第4章 VC-OHP を適用した熱設計フ ー衛星
4.3 大気中試験
4.3.1 実験概要
Cube OHP 起動し熱輸送 行わ る とと ザーバによ OHP加熱面の温度 制御さ る
とを確認するために,大気中にてま 初めに展開状態 試験を行う.展開状態 OHP 全 て水平に設置さ る とに ,組み立てた状態よ もOHP 動作しやすいと考え るため
ある.その後,cube OHPを組み立てて試験を実施する.4.1節に述 たように,室温大気中 ラ エータ面か の十分 排熱 しい の制約 あ 十分 調査 しいと考え る
とか ,大気中 の試験 cube OHPの動作確認と基本的 ザーバによる温度制御機能の
確認を主目的とする.
4.3.2 実験装置
展開状態 の実験装置外観をFig. 4-7に示す.OHP アルミ製フ ーム に設置している.2 面の加熱面と 3 本の ザーバ 周囲との断熱のためにポ エステル繊維系不織布の断熱材 覆 ている. 2面の加熱面の計18枚のヒータ 電圧を印加するために1面(ヒータ9枚) とに1 の直流電源に接続した.直流電源に 2章,3章の実験 も用いた 定プ ョン製の直流
電源PK120-3.3を用いる.ラ エータ面 1 のAC (交流)フ ン 強制空冷によ 冷却した.
フ ン 幅 200 [mm], 高さ 200 [mm], 厚み 90 [mm]のオ エンタルモーター製のMRS20-BUL ある.フ ン ラ エータ面の高さよ 80 [mm] 高い位置に,風の流 ラ エータ面と平
行に るようにFig. 4-7に示す位置に設置している.フ ン 直接コンセン に接続するの
く電源変圧器を介して電圧を 100 [V]か 降下させて使用する.電源変圧器 VOLTAC 製の Type A-5 0 か 130 [V]ま 変圧可能 ある.
ザーバ 鉛直下向 方向に設置しクランプとスタンド 固定している. ザーバの温度制御 のために, ザーバに取 付けたヒータの電線と熱電対を交流温度制御器に接続した.交流温度 制御器 3.2節と3.3節の実験に用いたものと同 ものを使用している.Fig.4-6に
C
TE
_ 示す熱
電対 坂口電熱製交流温度制御器SDR-S30-PTCに接続し,
D
TE
_ と
F
TE
_ 示す熱電対 坂口電 熱製交流温度制御器 SBX-303 に接続している. ち の交流温度制御器も制御温度を 0.1 [℃]
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設定可能 ある. ザーバ温度制御用の 3点を除いた温度計測用の熱電対 Graphtec製 ー タロガーGL820に接続した.GL820のT型熱電対に対する精度 み (0.1 % of rdg (rdg: reading,
測定値) + 0.5 ) [℃] ある. ータの ンプ ング ンプ ング周波数1 [Hz] 行 た.
展開状態 cube OHPの動作と ザーバによる温度制御機能 確認さ たのち,cube OHPを
組み立てた状態 同様の条件にて大気中にて試験を行 た.組立状態の実験装置外観をFig. 4-8 に示す.組立時 A面 に,B面 底面側に るように設置して実験を行 た.Cube OHP アルミ製フ ーム に設置しているため,設置面とB面との間に 60 [mm]程度の隙間 空いて いる.展開時と同様に加熱面と3本の ザーバ ポ エステル繊維径不織布の断熱材 覆 てい る.加熱面のヒータの電線も同様に2 の直流電源PK120-3.3に接続している.ラ エータ面の 冷却 ,展開状態試験に使用した1 (Fig. 4-8のfan1) の他に2 のNidec製の小型フ ンbeta v ta350dc (Fig. 4-8のfan 2,3)を加え計3 行 た.フ ンの設置位置 Fig. 4-8に示す通 あ る.フ ン 全て,展開状態試験に使用したVOLTAC製電源変圧器に接続している.
ザーバ 展開状態試験時と同様に鉛直下向 方向に設置しクランプとスタンド 固定して いる. ザーバの温度制御方式も展開状態試験と同様 ある.計測用熱電対 展開状態試験に用 いた ータロガーGL820に接続している. ータ ンプ ング周波数1 [Hz] 取得した.
4.3.3 実験条件
展開状態の試験条件をTable 4-1に示す.最初に ザーバの温度を40 [℃]に固定してA面,B 面への熱入力を10 [W]か 80[W]ま 10 [W]刻み 増加させる試験を行 た.80 [W]到達後
40 [W]ま 10 [W]刻み 熱入力を減少させた.次に,B面のヒータ熱入力 40 [W] 一定にした
まま A面のヒータ熱入力を0か 60 [W]ま 変化させる実験を行 た.最後に,A面,B面 への熱入力を共に40 [W] 固定した状態 ザーバの制御温度を40, 45, 50, 40, 35, 30[℃]と変化 させる実験を行 た.
