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実験結果

ドキュメント内 コラボレーション支援に関する研究 (ページ 86-90)

4.10 AS-Gate の評価結果

4.10.2 実験結果

2次元表現との比較結果

可視化手法の比較の実験においては,順序による影響を避けるために,先に2次元表現 を用いて質問に答えるグループと,3次元表現から始めるグループとに分けて行った.ま た問題の出題パターンも4通り用意した.表4.8は,実験から得られた各質問に対する被 験者の回答時間と正答率の平均データである.

入室

? ?

会話あり 会話なし

? ?

用件あり 用件なし

? ?

独 り 言 誰

か に 話 し か け る

複 数 人 の 会 話 に 参 加

?

? ?

誰でも

よい 特定の人

? ?

在室 不在

? ? ? ?

在室 確認 あり

在室 確認 なし

在室 確認 あり

在室 確認 なし

? ? ? ? ? ? ? ? ?

分類1 分類2 分類3 分類4 分類5 分類6 分類7 分類8 分類9

図 4.15: 発話内容のクラスタリング

表 4.7: 被験者に対する質問の内訳

設問 質問内容 必要とする情報

1 あるメンバーが現在在室しているかを問う 入退出履歴 2 あるメンバーが過去5時間の間に

入退出履歴 研究室を訪れたかを問う

3 あるメンバーが研究室にいた時間帯を問う 入退出履歴 4 研究室内の会話が最も活発(静か)だった

会話の活発度 時間帯を問う

5 研究室内で最も顔を合わせる機会が多い

空間共有度 (少ない)メンバーを問う

6 研究室内の会話が最も活発(静か)だった

入退出履歴 時間帯に在室していたメンバーを問う

7 在室中のメンバーのうち最も顔を合わせる 入退出履歴 機会の多い(少ない)メンバーを問う 空間共有度 8 ある時間帯に最も多くのメンバーが在室し 入退出履歴 ていた研究グループを問う メンバー属性 9 最も空間共有度の高い研究グループを問う 空間共有度

メンバー属性 10 表示内容を手がかりにして4つの状況を

時系列順に並べ替える すべて

表 4.8: 回答時間と正答率

必要とする情報 3次元表現 2次元表現 設問 入退出履歴 会話 空間 メンバー 回答時間

正答率 回答時間

活発度 共有度 属性 [sec] [sec] 正答率

1 (現在) 10.2 100.0% 17.7 100.0%

2 (過去) 15.6 100.0% 14.2 93.8%

3 (現在) 10.7 81.3% 16.8 100.0%

4 9.8 75.0% 14.9 87.5%

5 10.7 100.0% 20.8 100.0%

6 10.4 93.8% 13.5 100.0%

7 14.2 100.0% 36.7 62.5%

8 13.8 93.8% 13.6 87.5%

9 10.9 100.0% 17.3 100.0%

10 73.4 43.8% 72.7 68.8%

入室後の発話のクラスタリング

AS-Gateによるインタラクションの影響に関する実験において,入室直後の会話の有

無のみに着目すると,のべ12時間の間で発生した入室イベント中,会話が行われたのは,

AS-Gate非設置時において50.0%,設置時において67.2%という結果になった.

また,図4.15の分類1〜 9に基づいて,発話内容をクラスタリングした結果を表4.9に 示す.

出入り口空間における行動の観察結果

出入り口空間における行動の分析の実験に関して,AS-Gate設置前と設置後の出入り口 空間における入室者の滞在時間を測定した.結果を表4.10に示す.

表 4.9: 発話内容の分類結果

用件の 発話対象 AS-Gate AS-Gate

有無 なし あり

分類1 あり 誰でもよい 6.7% 5.9%

分類2 あり 特定の人(在室)

13.3% 0.0%

在室確認あり 分類3 あり 特定の人(在室)

3.3% 15.7%

在室確認なし 分類4 あり 特定の人(不在)

3.3% 2.0%

在室確認あり 分類5 あり 特定の人(不在)

0.0% 2.0%

在室確認なし

分類6 なし 独り言 13.3% 3.9%

分類7 なし 誰かに話しかける 13.3% 3.9%

分類8 なし 複数人の会話に参加 13.3% 3.9%

分類9 (発話なし) 13.3% 3.9%

表 4.10: 入室者の滞在時間

AS-Gate設置前 AS-Gate設置後

滞在時間 2.3[sec] 7.4[sec]

また,AS-Gate設置時に,入室者がAS-Gateの表示を見ているかどうかに着目したと

ころ,「立ち止まって表示を見ていた」が34.2%,「ノブに手をかけつつ表示を見ていた」が 34.2%,「見ていなかった」が31.6%であった.

さらに,AS-Gate設置後に出入り口空間に滞在または通過する人々を指導教員,RFID

タグを所持している研究室の学生,RFIDタグを所持していない研究室の学生,その他

(他研究室の学生など)の4つの属性に分け,それぞれについてAS-Gateの表示を見た割 合を算出した.結果は表4.11の通りである.

表 4.11: 出入り口空間においてAS-Gateの表示を見た割合

指導教員 研究室の学生 研究室の学生 (タグ有り) (タグ無し) その他

見た 76.2% 69.7% 68.4% 40.0%

(16) (23) (13) (76) 見なかった 23.8% 30.3% 31.6% 60.0%

(5) (10) (6) (114)

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