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第3章 ルーブリックと学習観,学習動機,学習方略との因果分析

3.3 影響要因の分析

3.3.2 尺度構成

構成 主義 的 学習 観 尺度 を求 め るた めに , 最尤 推定 法を 用 いて ,因 子 間の 相 関 はな いと 仮 定し てバ リ マッ ク ス回 転に よ る探 索的 因子 分 析を 行っ た .

クロ ーズ エ ンド な課 題 (実 験 1)の 分析 で は ,固 有値 が 1 を超 え てい る 因子 は3 つあ った が ,1 つ 目の 因子( 固有 値:2.469)か ら ,2つ目 の 因子( 固有 値 :

1.565)にか け て固 有値 の 落ち 込み が あっ た .そ こで ,1 因 子の 場合 の 標準 化係

数 が 0.35 以 下 の 3 項 目を 除い た 5 項 目 で, 再度 ,探 索 的因 子分 析 を行 っ た結 果, 適 合 度が 改 善 され た . 次に , 探索 的 構 造 方程 式 モ デリ ン グ (ESEM) を 用 いて1 因 子モ デル を 表現 し ,各因 子が ど のよ うな 係数 で 影響 を与 え てい る かと いう 分析 を 行っ た .最 後 に ,探 索的 因 子分 析 と ESEM の 適 合度 指標 が 同じ 値 で ある こと を 確認 した .

オー プン エ ンド な課 題 (実 験 2) では , 固有 値が 1 を 超え てい る 因子 は 2 つ であ った が ,1つ 目の 因 子(固 有値:4.081)か ら ,2 つ目 の 因子( 固有 値:1.244)

にか けて 固 有値 の落 ち 込み が 急で あっ た .そ こで ,1 因 子の 場 合の 標準 化 係数 が0.35 以下の3 項 目 を除 いた 5 項 目で ,再 度,探索 的 因子 分 析を 行っ た 結果 ,

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適合 度が 改 善さ れた .最 後に ,探索 的 因子 分 析と ESEM を 用い た場 合 の適 合 度 指標 が同 じ 値で ある こ とを 確 認し た.

実験 1お よ び実 験 2 で抽 出 され た第 1因 子( 付録 1.3,付録 2.3)は ,構 成 主 義的 な知 識 獲得 に 関す る項 目 が高 く負 荷 して いる こと か ら, 学習 者 の構 成 主義 的学 習に 対 する 認 識と して 「 構成 主義 的 学習 観」 因子 と 命名 した . 構成 主 義的 学習 観の 因 子分 析モ デ ルを 図 3.3(a),と 図 3.3(b)に示した.また ,Cronbach の α 係数 と主な適合 度 指標 を表 3.3(a),と 表 3.3(b)に示した.

***p<.01

図 3.3(a) 構成 主義 的 学習 観の 因 子分 析モ デ ル ( 実験 1)

***p<.01 図 3.3(b) 構成 主義 的 学習 観の 因 子分 析モ デ ル ( 実験 2)

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目標 志向 性 尺度 , 学習 動機 尺 度, およ び 学習 方略 の尺 度 の構 成を 確 認す る た めに 確証 的 因子 分 析を 行い , 最尤 推定 法 によ って 因子 解 を求 めた . また , 構成 主義 的学 習 観の 尺 度の 構成 を 求め るた め には 探索 的因 子 分析 を行 い ,最 尤 推定 法に よっ て 因子 解 を求 め, バ リマ ック ス 回転 によ り最 終 的な 因子 を 求め た 目標 志向 性尺 度 につ いて ,Elliot and Church[10]の 研究 にお ける 3 因 子 モデ ル の 尺度 構成 で 各因 子間 の 相関 を 仮定 し, 確 証的 因子 分析 を 行っ た.

実験 1で は ,仮 定 した モデ ル はデ ータ と の適 合が 良い モ デル とは 言 えな い も ので あっ た .そこ で ,推 定 値の 確 認を 行い ,標準 化係 数が 0.35以 下 で各 観測 変 数に それ ほ ど影 響 して いな い と考 えら れ る質 問項 目を 除 くこ とで 仮 説モ デ ルの 修正 を繰 り 返し た .最終 的に ,標 準化 係数 が 低い 質問 項目 8項 目 を除 いた 8 項 目を 対象 と した 因子 分 析の 結 果,第 1 因子 「習 得目 標」,第 2 因 子 「遂 行 接近 目標 」,第3 因子「 遂 行回 避目 標 」が確 認 さ れた( 付録 1.1).「 習 得目 標 」は 項 目g3「 広く 深 い知 識を 習 得し たい 」,お よび 教材 に関 す る項 目 g4,項目 g6,「 遂 行接 近目 標 」は 他者 か ら良 い 評価 を得 る ため の努 力や や る気 の項 目 g10, 項目 g11,「 遂行 回 避目 標 」は 項目 g12「 悪 い成 績 をと った ら どう しよ う」,およ び 悪 い評 価を 意 識す る項 目 g15, 項目 g16 で 構成 され る.

実験 2 も 同様 に, 仮 説モ デ ルの 修正 を 繰り 返 し, 最終 的 に,9 項 目を 対象 と した 因子 分 析の 結果 ,3 因 子モ デ ルが 確認 さ れた .「 習得 目 標」 は項 目 g3 およ

び項目g1「 でき るだ け 多く のこ と を学 びた い 」,g2「 授 業の 内 容を でき る 限り

完全 に理 解 する 」,「遂 行接 近 目標 」は項 目 g10,項 目 g11に 加え 項目 g9「自 分 が良 くで き ると ころ を みせ た い」,「遂 行 回避 目標 」は 項目 g12,お よ び項目 g13

「成 績が 下 がる こと を 不安 に 思う」,項目 g14「努力 不足 を 避け たい 」で 構成 さ れる .各 項 目の 内容 を ,付 録 2.1に示 し た.

学 習動 機 尺度 およ び 学習 方 略尺 度つ い て,Pintrich and De Groot[30]の研 究に おけ る 2 因子 モ デル の 尺度 構成 で 各因 子 間の 相関 を 仮定 し ,確証 的因 子 分 析を 行っ た .因 子分 析 の結 果 ,実験 1, 実験 2 ともに 学 習動 機尺 度 では 2 因 子 モデ ル「 自 己効 力感 」,「内 発 的価 値」 が 確認 され (付 録 1.2, 付録 2.2), 学習 方略 尺度 では 2 因 子 モデ ル「認 知 方略 」,「 自 己調 整方 略 」が確 認さ れ た (付 録 1.4,付録 2.4).ま た,Cronbach の α係 数 と 主な 適合 度 指標 を表 3.3(a),と 表 3.3(b)に示 し た.

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表3.3(a) Cronbachのα 係 数と 主な 適 合度 指 標( 実験1)

表3.3(b) Cronbachのα 係 数と 主な 適 合度 指 標( 実験2)

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