組立状態 の試験の条件をTable 4-2に示す.実験条件の方針 展開状態試験と基本的に同 ある ,展開状態の試験結果を踏まえて熱入力条件および ザーバ温度条件を一部変更してい る.また,展開状態試験 case A-D-2 A面のヒータ発熱量を変化させた ,組立状態試験 A面のヒータ発熱量を一定値にしてB面のヒータ発熱量を40 [W], 60 [W]と変化させた.
3本の ザーバの温度 つ に3本とも同 温度に るように ザーバ制御温度を設定した.
また,ラ エータ面冷却用のフ ンの電圧 常に50 [V]に設定している.展開状態,組立状態と もに各熱入力条件 熱平衡に達するま 実験を実施している.
4.3.4 実験手順
4.3.1項 述 たように,OHP 全て水平に設置さ 起動しやすいと考え る展開状態 の
試験を最初に行う.OHP 起動し熱輸送 行わ る と, ザーバの温度 加熱面 制御さ る とを展開状態 の試験 確認した後,cube OHPの組立を行い,組立状態の試験を実施した.
4.3.5 展開状態試験の結果と考察
展開状態の実験結果としてA面とB面のヒータの発熱量とA ~ F各面の平均温度,3本の ザ ーバ温度時間 歴をFig. 4-9(a) ~ (c) に示す.Fig. 4-9 (a), (b), (c) そ 試験 ースA-D-1, A-D-2, A-D-3の実験結果 ある.
136 4.3.5.1 試験 ースA-D-1の実験結果
Fig. 4-9(a)か ,熱入力10 [W]か 40 [W]ま A面,B面の温度 熱入力増加と共に 昇し ている と わかる.そ に対しラ エータ面の温度 ほと 変化してい い. OHP 起動してい い とを示している.熱入力40 [W]を負荷した直後,B面の温度 ザーバ温 度を超えた時点 A, B面の温度 共に急激に下 ,ラ エータ面C, E, D面の温度 昇して
いる. の時点 C-B-E-A面間のOHPとA-D面間のOHP 起動している.OHP起動後 熱入
力 増加してもA面,B面の温度 ザーバ温度か 5 [℃]以内 一定に保た てお ,ラ エ ータ面 昇している.OHP による熱輸送 行わ ている け く ザーバの温度制御機能 働いている と わかる.試験期間中 F 面の温度 変化 見 い とか ,試験条件
A-D-1 B-F面間のOHP 起動してい いと判断さ る.B面 C-B-E-A面間のOHP よ
ヒータに近い方に位置しているため,先にC-B-E-A面間のOHP 起動するとヒータの発熱
C-B-E-A面間のOHPに輸送さ てしまいB-F間OHPに 起動するための十分 入熱 いため
あると考え る.A面 もC-B-E-A面間のOHP ヒータに近い位置にあるの 先にC-B-E-A 面間のOHP 起動する ある ,B面 ザーバ温度を1 ~ 2 [℃]超えたと 起動して いるのに対してA面 約10 [℃]超え け 起動してい い と,またA-D間OHP 起動し
ている とか ,C-B-E-A面間のOHP A面に熱入力 ある場合よ もB面に熱入力 ある方
起動しやすいと考え る.
4.3.5.2 試験 ースA-D-2の実験結果
Fig. 4-9(b)か ,40 [W]の熱入力 常に付加さ ているB面の温度 ザーバ温度40 [℃] 保 た ている と わかる.一方,実験開始直後 熱入力の い A 面 ラ エータ面とほぼ同 温度に ている.その状態 40 [W]の熱入力 付加さ ると, ザーバ温度よ 約10 [℃]高 い温度ま 昇した時点 A-D面間のOHP 起動しA面の温度 ザーバ温度付近に保た て いる.その後A面の熱入力を40 [W]か 60 [W]ま 増加させてもA面の温度 変化せ ザー バ温度付近 一定と ている.
4.3.5.3 試験 ースA-D-3の実験結果
Fig. 4-9(c)か , ザーバ温度の変化にA面の平均温度 追従している B面 追従してお
, ザーバ温度 40, 45, 50, 40 [℃]と変化する間,約38 [℃] 一定と ている と わかる.
また, ザーバ温度を40,45, 50 [℃]と 昇させる間,ラ エータ面 D面しか変化してい い.
