D. その他のリニアアンプの接続
5. 受信時に使用する機能
■ AGC(自動利得制御)の使いかた
強力な信号を受信しても、強弱をできるだけ抑えて安定 した受信ができるようにします。
運用モードによる信号の強弱の変化に応じ、下表のよう にあらかじめ設定している標準値の時定数を切り替え、
運用モード別に使い分けます。
CWや RTTYモードなどを受信する場合と[DIAL]を速く 回して選局する場合は FASTにし、信号がなくなったと きの感度復帰を速くします。
SSBや AMモードを受信する場合は SLOW(スロー )にし、
信号を聞きやすくします。
D
AGCを切り替えて使用するq. MODE
を短く、または長く(約1秒)押して、運用モードを設定します。. (☞P35)
w
.AGC
を短く押すごとに、AGC回路の時定数を FAST と SLOWに切り替えます。
FAST選択時は、F.AGC表示が点灯します。
SLOW選択時は、何も点灯しません。ご注意
弱い信号を受信しているときに、強力な信号が瞬間的 に入ると、AGCによる感度低下で、信号が受信できな くなることがあります。
このようなときに、
AGC
を長く(約1秒)押して、AGC 機能の時定数を OFFにすると解消できます。MODE TUNER
TS FILTER
SPCH
V/M A/B SPLIT M-CL SCAN
SET P.AMPATT
COMP VOX
RIT MNF
1 2 3
4 5 6
7 8
500 28 18 14 10
21 24
=3.5 7
1.8
F-INP
M-CH/RIT BANDENT GENE
9
.
MW AGCANF METER NR NB
AGC(FAST)状態を表示
AGC.OFF状態を表示
5
受信時に使用する機能
5
■ デジタルTWIN PBT(ツイン・パスバンドチューニング)機能の使いかた
本機には、DSPのフィルタリングによるデジタルTWIN.
PBTを搭載しています。
デジタルTWIN.PBT機能は、IF段の通過帯域幅を帯域の上 側と下側から連続的に狭くし、混信を鋭くカットする機 能です。
➥.受 信 周 波 数 に近 接 する混 信 があるときは、
[TWIN PBT]の内側(PBT.1)と外側(PBT.2)を、それぞれ逆方 向に回して通過帯域幅を狭くすると、帯域の上側また は下側の混信を鋭くカットできます。
あまり回しすぎると、通過帯域幅が狭くなりすぎて 受信音が聞こえなくなることがありますのでご注意 ください。➥.[TWIN PBT]の内側(PBT.1)と外側(PBT.2)を、同方
向に回すと、IFシフトとして動作します。➥.通常[TWIN PBT]は、2段ともセンター位置で使用し
ます。MODE TUNER
TS FILTER
SPCH
V/M A/B SPLIT M-CL SCAN
SET ATT P.AMP
COMP VOX
MNF RIT
1 2 3
4 5 6
7 8
500 28 18 14 10
21 24
=3.5 7
1.8
F-INP
M-CH/RIT ENT GENE BAND
9
.
MW AGCMETERANF NR NB
[TWIN PBT]
ご注意
デジタルTWIN. PBT操作時にノイズを発生することが ありますが、DSPにおいてフィルターを切り替えると きに、信号の不連続点が発生するためで、故障ではあ りません。
【操作例】
TWIN PBT TWIN PBT
TWIN PBT
標準状態フィルターの低域部を 高く設定する
フィルターの低域部を高く 高域部を低く設定する
IF中心周波数 不要な信号 受信したい信号
通過帯域
不要な信号 受信したい信号 不要な信号 通過帯域
5 受信時に使用する機能
■ デジタルIFフィルターの切り替えかた
本機に搭載しているデジタルIFフィルターの通過帯域幅 を運用形態に応じ、「FILTERセットモード」で選択できま す。
普段は
FILTER
を短く押し、右表のようにあらかじめ設定している標準値の通過帯域幅 (ワイド)/ (ミドル)/
(ナロー )を切り替えて使用します。
「FILTERセットモード」により、各運用モードごとに / / の通過帯域幅を設定でき、よりクリアな受信がで きます。
D
フィルターの切り替えかたq
.MODE
を短く、または長く(約1秒)押して、運用モードを設定します。. (☞P35)
w. FILTER
を短く押して、設定したい通過帯域幅 (ワイド)/ (ミドル)/ (ナロー )を選択します。
選択したフィルターの表示が点灯します。MODE TUNER
TS FILTER
SPCH
V/M A/B SPLIT M-CL SCAN
SET ATT P.AMP
COMP VOX
MNF RIT
1 2 3
4 5 6
7 8
500 28 18 14 10
21 24
=3.5 7
1.8
F-INP
M-CH/RIT ENT GENE BAND
9
.
