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双方向 1- to-1 構成

M- to-N Remote Copy 用の初期複製の開始

9 双方向構成

1. セットアッププランが Remote Copy の要件を満たし 参照:

ていることを確認します。 「要件」

N-to-1 Remote Copy の留意事項」

1-to-N Remote Copy の留意事項」

SLD Remote-Copy の留意事項」

「双方向セットアップ例」 (83 ページ) 2. 基本的な双方向セットアップを確認します。

「単方向構成のセットアップ」(74 ページ)

3. Remote Copy ペアに対して単方向構成をセットアッ

プします。

4. Remote Copy ペアに対して双方向構成をセットアッ

プします。

「双方向 Remote Copy 用システムのセットアップ」

(85 ページ) a. プライマリシステムとバックアップシステムがセッ

トアップされていることを確認します。

「双方向 Remote Copy 用のボリュームグループの作成」

(85 ページ) b. 新しいプライマリシステム (単方向構成でバックアッ

プシステムとして機能するシステム) 上にプライマリ ボリュームグループを作成します。

c. 次のいずれかの方法で初期データ複製を開始します。

「双方向 Remote Copy 用の初期同期の開始: プライマリ ボリュームグループからのデータの直接コピー」

(87 ページ)

プライマリシステムからバックアップシステムに直 接データをコピーする

「テープを使用した初期同期とバックアッ プ」(152 ページ)

データをまずテープにコピーして、テープからバッ クアップシステムにコピーする

双方向セットアップ例

双方向セットアップ手順について、図 27 (84 ページ) のセットアップ例を使用して説明しま す。

双方向セットアップ例 83

図 27 双方向 Remote Copy 構成の例

サンプルバックアップシステム サンプルプライマリシステム

System1 System2

システム名

112 システム ID 125

System2 System1

ターゲットシステム

仮想ボリュームとボリュームグルー

単方向セットアップ

(System1—>System2):

単方向セットアップ (System1—>System2):

1 つのセカンダリボリュームグ

ループ (Group1.r112) に、1 1 つのプライマリボリュームグルー (Group1) 1 つの仮想ボリュー (vv1) が含まれます

の仮想ボリューム (vv1_remote) が含まれます

双方向セットアップ (System2—>System1):

双方向セットアップ

(System2—>System1): 1 つのセカンダリボリュームグルー

(Group2.r125) 1 つのプライマリボリュームグ

ループ (Group2) 1 つの仮想ボリューム

(vv2_remote) 1 つの仮想ボリューム (vv2)

双方向 Remote Copy 用システムのセットアップ

双方向 Remote Copy では、バックアップシステム (System2) にもプライマリボリュームグルー プが含まれます。そのため、このバックアップシステムに含まれるプライマリボリュームグ ループを目的とする場合には、このバックアップシステムもプライマリシステムと見なされま す。

単方向 1-to-1 Remote Copy のセットアップが完了していることを確認します。

• 単方向 1-to-1 Remote Copy がセットアップされている場合は、Remote Copy システム間で

必要なリンクはすでに存在します。双方向構成の作成に必要な作業は、新しいプライマリ システム (System2) でプライマリボリュームグループを作成し、そのグループを、新し いバックアップシステム (System1) へコピーすることだけです。「双方向 Remote Copy 用のボリュームグループの作成」 (85 ページ) に進んでください。

• 単方向 1-to-1 構成がまだセットアップされていない場合は、「単方向構成のセットアッ

プ」(74 ページ) の手順に従って最初のプライマリシステム (System1) をセットアップし ます。

双方向 Remote Copy 用のボリュームグループの作成

1. 新しいプライマリシステムから新しいバックアップシステムに複製する仮想ボリュームが すでに存在することを確認します。詳細は、「単方向 Remote Copy 用仮想ボリューム作 成の確認」 (79 ページ) を参照してください。

2. 新しいプライマリシステム (System2) で、プライマリボリュームグループを作成します。

注記: 次のコマンドを実行して、グループを作成してボリュームをグループに追加でき ます。その際、ボリュームへのホストアクセスが中断されることはありません。

# creatercopygroup <group_name> <target_name>:<mode>

オプションの説明

• <group_name> - プライマリボリュームグループの名前 (Group2)

• <target_name> - ターゲットシステムの名前 (System1)

