・一・一
M. 従 属 節
チェック
次の語を知っていますか。チェックして下さい。
□従属節
[]引用節 帯副言司節
□条件節
[]妾続語
□主節
□名詞節
□理由節 目霞的節 骨接続助詞
懇連体修飾節 ロトキ節
□並立節(並列節)
一文の中に複数の文を含む文を複文という。複数の文を含む文というのは,
複数の述語を含む文と雷い換えることができる。全体:の中心となる文を主脚
(主文),他の文を従属節(従属文)という。
従属節は主節と様々な関係で結び付くが,その結び付き方・意味関係で,
引用節,名詞節,連体修飾節,副講節の四つに分類される。《ゆ単文・複文》
1.引用節(〜と,〜かどうか)
(1)日本語は難しいと恩う。
②彼は今日は行かないと言った。
(3>田中さんがこれはいい辞書かどうか聞いた。
2.名詞節(〜こと,〜の,〜ところ)
(4)一一人でテレビゲームをするのが好きだ。
(5)
(6)
アメリカに留学することを決意したQ
まさに逃げようとしているところを捕まえた。
一 137 一
3.連体修飾節(名詞を修飾)
(7)きのう行った店はなかなか良かった。
⑧ ヘリコプターが飛ぶ爆音が聞こえてきた。
4.副詞節(主節全体,または削節の述語を修飾)
(9)わからなければ,聞いて下さい。
⑩ 忘れないように,メモしておくQ ㈲ 風が強いので,窓が開けられない。
⑫ 給料も安いし,いい男でもないし,今度の見合いはパスしよう。
ll.1 引用節
引用節は,大きく次の4っのタイプに分かれる。
1.「と思う」「と思っている」を用いて,話し手が話し手自身,または第三 者の考え・気持ちを述べるもの。
(1)私は日本語は難しいと思う。/彼は日本語は難しいと思っている。
2.話し手が話し手霞身,または第三者の言ったことを伝えるもの。
(2>彼は今日は行かないと書つた。
3.疑問文が下節の中に取り込まれているもの(間接疑問文)
③ a.今晩田中さんが来るかどうかわからない。
b.田中さんがいっ来るか教えてください。
4.「名詞1という名詞2」の形で,名詞1で表される事物を新規に話題に
導入したり,名詞1で表される事物の性質をあらためて定義したりするもの。
一138一
(4>私の友人に浜崎という人がいる。
⑤ 東京という町は本当におもしろい町だ。
「と思う」
1)「と思う」は「あの人は立派だと思う」のように,話し手の意見・考え を述べたり,伝えたりするときに絹いられる。「と思う」の前には,動詞・
形容詞・名詞述語の普通体が来る。
「と想う」は意見・考えを述べるだけでなく,「彼女と結婚したいと思う」
「彼と結婚しようと思う」のように,願望の「たい」や意志を表す「(し)よ う」と結び付いて,話し手の気持ちを表すために用いられることもある。
2)「と思う」は話し手のその場の考えや気持ちを述べる表現である。第三 者の考えや気持ちを述べるとき,あるいは話し手が発話時以前からその気持 ちや考えでいることを述べるときには,「と思っている」が用いられる。
㈲ a.父は死ぬと思う。
(→私は「父は死ぬ」と思う。)
b.父は死ぬと思っている。
(吟第三者が「父は死ぬ」と思っている。私は以前からf父は 死ぬ」と思っている。)
(寺村秀夫(198!)から引用)
3)「と思う」に関する学習者の困難点は次の3っである。
!.否定の表し方
英語を母語とする学習者は,Idon t think〜 の形式に引きずられて
「〜と思いません」としてしまいがちである。
一139一
(7>?日本語はむずかしいと思いません。
(→日本語はむずかしくないと想、います。)
日本語が難しいか否かについて単純に自分の考えを述べるのであれば,引 用節の中を否定にして「難しくないと思う」にすべきである。「難しいと
(は)思わない」が霞然になるのは,誰かが「日本語は難しい」と欝つたこ とに対して,「自分はそうは思わない」と反論する場合である。
2.「思う」と「思っている」の使い分け
先に述べた「と思う」と「と思っている」の違いは学習者にはわかりにく く,「思う」「懇、っている」を逆に使用する誤用が見られる。
(8)?あの人はいつも目分が他の人よりえらいと思う。(→思っている)
(9}?将来何が起こるかは,想像できないことだと思っている。(→思う)
3,主節と引七節内のテンス・アスペクト
引用節のテンス・アスペクトについては,英語のように時舗の一致のある 書語を母語とする学習者が混乱しやすいようである。「彼が来ると思う。」
「彼が来たと思う◎」あたりはよいが,「彼が来ると搾った。」になると,I thought he came.という英語式の表現に引きずられて,「彼が来たと思っ
た。」と言うべきだと主張する学習者が出てくる。
【問題】 1〜4の違いを考えてください。
1. 彼が来ると恩う。
2.彼が来たと思う。
3.彼が来ると思った。
4.彼が来たと思った。
一1荏0一
。マし窟=〜「T≠≧}{.542臼去(9())」ユ欝r毒i1(o辛警曇禦科塗り膠 シ
。r!し母?「里巌螺謡刻立草蜘(汐辛酸受禦勲重a霧 s 。〜をqユし溜?「4牽(9(})5字溺}」鉱翠翻離罪匪貸{淫 z o曾q).し濁キ「身≧{≦畔羅((き畔坤⊃)」皇難翻臨増重り{醒 1【最〕
3,4では,「思った」時点で「彼が来る」ことが完了しているか否かで,
「来る」「来た」が使い分けられている。
fと言う」
1)「と言う」には,ある人が書つたことばをそのまま引用する直接話法と,
ある人が欝つたことばを話し手の視点から言い直して伝える間接話法がある。
直接話法は,霧つた通りを引用することによって発言を再現する働きを持つ。
間接話法の場合,「と言う」の前は普通体が来る。
(10>(リーさんの昨絹の発雷を引用して)
a.リーさんは「明日あなたの家に行きます」と言いました。
瞳接話法〕
b.リーさんは今B私の家に来ると言いました。 〔間接話法〕
伝える内容が依頼や命令の場合,間接話法は「〜ように」の形をとる。
(H) a.
b.
(12) a.
b.
先生にヂもっとがんばりなさい」と書われましたQ 〔直接話法〕
先生にもっとがんばるように言われました。 〔間接話法)
り一さんに「すぐ来てください」と言ってください。〔直接話法}
り一さんにすぐ来るように言ってください。 〔問接話法〕
2)「と言う」は,状況に慮じて,「と言った」「と言っている」「と言ってい た」になる。