MW AGCMETERANF NB NR
運用
モード FILTER標準値 設定範囲.( ステップ幅 ) SSB
(3000Hz)
50 ~ 500Hz.(50Hz)/
600 ~ 3600Hz.(100Hz)
(2400Hz)
(1800Hz)
SSBD CW
(1200Hz)
50 ~ 500Hz.(50Hz)/
600 ~ 3600Hz.(100Hz)
(500Hz)
(250Hz)
RTTY
(2400Hz)
50 ~ 500Hz.(50.Hz)/
600 ~ 2700Hz.(100Hz)
(500Hz)
(250Hz)
AM AMD
(8000Hz)
200 ~ 8000Hz(200Hz)
(6000Hz)
(3000Hz)
D
フィルターの通過帯域幅を変更するにはq. MODE
を短く、または長く(約1秒)押して、運用モードを設定します。. (☞P35)
w
.FILTER
を長く (約1秒)押して、FILTERセットモード にします。e.
[M-CH]を回して、「FIL」を選択します。r. FILTER
を短く押して、設定したい通過帯域幅 (ワイド)/ (ミドル)/ (ナロー )を選択します。
選択したフィルターの表示が点灯します。t
.[DIAL]を回して、通過帯域幅を選択します。 M-CL
を長く (約1秒)押すと、標準値に戻します。y. FILTER
を長く(約1秒)押すと、周波数表示に戻ります。MODE TUNER
TS FILTER
SPCH
V/M A/B SPLIT M-CL SCAN
SET P.AMPATT
COMP VOX
RIT MNF
1 2 3
4 5 6
7 8
500 28 18 14 10
21 24
=3.5 7
1.8
F-INP
M-CH/RIT BANDENT GENE
9
.
MW AGCANF METER NR NB
[DIAL] [M-CH]
ご注意
デジタルIFフィルターの通過帯域幅の設定によっては、
[TWIN PBT]にて帯域を最小にした場合に AF音が出 なくなることがありますが、故障ではありません。
選択した IFフィルター表示
選択した IFフィルター表示
選択した IFフィルターの通過帯域幅を表示
5
受信時に使用する機能
5
D
フィルター・タイプの切り替えかたフィルター・タイプの切り替えは、SSB/CWモード運用 時に使用できます。
q. MODE
を短く、または長く(約1秒)押して、運用モードを設定します。. (☞P35)
w. FILTER
を長く (約1秒)押して、FILTERセットモード にします。e
.[M-CH]を回して、「SHAPE」を選択します。r.
[DIAL]を回して、フィルター・タイプを選択します。MODE TUNER
TS FILTER
SPCH
V/M A/B SPLIT M-CL SCAN
SET P.AMPATT
COMP VOX
MNF RIT
1 2 3
4 5 6
7 8
0 50
28 18 10 14
21 24
=3.5 7
1.8
F-INP
M-CH/RIT ENT GENE BAND
9
.