• <mode> - 同期モードの場合はsync、非同期定期モードの場合はperiodic creatercopygroupコマンドは以下の項目を作成します。

• プライマリシステム (コマンドを実行するシステム、System2) 上のプライマリボ リュームグループ (Group2)。

• 次の規則に基づく、対応するセカンダリボリュームグループの名前。

<primary_group_name>.r<sys_ID> (プライマリシステムの ID)

この例では、セカンダリボリュームグループの名前は Group2.r125になります。

• ターゲットシステム (この例では、バックアップシステム System1) 上の対応するセ カンダリボリュームグループ (Group2.r125)。

解決策 問題

両方のシステムでリンクを有効にして、コマンドを再 実行してください。詳細は、「単方向 Remote Copy タイムアウト制限時間の 5 分が経過してもバックアッ

プシステムがコマンドに応答しない場合は、次のエ

ラーメッセージが表示されます。 でのシステム間のリンクチェック」 (78 ページ) を参 照してください。

target system <sys_name> could not be contacted

双方向 Remote Copy 用システムのセットアップ 85

3. (オプション) periodic モードを使用するボリュームグループを作成する場合は、自動同 期をセットアップできます。

注意: 初期同期とバックアップにテープを使用する場合は、この時点では再同期期間を 設定しないでください。詳細は、「テープを使用した初期同期とバックアッ

プ」(152 ページ) を参照してください。

プライマリボリュームグループに対して再同期期間を指定するには、プライマリシステム (System2) で次のいずれかのコマンドを入力してください。

# setrcopygroup period <period_value>s|m|h|d <target_name> <group_name>

オプションの説明

• <period_value>s|m|h|d - 同期期間 (再同期の開始間隔) と、その時間の単位を示 す文字 (s (秒)、m (分)、h (時間)、または d (日))

• <target_name> - ターゲットシステムの名前 (System1)

• <group_name> - プライマリボリュームグループの名前 (Group2) または

# setrcopygroup period -pat <pattern> <period_value>s|m|h|d <target_name>

<pattern>は、ボリュームグループ名のパターン (例:Group*) を表します。

4. プライマリシステム (System2) で、次のいずれかのコマンドを実行して、新しく作成し たボリュームグループ (Group2) に既存の仮想ボリュームを追加します。

# admitrcopyvv <VV_name> <group_name> <target_name:sec_VV_name>

オプションの説明

• <VV_name> - プライマリシステムのプライマリボリュームグループに追加する仮想ボ リュームの名前 (vv2)

• <group_name> - プライマリシステム上のプライマリボリュームグループの名前 (Group2)

• <target_name> - ターゲットシステムの名前 (System1)

• <sec_VV_name> - ターゲットシステム上の対応する仮想ボリュームの名前 (vv2_remote)

または

# admitrcopyvv -pat <pattern> <group_name> <target_name:sec_VV_name>

注記: 許可しようとしているボリュームがプライマリとセカンダリの両方のストレージ システムで新しいボリュームである場合、完全な同期は必要ありません。完全な同期を省 略するには、admitrcopyvvコマンドで-nosync オプションを使用します。

<pattern>は、仮想ボリューム名のパターン (例:vv*) を表します。

admitrcopyvvコマンドにより、以下が実行されます。

• プライマリシステム (System2) 上のプライマリボリュームグループ (Group2) に、指 定された仮想ボリューム (vv2) を追加します。

• ターゲットシステム (System1) 上の対応するセカンダリボリュームグループに指定 した仮想ボリューム (vv2_remote) を追加します。

HP 3PAR Remote Copy では、プライマリボリュームグループの作成時にこのセカンダ リボリュームグループ (Group2.r125) が作成されているため、vv2_remoteが自動 的に Group2.r125に追加されます。

解決策 問題

ボリュームグループを再作成する

場合 1. removercopygroupコマンドを使用します。

2. 手順 1 からセットアップを繰り返します。

仮想ボリュームの配置を再実行す

る場合 1. dismissrcopyvv コマンドを使用します。

2. 手順 4 からセットアップを繰り返します。

これらのコマンドについての詳細は、「Remote Copy のコマンドについ て」 (256 ページ) を参照してください。

双方向 Remote Copy 用の初期同期方法の選択

プライマリボリュームグループでデータを複製する方法を選択します。

• 直接複製

「双方向 Remote Copy 用の初期同期の開始: プライマ リボリュームグループからのデータの直接コピー」

(87 ページ) プライマリボリュームグループの仮想ボリュームから

セカンダリボリュームグループの仮想ボリュームに データを直接コピーします。

• テープによる複製。サイズが非常に大きいボリュームをコピーする場合は、初期バック アップにテープを使用する方が時間がかかりません。

「テープを使用した初期同期とバックアッ プ」(152 ページ)

