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節 じ よ う の う 膜 に お け る 酵 素 活 性 の 変 化

越 年 着 果 に 伴 う じ よ う の う 膜 の 変 化 と 関 連 し て 細 胞 壁 多 糖 類 の 分 解 酵 素 に 着 目 し 、 じ よ う の う 膜 中 の セ ル ロ ー ス 分 解 酵 素 で あ る セ ル ラ ー ゼ (CE) と植物組織 中 の ベ ク チ ン 質 を 加 水 分 解 す る 酵 素 で あ る ポ リ ガ ラ ク チ ュ ロ ナ ー ゼ (PG)及び 脱 メ チ ル 化 作 用 を 持 つ ベ ク チ ン メ チ ル エ ス テ ラ ー ゼ (PE) に つ い て 、 そ れ ぞ れ、越年着果期間中の活性の変化を調査した。

材 料 及 び 方 法

前 節 の 実 験 で 供 試 し た 果 実 の う ち 、 本 実 験 以 降 は

S

階 級 果 実

( 5 5 . . . . . . . . 6 0 m m )

S

区、

2 L

階 級 果 実 (

7 3 " ‑ '  7 9 m m )

をL区 の 代 表 と し た 果 実 の じ よ う の う 膜 か ら 、 以 下 の 方 法 に 従 い セ ル ラ ー ゼ

( C e l l u 1 a s e . C E) 

.ポリガラクチュロナーゼ

( P o 1 y ‑ g a 1 a c t u r o n a s e .   P  G)

及 び ベ ク チ ン メ チ ル エ ス テ ラ ー ゼ

( P e c t i n m e t h y 1 e s t e r a s e .

P  E)

を抽出しそれらの活性を制定した。

CE

PG

は、生体重で

3 0 g

のじよ う の う 膜 ( じ よ う の う 膜 の 両 側 面 ) を 採 取 供 試 し て

Y a m a k i( 1 9 7 7 )

の方法に従い、

生試料を微細にホモゲナイズし、

0 . 0 5 M

のリン酸緩衝液

( p H7 . 3 )

中で酵素を抽出

し、蒸留水中で

1 2

時間透析した。以上の操作をすべて氷温下で行った。次いで、

カ ル ポ キ シ メ チ ル セ ル ロ ー ズ

N a

塩 並 び に ベ ク チ ン 酸

N a

塩 の 基 質 に

3 0

"Cで

3

時 間作用させた液の遺元力を、

S o m o g y i ‑ N e 1 s o n

法 で 測 定 し て プ ラ ン ク と の 差 を 酵 素 の 活 性 と し た 。 そ れ ぞ れ 放 出 さ れ た ブ ド ウ 糖 及 び ガ ラ ク チ ュ ロ ン 酸 の

1μmo

l/

h

1u n i t

とした。

PE

A w a d

Young( 1 9 7 9 )

の方法に従い、生果実より

1 0 g

のじようのう膜を採 り 徴 細 に ホ モ ゲ ナ イ ズ し た 生 試 料 に

0 . 4 M ‑ N a C 1

1 0 m 1

加 え て 酵 素 を 抽 出 し た 。 抽 出の全ての操作は氷温下で行った。次に、酵素抽出液をベクチン基質と混合し、

N a O H

p H7 . 5 8

に調整した後、

2 4

"cで

1 0

分 間 保 持 し 、 基 質 上 に 生 じ た ー

C O O H

基を

O . 1 N ‑ N a O H

で 中 和 滴 定

( p H7 . 5 8 )

する方法で測定した。

1

分間当たり

1m e q

のエ ス テ ル を 加 水 分 解 し た 場 合 を

1u n i t

とした。

6 5  

実験結果

じようのう臨の細胞壁多精類の分解酵素活性のうち、セルラーゼ (CE)活性 の 経 時 的 な 変 化 は 第

16図に示した通りである。.宮川早生'では 1 1

月以降上昇 して

S区では 1

月を最高に

2

月には急激に低下し、

L区では 2月まで急激に上昇

した。 林温州'の

S

区及び

L区は 2月まで上昇したがその程度は

宮川早生.

より緩やかでかつ小さかった。

ポ リ ガ ラ ク チ ュ ロ ナ ー ゼ (PG)及 びベクチンメチル エステ ラ ーゼ (PE)活 性 の 経 時 的 な 変 化 は 第 17図に示した通りである。 P G活 性 は . 宮 川 早 生 ' で 高 く.林温州'で低かった。.宮川早生'のS区では 1月に、 L区では 2月にそれ ぞれ最高を示し、両区の間に時期的なずれがあった。 ・林温州'では

S

L両区

とも援やかな上昇傾向を示した。

PE

活性は.宮川早生'及び 林温州'ともに

成熟の進行にともなって、わずかながら低下する傾向が見られ、 .宮川早生.の

S

区と 宮川早生'の

L

区、 林温州'の

S

区及び

L

区との聞に僅かな差は認め られたが調査期間中の変化は小さかった。

4

節 じようのう膜構成成分含有量の変化

前 節 に お い て 述 べ た 成 熟 に 伴 う じ よ う の う 膜 中 の 細 胞 壁 多 楯 類 分 解 酵 素 活 性 の 変化と関連し、吉岡(1

9 9 2 )

は果実の軟化や細胞壁の脆弱化は構成する多糖類の可 溶 化 に よ っ て 生 ず る と し て い る 。 そ こ で 、 じ よ う の う 膜 の 細 胞 壁 構 成 成 分 の 含 有 量の変化について調査し、膜の脆弱化との関係について検討した。

材 料 及 び 方 法

前 節 と 同 じ 試 料 を ア ル コ ー ル 不 溶 性 固 形 物 (AIS)試料とし、細胞壁の構成成分 であるセルロース.へミセルロース及びリグニン含量の測定を、

V a n  S o e s t  

detergent fiber

法(1

9 6 3a , 1 9 6 3   b , 1 9 6 7 )

に従い、

ND  F (  N e u t r a l  Detergent 

‑66‑

セルラ~,ゼ (units / 'gFWX 10‑') 

=  m : :  

C

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