MW AGCMETERANF NR NB
[DIAL] [M-CH]
D
各デジタルIFフィルター・タイプについて SSB SHARP(シャープ)タイプ従来のアナログフィルターでは実現できなかった理想的 なシェイプファクターと、帯域内フラットネスを実現し ます。
帯域外の信号を極限までカットし、帯域内の信号は音質 を劣化させることなく忠実に再現、受信音質を重視した タイプです。
SSB SOFT(ソフト)タイプ
フィルターの肩を丸め、アナログフィルターに近い受信 音を実現し、高域と低域のノイズを減少させ、目的信号 の S/Nをアップさせています。
50MHzバンドなどでノイズレベルぎりぎりの信号を ピックアップする状態で効果を発揮します。スカート特 性を維持しているため、フィルターの切れ味は抜群です。
CW SHARP(シャープ)タイプ
従来のアナログフィルターでは実現できなかった理想的 なシェイプファクターを実現します。
混信のすき間に潜む、微弱な局のピックアップに威力を 発揮します。抜群の切れ味を重視したタイプです。
CW SOFT(ソフト)タイプ
フィルターのスカート特性をブロードにすることで、
フィルターのセンターで受信していない信号も、従来の アナログフィルターに近い聞こえかたになりますので、
CWの DXペディション、CWコンテストなどにおすすめ のタイプです。
ご注意 フィルターの選択度は、フィルター・タイプをシャープにしたときの測定値です。(☞P99)
Sharp表示
Soft表示
5 受信時に使用する機能
■ NB(ノイズブランカー)機能の使いかた
受信時に、自動車のイグニッションノイズのような、パル ス性ノイズが多いときに使用します。
. NB
を短く押すごとに、ノイズブランカー機能が ON/OFFします。
. ON時は 表示が点灯します。
. NB
を長く (約1秒)押すと、NBセットモードになりま す。. 解除するときは短く押します。
ご注意
ノイズブランカー機能ON時、AMモードで強力な信 号を受信したとき、または混入しているノイズの種 類によっては、受信音がひずむことがあります。
このようなときは、ノイズブランカーのレベルをさ げるか、ノイズブランカー機能を OFFにしてくださ い。
MODE TUNER
TS FILTER
SPCH
V/M A/B SPLIT M-CL SCAN
SET ATT P.AMP
COMP VOX
MNF RIT
1 2 3
4 5 6
7 8
500 28 18 14 10
21 24
=3.5 7
1.8
F-INP
M-CH/RIT ENT GENE BAND
9
.
MW AGCMETERANF NB NR
D
NB(ノイズブランカー)レベル/ブランク時間の設定についてq
.NB
を長く (約1秒)押して、NBセットモードにします。
.ノイズブランカー機能が ONになり、
表示が点灯します。
w.
[M-CH]を回して、設定項目を選択します。.設定項目については、下記の一覧をご覧ください。
e.
[DIAL]を回して、設定内容を変更します。 M-CL
を長く (約1秒)押すと、初期設定に戻ります。r
.NB
を短く押すと、周波数表示に戻ります。MODE TUNER
TS FILTER
SPCH
V/M A/B SPLIT M-CL SCAN
SET ATT P.AMP
COMP VOX
MNF RIT
1 2 3
4 5 6
7 8
500 28 18 14 10
21 24
=3.5 7
1.8
F-INP
M-CH/RIT ENT GENE BAND
9
.
MW AGCMETERANF NB NR
[DIAL] [M-CH]
NBレベル
ノイズブランカーのレベルを設定します。
0% ~ 100%の範囲(1%ステップ)で設定します。NBブランク時間
ブランク時間の幅を設定します。
1%~ 100%の範囲(1%ステップ)で設定します。ノイズブランカー機能.ON状態
50%.(初期設定)
50%.(初期設定)
5
受信時に使用する機能
5
■ NR(ノイズリダクション)機能の使いかた
受信したアナログ信号をデジタル処理し、ノイズ成分と信 号成分を分離して信号成分だけを取り出す機能です。
. NR
を短く押すごとに、ノイズリダクション機能が ON/OFFします。. ON時は 表示が点灯します。
. NR
を長く (約1秒)押すと、NRセットモードになりま す。. 解除するときは短く押します。
MODE TUNER
TS FILTER
SPCH
V/M A/B SPLIT M-CL SCAN
SET ATT P.AMP
COMP VOX
MNF RIT
1 2 3
4 5 6
7 8
500 28 18 14 10
21 24
=3.5 7
1.8
F-INP
M-CH/RIT ENT GENE BAND
9
.