1. まず、プライマリボリュームグループの仮想ボ リュームのデータをテープにコピーします。

2. プライマリシステムとバックアップシステムの同 期を完全に取るために、このデータをセカンダリ ボリュームグループの仮想ボリュームにコピーし ます。

双方向 Remote Copy 用の初期同期の開始 : プライマリボリュームグルー プからのデータの直接コピー

双方向構成用にアレイ間でデータを同期するには、以下の手順を使用します。

1. プライマリストレージシステム (System2) で次のコマンドを実行して、いずれかのプラ イマリボリュームグループの複製を開始します。

# startrcopygroup <group_name>

<group_name>は、プライマリボリュームグループの名前 (Group2) を表します。

グループに対してstartrcopygroup コマンドを初めて実行すると、以下が行われます。

• プライマリシステム (System2) からバックアップシステム (System1) へミラー化さ れます。

• プライマリボリュームグループ (Group2) からそのグループに関連付けられたセカン ダリボリュームグループ (Group2.r125) への既存データのコピーが開始されます。

双方向 Remote Copy 用の初期同期方法の選択 87

2. グループの同期が取れていることを確認するには、プライマリシステム (System2) 上で showrcopy コマンドを実行します。

# showrcopy

3. Group Informationエリアの SyncStatus列に Synced と表示されるまで待ちま す。

. . .

Group Information

Name Target Status Role Mode Options

sync_group_2 System1 Started Primary Sync

LocalVV ID RemoteVV ID SyncStatus LastSyncTime

localvv.2 393 remotevv.2 353 Synced NA

localvv.3 394 remotevv.3 354 Synced NA

解決策 問題

手順 1 から繰り返します。

初期同期に失敗した場合

4. プライマリシステムのすべてのプライマリボリュームグループに対して、「双方向 Remote

Copy 用の初期同期の開始: プライマリボリュームグループからのデータの直接コピー」

(87 ページ) の手順を繰り返します。

パート III Remote Copy の管理

参照先 掲載されている情報:

「Remote Copyシステム情報の表示」(92 ページ) 構成と同期の詳細、統計情報、およびフェイルオーバー後の

リカバリの進捗状況の表示

「ボリュームグループのポリシー」 (118 ページ) 自動再起動と同期アラートのポリシーの設定

「手動操作の実行」(90 ページ) モード変更、同期、ターゲットグループからソースへの変更、

Remote Copy の停止と再起動、および削除

「仮想ボリュームの変更」(104 ページ)

Remote Copy でのボリュームの使用、ボリュームの拡大と名

前変更

「非同期定期ボリュームグループのスループットの制限」

(130 ページ) 非同期定期ボリュームグループの同期中におけるデータスルー

プットの制限

「パフォーマンスの最適化」(129 ページ) データスループットの拡大

HP 3PAR Peer Persistence Transparent Failover (133 ペー )

VMware 構成での HP 3PAR Peer Persistence の使用

「テープを使用した初期同期とバックアップ」(152 ページ) テープへのプライマリボリュームグループのバックアップと、

その後のテープからセカンダリボリュームグループへのデー タのコピー

VASAに接続するRemote Copyグループとボリュームの管 理」(154 ページ)

VASA を使用したストレージアレイのプロパティ検出

Remote Copy ペアとターゲット」 (96 ページ)

Remote Copy ペアとターゲット、ターゲット定義、ターゲッ

トシステム、およびペアのデータフロー

「Remote Copy リンク」 (99 ページ) 送信リンクと受信リンク

「仮想ボリュームと CPG (107 ページ) Remote Copy でサポートされる仮想ボリュームおよび CPG

使用に関する基本事項

「ボリュームグループの設定と管理」 (111 ページ) ボリュームグループの編成規則、サーバー上でのボリューム

グループの組織化、および命名規則

「ボリュームグループのモード」 (120 ページ) ボリュームグループのモードに合わせた、HP 3PAR Remote

Copy によるデータの受信、保存、および複製方法

「同期」 (123 ページ) 両方のボリュームグループモードを対象にした完全同期と再

同期、および同時同期の制限

「エラー処理」 (158 ページ) Remote Copy で発生する可能性がある各種エラー (マイナーか

らメジャー)

Remote Copy スナップショット」 (268 ページ) HP 3PAR Remote Copy によるボリュームグループモードごと

のスナップショット作成状況、およびスナップショットの用