GHC(グローバルヘルスコンサルティング)と契約病院の平均値(月平均)
左室機能が悪い心不全入院患者へβブロッカー、ACE阻害剤/ARB処方率は、循環器領域 のパフォーマンス測定の一つであり、世界的な心不全における医療の質の一つの項目です。
左室駆出率の低下した患者の治療方針上ACE阻害剤(ARB)およびベーターブロッカーは ガイドラインでも強く推奨されています。
15.7%
28.3%
19.0%
0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0%
平均値 平成26年度 平成25年度
退院時βブロッカー投与割合
13/43 8/42
58
市立千歳市民病院
16-3 急性心筋梗塞患者における退院時スタチン投与割合
★175/16 13.8%
36/19018.9%
10%~15%
【定義と計算方法】
参考値: 日本病院会QIプロジェクト報告による平均値
評価: 他病院からの紹介で入院となり持参薬があり、退院後は逆紹介となるため、当 院での処方はなかった症例があり、前年度より低くなってはいますが、日本病院 会QIプロジェクトによる報告の平均値より少し高くなっています。
退院時スタチン投与患者数 急性心筋梗塞患者数
16.循環器系
スタチン投与割合 =
スタチン系薬剤は急性冠症候群(ACS)の段階で投与を開始した場合に有益であること が示
されています。
PCIやCABGなどの侵襲的治療に先立つスタチン系薬剤投与の役割が明確になってきて います。
73.5%
78.3%
85.7%
0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%
参考値 平成26年度 平成25年度
退院時スタチン投与割合
36/46 36/42
59
市立千歳市民病院
16-4
5/16 13.8%
36/190 18.9%
10%~15%
【定義と計算方法】
参考値: 日本病院会QIプロジェクト報告による平均値
16-3と同じ理由による症例がありますが、日本病院会QIプロジェク報告による平均 より低くなっており、昨年度より投与割合が、低くなっています。
投与割合 =
ACE阻害剤もしくはアンギオテンシンⅡ受容体投与患者数 急性心筋梗塞患者数
急性心筋梗塞患者におけるACE阻害剤もしくはアンギオテンシンⅡ受 容体阻害剤投与割合
★1916.循環器系
評価:
16-2参照
61.3%
39.1%
85.7%
0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%
参考値 平成26年度 平成25年度
ACE阻害剤もしくはアンギオテンシンⅡ受容体投与割合
36/42
18/46
60
市立千歳市民病院
16-5 糖尿病患者の血糖コントロール
★12【定義と計算方法】
平成26年度~参考値1:
参考値2:
評価: 平成25年度より平成26年度の方がHbA1c検査値7以下でコントロールできている率 が高くなっています。インスリンが打てない患者、食事の記憶ができない患者、狭心症な ど血糖を高めにコントロールする方が安全である患者など、患者によってコントロールの 目標値が異なることから、厳格なコントロールを求めることができない場合もあります。
※年度末3か月間HbA1c検 査値7%未満の患者数
日本病院会QIプロジェクト報告による平均値 聖路加国際病院の糖尿病専門医のコントロール率
参考文献:Quality Indicator 2014 聖路加国際病院の先端的試み
コントロール率=
16.循環器系
HbA1cが7.0%未満の患者数
糖尿病と診断されて通院している外来患者数
※糖尿病と登録されている患者 のうち26年度末3か月間 HbA1cの検査を実施している患 者数HbA1cは、過去2~3か月間の血糖値コントロール状態を表す指標です。
各種大規模スタディの結果から、糖尿病合併症、特に細血管合併症の頻度は、HbA1cに比 例しており、合併症を予防するには、HbA1cを7.0以下に維持することが推奨されています。
したがって、HbA1cが、7.0以下にコントローエウされている患者の割合を調べることは、
糖尿病診療の質を判断する指標の1つであると考えられます。
52.5%
80.0%
85.0%
71.7%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
参考値2 参考値1 平成26年度 平成25年度
糖尿病患者の血糖コントロール(HbA1c7.0%未満)
246
290 90 27
15 19
HbA1c6.5以上の内訳(人)
6.5<7 7~7.9 8~8.9 9~9.9 10~10.9 11以上
<詳細資料>