MW AGCMETERANF NR NB
D
NR(ノイズリダクション)レベル調整についてq
.NR
を長く (約1秒)押して、NRセットモードにします。
ノイズリダクション機能が ONになり、 表示が 点灯します。w.
[DIAL]を回して、ノイズリダクションレベルを調整 します。 M-CL
を長く (約1秒)押すと、初期設定に戻ります。e. NR
を短く押すと、周波数表示に戻ります。MODE TUNER
TS FILTER
SPCH
V/M A/B SPLIT M-CL SCAN
SET ATT P.AMP
COMP VOX
MNF RIT
1 2 3
4 5 6
7 8
500 28 18 14 10
21 24
=3.5 7
1.8
F-INP
M-CH/RIT ENT GENE BAND
9
.
MW AGCMETERANF NB NR
[DIAL]
NRレベル
ノイズ除去レベルを表示しているときに、[DIAL]を回し てノイズが最も減衰し、受信信号がひずまないレベルに 調整します。
0 ~ 15の範囲(1ステップ)で設定します。ノイズリダクション機能.ON状態 ノイズリダクション機能OFF
NRレベル.0 ノイズ成分
ノイズリダクション機能ON NRレベル.4(初期設定)
目的信号.(CW)
レベル4.(初期設定)
5 受信時に使用する機能
■ ノッチフィルター機能の使いかた
チューニング電波やCW信号のような単信号の混信を除去 するのに効果を発揮します。
ノッチには、マニュアルノッチ機能とオートノッチ機能が あります。
.オートノッチ.
:SSB/AMモードで使用します。.マニュアルノッチ.:.SSB/CW/RTTY/AMモードで使
用します。※本機のマニュアルノッチ機能とオートノッチ機能は、
併用できません。
D
オートノッチについて 混信を自動判別して減衰します。METER ANF
を短く押すごとに、オートノッチ機能が ON/OFFします。
.ON時は
表示が点灯します。MODE TUNER
TS FILTER
SPCH
V/M A/B SPLIT M-CL SCAN
SET P.AMPATT
COMP VOX
MNF RIT
1 2 3
4 5 6
7 8
0 50
28 18 14 10
21 24
=3.5 7
1.8
F-INP
M-CH/RIT ENT GENE BAND
9
.
MW AGCANFMETER NR NB
D
マニュアルノッチについて混信をマニュアル調整して減衰します。
q. MNF
を短く押して、マニュアルノッチ機能を ONにし ます。.ON時は
表示が点灯します。w.
[MNF]をゆっくり回して、受信している帯域内の混 信が減少するように調整します。..ノッチフィルターは非常に鋭い特性を持っていま
すので、調整するときはゆっくり回してください。..MNFセットモードで、帯域幅(WIDE/MID/NAR)
を切り替えることができます。. (☞P58)MODE TUNER
TS FILTER
SPCH
V/M A/B SPLIT M-CL SCAN
SET ATT P.AMP
COMP VOX
MNF RIT
1 2 3
4 5 6
7 8
500 28 18 14 10
21 24
=3.5 7
1.8
F-INP
M-CH/RIT ENT GENE BAND
9
.
MW AGCMETERANF NR NB
[MNF]
オートノッチ機能.OFF オートノッチ機能.ON
目的信号 (AF)
目的信号 (AF)
混信 混信減衰
オートノッチ機能.ON状態
マニュアルノッチ機能.ON状態 周波数が
低くなる
周波数が 高くなる