大学だから重なってしまうのはしょうがないと思いますけれども。

(関 本)

 そうですね、それで前田先生途中でちょっと言われていましたけれども、先生がたの考えられている 評価項目というのは、いわゆる今までやってきた機関別よりもさらに細かくたぶんなっているのだろう と思うのですね。そうすると、本当に、その機関別の認証評価を受ける必要があるのかというところに なると思うのですよね。

 その辺はたぶん、このワーキンググループで考えることではないのかもしれませんけど、でもそれを 視野に入れないと評価基準というのはなかなか決めにくいのかなと思うのですけど。

(前 田)

 機関別は大学としての評価であって、でも、機関別の場合には教育内容プログラムとかの非常に細か い分野までは評価はしないですよね。

(関 本)

 いや、僕は大学基準協会で行くのですけど、歯科大学とか歯学部はもうほとんど分野別に近いものが やっぱりあるのですよね。今日見せていただいたものを見ると、これも入っているなと思うものが結構 あるので、そうすると整合性といいますか、その辺をよく考えて。

(前 田)

 僕も基準協会の審査員もやっていましたけれども、非常にアバウトですよね。

(関 本)

 アバウトなので、今回つくられているのはそれを細かくされていますからね、そうすると逆に言うと いわゆる機関別のというのは必要無いのではないかと。なぜ2回受けなければいけないのかということ になると思うので、その辺はどうなのかなと。このワーキンググループの考え方として、委員会で決め たこの評価項目があれば機関別はやらなくていいのではないかという意見はないのでしょうか、という 質問なのですが。

(荒 木)

 関本先生が言われるのは、私たちも一番最初に思いました。ただ、今回調べてみて、今の日本の単科 大学だけのことを考えるのではなくて歯学教育全体のことを考えると、少し細かいところまできちんと チェックという言い方は悪いのですけど、認証評価基準をつくっておいたほうが日本の歯学教育の向上 のためには非常に役に立つというのは間違いないのです。

 今、先生が言われたのは大きな外側の話で、はっきり言って私たちがそこまで立ち入ることは実際に は行えないと思っています。実は認証評価基準がちゃんとできたあとに、例えば文部科学省とか、そう いう大きな機関が考えるということになるのかなと思っているので、そこでもうワーキングとしての議 論はやめてしまいました。大変すみませんけれども、私たちのミッションではないと私たちは最終的に 判断しました。

(関 本)

 ぜひ、そういう意見がもし出ていれば、やはり最終的なところでそういう意見を出して、文部科学省 のほうに出していただけると、やっぱりかなりスリムな本当に効果的な認証評価ができるかなと思って います。

(荒 木)

 非常に貴重な意見ということで承ります。

(司会:一戸)

 ありがとうございました。今の関本先生のお話は、今日、総合討論の最後のところでご意見をいただ こうかなと思っていたところでありますが、江藤先生、どうぞ。

(江 藤)

 これ以上評価を受けるのはいやだという、今のご意見ですが、非常に大事な点であります。このプロ ジェクトは5年です。5年の間にこの分野別評価の歯学教育におけるモデルをつくることが目標です。

 この5年の前には前田先生のフォローアップ調査があります。いわば試行的にやって、それをもう ちょっと分野別としてのモデルに仕上げる。5年後には基準協会にあずけるのか、医学、薬学のように 自分たちで立ち上げるのかを考えなければならないだろうと思われます。立ち上げたときに機関別と分 野別をどういうふうに整合性をとるのかというのは、たぶんこの5年の間の後2年くらいで決めざるを 得ない問題だと思っています。

 それでは、文科省はどういう立場かといえば、文科省はある点ではこの認証評価については世話役の ような感じととらえています。これは平田先生にお聞きしたことですが、じゃあ GDC は国の関与はど れくらいなのだということです。1921 年の歯科医師法の制定のときに既に GDC を国はオーソライズし ております。

 だから、医学教育課も国民の代弁者としてたぶん、認証制度をつくったときにそれをオーソライズす るという立場だろうと思います。

 CODA については連邦政府がオーソライズするというのは聞かなかったのですけど、そこら辺どう ですか。というのは、フェデラルがオーソライズしない限り、各大学が「そんなの来たって、知らない」

と。「そんな評価何で受けなければいけないんだ」と開き直られた時に、いや、そうじゃないでしょうと、

これは認証制度に参加した大学の約束事でしょう、というのか、それともフェデラルが認めているから 従わざるを得ないのかですが、その辺はどうなっているのでしょうか。

(高 田)

 さっき申し上げましたように、state…examination の中で認められているということはフェデラルあ るいは国が認めているということになります。

 ただ、認証を受けるのは飽くまでも自分から申請して受けるという形になります。

(江 藤)

 というのは、GDC の構成員は歯科医を含めて7種類くらいありますね。アメリカのほうは歯科医師 会が入って若干違う部分はありますが、ほぼ同じ構成です。

■ 総合討論

 そういった組織が大学に行って、「あなたのところ評価します」と言ったときに、「はい、分かりまし た」と言ってあれだけの資料を揃えるのは、どういう関係になっているのか。言うことを聞かないとい けないというのは、どういう約束、もしくは規則になっているのかが問題であろうと思われます。

(荒 木)

 アメリカははっきり言って、皆さんご存知だと思いますけれども、連邦はあんまり介入しないという のが国としての一番のステイタスです。

 それで、それぞれの組織、例えば歯科なら歯科という団体の方も介入してほしくないと思っています。

自分たちで努力して全部守るんだという考え方、そういうふうにしてアメリカという国はできているの ですね、基本的には連邦はある程度何か認めていますけど、介入していないと思います。

 ですから、米国の歯科医師会は日本の歯科医師会と全然違いますから、組織のステイタスが社会的に 非常に高いところにあって、彼らが自助努力というか自浄作用をもって認証制度をやっていると理解し ています。

 それに、今、高田先生が言ったようにステイトボードというか州のボードがありまして、これは要す るに州の開業医試験です。この州の開業医試験に非常に認証評価というのは効くようなシステムがつく られているということです。

 それについて、基本的に連邦は関与していないです。

(江 藤)

 その場合、先ほどからいくつかご質問にも出ていますが、CODA にしても GDC にしても全歯科大学 が会員ではないのですよ。その辺はどうなっているのでしょうか。

(高 田)

 CODA は会員だと思います。

(江 藤)

 会員ですか。

(高 田)

 はい。会費を払っていると思います。

(江 藤)

 そうすると、会員だから、お互いに自己責任、自己管理でやっているから、その CODA の言うこと は全会員は聞きますという仕組みですか。

(高 田)

 と思いますし、先ほどお話がありましたけれども、出口でのチェックがあるということです。

(江 藤)

 それは非常に大事な点なのです。というのは、だからそうなったら言うことを聞きますということに なるわけです。ただし、今度は国民からみると同業者が自分たちでつくって自分たちで評価をやるんだ から、これはお手盛りじゃないのと。そこら辺の批判はどうやって跳ね返しているのですか。

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