よ ,B面 交わる2体のOHP 起動してい いといえる. ザーバ温度を40 [℃]か
35 [℃]に下 る過程 B面温度 ザーバ温度よ 高く た時点 C面,E面の温度
C-B-E-A面間のOHP 起動している. ザーバ温度35 [℃]ま B面のOHP 起動し か
たの ,B面への熱入力 十分 くB面のOHP 起動する温度,つま ザーバ温度以 に 到達し か たため あると考え る.F面の温度 試験期間を通して全く変化 見 い
とか ,試験条件A-D-3 B-F面間のOHP 起動してい いと判断さ る.
4.3.5.4 展開状態試験の結果まとめ
展開状態 の試験結果か ,cube OHP 次のよう 特性を持つ と 明 かと た.1) 加 熱面温度 ザーバ温度を超え け OHP 起動し い.2) ザーバ温度を超えたと の起 動のタイミング A面とB面 異 ,A面 約10 [℃]超え け 起動し い B面 ザ ーバ温度を1 ~ 2 [℃]超えたと 起動する.3) とたびOHP 起動す 加熱面 ザー
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バ温度か 5 [℃]以内 一定に保た る.熱入力を増減させた ザーバ温度を変化させた し てもその状態 維持さ る.4) 3体のOHPの起動のしやすさに 違い あ ,B-F間のOHP 最も起動しにくい.理由として ,ヒータとOHPの位置 考え る.1), 3) 3章 行 た ザーバ付 OHPの研究結果と整合している.2), 4) 複数のOHP 組み合わさ たcube OHP の実験結果として初めて明 かに た点 ある.
4.3.6 組立状態試験の結果と考察
cube OHP組立状態の実験結果としてA面とB面のヒータの発熱量とA~F各面の平均温度,3
本の ザーバ温度時間 歴をFig. 4-10(a) ~ (c) に示す.Fig. 4-10 (a), (b), (c) そ 試験 ース A-A-1, A-A-2, A-A-3の実験結果 ある.
4.3.6.1 試験 ースA-A-1の実験結果
Fig. 4-10(a)か ,熱入力を40 [W]か 60 [W]ま 昇させてもA面,B面の温度 常に ザ ーバ温度と同 温度 一定に保た ている と わかる.熱入力の 昇と共に D 面,F 面 昇しているのに対しC面,E面に 変化 見 い.試験 ースA-A-1 A-D面間とB-F 面間のOHP 起動していてC-B-E-A面間OHP 起動してい いといえる.
4.3.6.2 試験 ースA-A-2の実験結果
Fig. 4-10(b) 試験開始時に A 面へ熱入力60 [W],B面へ熱入力 40 [W]を負荷した時点 C-B-E-A面間OHP 起動し,その後B面の熱入力を60 [W]に増加させてもA面とB面の温度
ザーバ温度と同 温度に保た ている.展開状態時の試験 A-D-2 と同様に,片方の加熱面 のみ熱入力量を変化させても,加熱面 2面とも ザーバ温度 維持さ 続けると言える.B面 の熱入力を60 [W]に た後し くしてC, E面の温度 低下すると同時にD面の温度 昇 している.先述したようにC-B-E-A面間の OHP A 面よ もB面の熱入力に対し熱輸送しや すいと仮定すると, の現象 ,B面の熱入力量 増えたためにA面の発熱 C-B-E-A面間OHP
輸送さ く ,その結果A-D面間のOHP 自動的に起動した とを表しているの いかと考え る.
4.3.6.3 試験 ースA-A-3の実験結果
Fig. 4-10(c)か , ザーバ温度の変化と共にA面,B面の温度 ザーバ温度付近ま 昇し
ている と わかる.た し30 [℃]のと 加熱面温度 ザーバ温度よ 高い温度 一定と ている , ザーバ温度 40 [℃]よ 高い場合 加熱面の温度 ザーバ温度よ 低く ている.特に ザーバ温度50 [℃] B面の温度 ザーバ温度よ も約10 [℃]低い.OHP の熱輸送自体 行わ ている ,Fig.4-9(c) 見 た現象と同 ように,加熱面温度 ザー バ温度を超えるほ 加熱面に十分 熱入力 いため ザーバによる温度制御機能 十分行わ
てい いの いかと考え る.
4.3.7 大気中試験結果のまとめ
組立状態の試験と展開状態の試験か ,cube OHP 組立状態 も展開状態 OHP水平設置状 態 と同 ようにOHPの熱輸送 行わ ,また ザーバによる温度制御機能 働く と わか
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た.た し, ザーバ温度を 昇させる場合や,最初にOHPを起動させる場合 ,加熱面温 度 ザーバ温度を超え るほ 加熱面に十分 熱入力 いと ザーバによる温度制御機 能 働か いという ともわか た. OHPの展開状態 組立状態によ い特性 ある.