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第2章 民間賃貸住宅の供給・管理及び政策の展開

第 3 節 小括

以上、本章では、民間賃貸住宅の供給・管理の歴史的展開及び現在の実態についてみて きた。ここで、その内容を整理しておくこととしたい。

明治期以降、都市部では、長屋あるいは一戸建てを中心に借家が多く、昭和に入ってア パートも普及し、賃貸住宅が主流であった。戦後になって、都市部でも持ち家が多くなっ たが、高度成長期等の都市への人口流入に対応するため、木賃アパートが大量に建設され るなど、都市部を中心に賃貸住宅が供給された。現在は、借家においては、共同住宅(ア パート)が主流となっている。

賃貸住宅の経営は、戦前・戦後を通じて、個人経営が多く、賃貸住宅経営専業は少なか ったが、戦前・高度成長期等においては商人、サラリーマン、金利生活者等による貸家経 営や、借地あるいは賃貸住宅購入による貸家経営も行われたところ、戦後は、農地等土地 所有者による経営が主流となっている。そして、それら土地所有者は専門知識・ノウハウ を持たない者が多かったため、当該土地所有者に対して、専門的ノウハウを提供すること により供給・管理に関与する賃貸住宅供給・管理業の役割が高まっている。その中でも、

土地所有者に賃貸住宅の供給を働きかけ、供給された物件の管理を行い、その物件の仲介 も行う建設受注・管理一体型のサブリース業の役割・ウエイトが大きくなっている。

また、民間賃貸住宅に関する政策は、戦前においては、ほとんど講じられることはなく、

戦後においても、持ち家政策が中心で、補完的に公営住宅施策を講じるという施策展開の なか、大きくとりあげられることはなかったが、そうした中でも、土地所有者等による賃 貸住宅の供給を促進する政策が大きな部分を占めてきた。

他方で、民間賃貸住宅の供給・管理に関しては、空家問題、管理適正化の課題等の課題 もあり、民間賃貸住宅の供給・管理に賃貸住宅供給・管理業が大きな関与・役割を果たし ている状況において、それらの課題は、賃貸住宅供給・管理業に関連する課題と言える。

そこで、次章以下においては、サブリース業などの賃貸住宅供給・管理業が、民間賃貸 住宅の供給・管理において果たしている役割、関与の実態、問題点について把握、分析し、

それらの実態等も踏まえ、民間賃貸住宅に関する政策の検討・提示を行うこととしたい。

第3章

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第3章 賃貸住宅供給・管理業の関与による賃貸住宅の管理・仲介の