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ドキュメント内 敷き詰め模様の分類:平面運動からの考察 (ページ 62-65)

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図4.7:(左)π=5(右)η>6の場合

補題4.11Wを壁紙群とする。 W が4−centerを持つならば, Wは3,6−centerを持たない。

       ぬ    エ証明 Wが4−center,3−centerを持つとき,平面上の異なる2点丑Qを用いて, Rβ,Rδ∈W

      ぜ      か

と表せる。このとき,砺一τoR8∈Wは平面上のある点を中心とした豊の回転移動であ

り,Wが12−centerを持つことになり,定理4.10に矛盾する。

 同様に,Wが4−centerと6−centerを含む場合も, Wが12−centerを持つことになり,定理

4.10に矛盾する。      1

 上記3つの定理と補題を受けて,定理4.9の証明をもう少し細かく見ると,実際にそれぞ れのη一center間の取りうる距離についての条件が得られる。これは今後,壁紙群を分類をす

る上で役立つ。

補題4.12Wを壁紙群とし,肪の最小のベクトルによる平行移動を乃,「引=オとする。

平面上の異なる2つのπ一center、4,m−centerPに対して,2点乃, P間の距離はη, mの値によっ て次のようになる。

 1.η=鴇のとき:

   (1)η=m=2のとき:1、4Pl≧垂。

   (2)π・=m=3のとき:1、4PI≧毒。

   (3)η=7η=4のとき:レ4Pl≧毒。

   (4)π=m,=6のとき:卜A馴≧f。

 2.π=2,m=4のとき:1.API≧彦。

 3.η=3,m=6のとき:IAPI≧毒。

 4.π=2,m=6のとき:レ4.列≧垂。

証明

  (1)π二鵬=2のとき:しん4 1=2凶Plより,2障Pl≧オからi.4.Pl≧者が成り立つ。

  (2)η=㎜=3のとき:1.4.4 1=〉雪i、4Plより,1、4.4 1≧オから〉!5LAPI≧オとなる。

    よって,1,API≧毒が成り立つ。

  (3)π=m=4のとき:レ4、4 1=〉互レ4Plより,レ4.4 1≧孟から〉優レ4.Pl≧舌となる。

    よって,レ4別≧毒が成り立つ。

  (4)η=m=6のとき:1ん4 1=凶Plより, IAA 1≧孟からIAPI≧孟が成り立つ。

2.π=2,m=4のとき:4−centerを中心とした回転移動は誓の回転移動を含むので,

 ηニm=2の場合に従って,μPl≧巷となる。

3.η=3,m=6のとき:6−centerを中心とした回転移動は警の回転移動を含むので,

 η=m=3の場合に従って,凶Pl≧毒が成り立つ。

4.π=2,mニ6のとき:6−centerを中心とした回転移動は誓の回転移動を含むので,

 π=m=2の場合に従って,円刑≧圭が成り立つ。

       墨

定義4.13Gを運動群とする。 Gに含まれる向きを保つ運動のみから成る運動群をσ+とし,

また,σ一=σ一σ+とする。

 σ+集σで0+が分かっているとき,σ+からσへ拡張することを考える。

命題4.14σを運動群とする。σi≧0+で,0−0+∋ノならば,(7=〈σ+U{!}〉が成り

立つ。

証明 σに含まれる任意の向きを変える運動gに対して,!一1・gは向きを保つ運動である。

!『10g=ん∈0+とおくと, g=!・んとなる。よって,σの任意の向きを変える運動gは,

!とσ+に含まれる運動で生成される。       1

命題4.15W を壁紙群とする。 W=肌,平行四辺形ABDOをWのunit ce11とする。

 運動∫を向きを変える運動とし,W =〈肌U{ア}〉とする。ノについて次が成り立つとき,

呪=罪+が成り立つ。

 1,ノは肌のη一centerを肌のη一centerに移す。

2.爾とπ輌は紹桶記(購は整数)の形で表される.

 3,!2∈肌が成り立つ。

証明 W の元はWの元α1,α2,_,αmを用いて,α1。!士1。α2・!土10...・!士10αmと表さ れる。(α1,α2,_,αmのいくつかは恒等変換でもよい。)このように表されるW の元のうち,

向きを保つ元は合成された!±1の個数が偶数のときであるので,

α、・!士1・α、・_・!±1・α2鳶+、=α、。(!±1。α、・ノ士1)。α、。(!±1・α、。!±1)。_。(!±1・α2海。!土1)・α、、+、

と表される。よって,今,呪.=肌であるには,!±10偽。!土1Q=1,2,_,2た!がW+の 元であればよい。!±10α。井1(α∈W)について,次のいずれかの場合が考えられる。

 1.!・α・!=(!。α。!一1)。ノ2

 2.が・α。!一1=!一2・(!。α・!一1)

 3.!一1。α・!ニ∫一2・(!・α。!一1)。ア2

いずれの場合も,!土・α。!士(ασのは!・α・∫一1と!2の合成で表されることから,以 降,∫0αO∫一1について考える。

 1.α∈肪のとき,偽=Tm周覧記(m,ηは整数)と表せる。このとき,

       !・α・!1一!。㌃崩.。驚・ノー1     (4・1)

      一㌃禰.。π輌     (42)

      一掴(,崩+t記).。(,崩.,記)    (4・3)

  定理1.35より,(4.1)から(4.2)への変形ができ,これは仮定より,整数3,オ,p,gを用い   て(4.3)の右辺のように表せる。よって,ノ。αo!一1は肪に含まれる。

 2.αが点Pをcenterとする回転移動であるとき,ノ。αo∫一1は定理1.37より,!(P)を中   心としたαと逆向きで同じ大きさの角度の回転移動である。今,仮定1.より,点Pが   y匹のπ一centerならば,!(P)も叫のπ一centerであることから,!oαo!一1は琳.の   元である。

 3.!2∈肌は仮定に含まれている。

よって,呪⊂肌が成り立つ。呪⊃肌は自明なので,呪=肌が成り立つ。

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4.2 6−centerをもつ壁紙群

 向きを変える運動を含む場合,回転移動を含む場合,それぞれに様々な制限を持つことを 示した。この制限を用いて,centerに着目して壁紙群を分類をしていきたい。

定理4.16Wを壁紙群とする。 Wが6−centerをもつならば,次が成り立つ。6−centerを筆戦

とする。

 1.Wに4−centerは存在しない。

2.点Aに最も近いcenterとなる点Mは2−centerである。

3.点五を中心とし,2−centerMを辺の中点にするような正六角形を考える。このとき正  六角形の頂点は3−center,辺の中点は2−center,中心は6−centerである。

 4.3.の正六角形を敷き詰めた際の,正六角形の辺の中点,頂点,中心は全て,それぞれ   2,3,6−centerであり,逆にWのcenterはこれらに限る。

       ア       げ         て       ガ     ガ     げ

 5.点σをR万oE吾=R;丁を満たす点とすると,叫=〈R万,R葺,瓦勇となる。(図

  4.9参照)

証明

 1.補題4.11で証明済み。

      げ       ぜ

 2.点五に最も近いcenterを点Mとおく。点Mが3か6−centerのとき, R石=(R蕩)2よ

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