⑧ A もうごはん食べた? 〔完了/
B いや,まだ食べていない(*まだ食べなかった)。
4)「ている」
fている」の基本的な鋼法は,「動きの継続」と「変化の結果状態の残存」
の二つである◎
〔動きの継続}
⑨子どもはテレビを見ている。
〔動きの結果の状態〕
ao)お金が落ちている。
「ている」には,そのほか,「完了」f反復jf経験・経歴」を表す用法もある。
(ll)宿題はすでに済ませている。(完了)
(12)まだ昼ご飯を食べていない。(完了の否定)
⑬ 列車が次々と鋼着している。(動作の反復)
⑯ これまでアメリカには3回行っている。(経験・経歴)
「ている」で物事の一般的な特徴や性質が述べられることもある。
⑮ この本は若者によく読まれている。
⑯ 彼女は大きな目をしている。
(17)彼はやせている。
5)アスペクトを表す複合動詞・補助動詞
複合動詞の中には,次のように物事の「開始」「継続」「終了」などのアス ペクトを表すものがある。《吟複合動詞》
一100一
〔開始〕
「〜始める」仕事をやり始める。
「〜出す」 ようやく仕事をやり出した。
「〜かける」 仕事をやりかけて,出ていってしまった。
〔継纐
「〜続ける」朝まで飲み続ける。
「〜続く」 3日も雨が降り続いた。(「降り続く」のみ)
〔終了〕
「〜終わる」読み終わったら,戻しておいてください。
「〜終える」 読み終えたら,戻しておいてください。
「〜やむ」 泣いていた赤ん坊がようやく泣きやんだ。
また,「ている」以外にも,次のようにアスペクトを表す補助動詞がある。
《→補助動詞》
「〜てある」 本が置いてあるQ(結果状態)/ホテルは予約してある。
(準備済み)
「〜てくる」 ずっと努力してきた。(継続)/学生の数が増えてきた。
(発生・進展)
「〜ていく」 これからも努力していく。(継続)/人が少なくなっていっ た。(進展)
「〜てしまう」 その本はすでに読んでしまった。(完了)
6) アスペクトを表すその他の形として「〜っっある」「〜ところだ/〜ば かりだ」がある。
「〜つつある」は「〜ている」とよく似た働きを持ち,動詞の連用形に付 いて,動作の進行や変化の進展を表す。書きことば的である。
同じ動作の進行を表す場合でも,「〜ている」は「動作の途中である」と 一 101 一
いう三昧合いが強く(例㈱),「〜っっある」は「動作の完成に向かってい る」という意味合いが強い(例(19))。
⑱ あの役者は舞台ごとに意識的に自分のイメージを変えている。
(19>あの役者は数年前から意識的に自分のイメージを変えっっある。
一方,主体の状態変化を表す動詞(「死ぬ,咲く,なる,変わる,やせる,
太る」など)の「〜っっある」の形は変化の進展を表す。「〜ている」は,
「次第に,少しずつ,だんだん」などの副詞がある場合をのぞき,結果状態の 残存を表す。
⑳ 桜の花が咲きっっある。 (変化の進展)
21)桜の花が咲いている。 (結果状態の残存)
⑳ 湖の水が凍りつつある。 (変化の進展)
㈱ 湖の氷が少しずつ凍っている。(変化の進展)
湖の水が凍っている (結果状態の残存)
「〜ところだ」は,「〜するところだ」「〜しているところだ」「〜したとこ ろだ」の形で,それぞれ開始直前,動作の継続中,動作の終了直後を表す。
㈱ 今から出かけるところだ。 (開始直前)
㈱ 今お風遇に入っているところだ。 (継続中)
㈱ ちょうど今仕事が終わったところだ。(終了直後)
「〜したばかりだ」は,「〜したところだ」と同じく,動きが終了直後であ ることを表す。「〜したところだ」が動作の終了・完了に重点が置かれるの に対し,「〜したばかりだ」は,動作が終了してからそれほど時間が経って 一 102 一
いないことに重点が置かれ,「だから〜」という含みを持つことが多い。
⑳ さっきタ飯を食べたばかりで,おなかがすいていない。
8.2 ムード(モダリティ)
チェック
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ロムード ロモダリティ ロ認識的ムード ロ情意的ムード [コ対事的ムード 増田人的ムード
ロ命令 〔コ禁止
□意志 日願望
[]依頼 口推量・推定D「1.文の基本構造」のところで述べたように,文の意味内容は、事柄
(コト)と,話し手の気持ち(心的態度ムード)の二つからなる。例えば,
「明日は晴れるだろう。」「明臼は晴れますか。」は,「明日晴れる」というコ トに,推:量「だろう」や問いかけ「か」というムードが加わったものである。
ムードはモダリティとも呼ばれる。ムードとモダリティは区別して絹いら れることもあるが,本書では両者を同じ意味で用いる。《ゆコトとムード》
ムード表現(モダリティ表現)は,文のいろいろな部分に現れて,話し手 の気持ちを表すが,E体語の場合,そうした心的態度が最も表れやすいのは 文末である。ここでは,文末におけるムード表現(モダリティ表現)を取り
上げる。
2)ムードは,大きく「コトに対する話し手のとらえ方」(対事的ムード)