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双方向 1- to-1 構成

M- to-N Remote Copy 用の初期複製の開始

8 単方向構成

単方向構成をセットアップするには、以下のガイドラインに従います。

1. セットアッププランが Remote Copy の要件を満たしていることを確認します。

参照:

• 「要件」

• 「N-to-1 Remote Copy の留意事項」

• 「1-to-N Remote Copy の留意事項」

• 「SLD Remote-Copy の留意事項」

2. 基本的な単方向セットアップを確認します。

を参照してください。

3. 構成する Remote Copy ペアの間の接続を確認します。

を参照してください。

4. プライマリシステムとバックアップシステム (Remote Copy ペア) をセットアップして、リ ンクをチェックします。参照:

• 「単方向 Remote Copy 用プライマリシステムのセットアップ」 (76 ページ)

• 「単方向 Remote Copy 用バックアップシステムのセットアップ」 (77 ページ)

• 「単方向 Remote Copy でのシステム間のリンクチェック」 (78 ページ)

5. Remote Copy で複製する仮想ボリュームが存在することを確認します。

を参照してください。

6. ボリュームグループを作成します。

を参照してください。

7. プライマリシステムからバックアップシステムへの最初のデータコピー方法を決定しま す。

を参照してください。

8. 次のいずれかの方法で初期データ複製を開始します。

• プライマリシステムからバックアップシステムにデータを直接コピーする場合は、

「単方向 Remote Copy 用の初期複製の開始: プライマリボリュームグループからの

データの直接コピー」 (81 ページ) を参照してください。

• データをまずテープにコピーして、テープからバックアップシステムにコピーする場 合は、「テープを使用した初期同期とバックアップ」(152 ページ) を参照してくださ い。

Remote Copy システムを構成するときは、各システムでターゲット定義を作成します。ター

ゲット定義を使用して、Remote Copy ペアのターゲットシステムが識別されます。たとえば、

プライマリシステムのターゲットシステムはバックアップシステムです。

詳細は、「Remote Copy ペアとターゲット」 (96 ページ) を参照してください。

単方向 Remote Copy セットアップの例

単方向セットアップ手順について、図 26 (75 ページ) のセットアップを使用して説明します。

図 26 単方向 Remote Copy 構成の例

サンプルバックアップシステム サンプルプライマリシステム

System2 System1

システム名

125 システム ID 112

4 (2 ノードのみ表示) 8 (2 ノードのみ表示)

ノード

2 および 3 0 および 1

Remote Copy 専用ノード

System1 System2

ターゲットシステム

IP アドレス XXX.XX.2.10 IP アドレス XXX.XX.1.10

リンク

IP アドレス XXX.XX.2.10 IP アドレス XXX.XX.1.11

1 つの対応する仮想ボリューム (vv1_remote)

1 つの仮想ボリューム (vv1) 1 つのプライマリボリュームグルー (Group1)

仮想ボリュームとボリュームグルー

1 つの対応するセカンダリボリューム グループ (Group1.r112)

単方向セットアップでの Remote Copy ペア間の接続確認

構成している Remote Copy ペアに対して、次のコマンドで接続を確認します。

• RCIP Remote Copy ペアの場合:

# controlport rcip ping <IP_address> <N:S:P>

単方向セットアップでの Remote Copy ペア間の接続確認 75

• RCFC Remote Copy ペアの場合:

# showrctransport -rcfc

詳細は、「サーバー接続の確認」 (31 ページ) を参照してください。

単方向 Remote Copy 用プライマリシステムのセットアップ

プライマリシステムをセットアップするには、以下の手順に従います。

1. 次のコマンドを実行して、プライマリストレージシステム (System1) で HP 3PAR Remote

Copy を開始します。

# startrcopy

2. 次のコマンドを実行して、プライマリストレージシステム (System1) 上にターゲットを 定義します。

• RCIP の場合:

# creatercopytarget <target_name> IP <N:S:P>:<link_IP_addr>

<N:S:P>:<link_IP_addr>

オプションの説明

<target_name> - ターゲットシステムの名前 (System2)

IP - リンクを IP リンクとして定義する

<N:S:P> - ターゲットシステムへの IP 接続を含む現在のシステム (System1) 上 の位置をnode:slot:portの形式で表したもの

<link_IP_addr> - ターゲットシステム上の対応するポートのリンク IP アドレ ス (例: XXX.XX.2.10 または XXX.XX.2.11)

• RCFC の場合:

# creatercopytarget <target_name> FC <node_WWN> <N:S:P:WWN> <N:S:P:WWN>

オプションの説明

<target_name> - ターゲットシステムの名前 (System2)

FC - リンクを FC リンクとして定義する

<node_WWN> - ターゲットシステム上のノードの WWN

<N:S:P:WWN> - 現在のシステム (System1) 上の FC アダプターポートの位置を node:slot:portの形式で表したものと、ターゲットシステム上の対応するポー トの WWN

注記: 各ノードで、ターゲット定義ごとに構成できるリンクは 1 つだけです。

解決策 問題

リンクのパフォーマンスが標準を下回る場 合、HP 3PAR Remote Copy ではリンクは承 HP 3PAR Remote Copy では、ターゲット定義へのリンクを承

認する前に、リンクのスループットと遅延がチェックされま

すが、不十分な場合があります。 認されません。詳細は、次を参照してくだ さい。

「RCIP リンクスループットと遅延のチェッ ク」 (32 ページ)

単方向 Remote Copy 用バックアップシステムのセットアップ

バックアップストレージシステム上でリンクをセットアップする場合は、逆方向にリンクを作 成します。バックアップシステムをセットアップするには、以下の手順に従います。

1. 次のコマンドを実行して、バックアップストレージシステム (System2) で HP 3PAR Remote

Copy を開始します。

# startrcopy

2. 次のコマンドを実行して、バックアップシステム (System2) 上にターゲットを定義しま す。

• RCIP の場合:

# creatercopytarget <target_name> IP <N:S:P>:<link_IP_addr>

<N:S:P>:<link_IP_addr>

オプションの説明

<target_name> - ターゲットシステムの名前 (System1)

IP - リンクを IP リンクとして定義する

<N:S:P> - ターゲットシステムへの IP 接続を含む現在のシステム (System2) 上 の位置をnode:slot:port形式で表したもの

<link_IP_addr> - ターゲットシステム上の対応するポートのリンク IP アドレ ス (例: XXX.XX.1.10 または XXX.XX.1.11)

• RCFC の場合:

# creatercopytarget <target_name> FC <node_WWN> <N:S:P:WWN> <N:S:P:WWN>

オプションの説明

<target_name> - ターゲットシステムの名前 (System1)

FC - リンクを FC リンクとして定義する

<node_WWN> - ターゲットシステム上のノードの WWN

<N:S:P:WWN> - 現在のシステム (System2) 上の FC アダプターポートの位置を node:slot:portの形式で表したものと、ターゲットシステム上の対応するポー トの WWN

単方向 Remote Copy 用バックアップシステムのセットアップ 77

単方向 Remote Copy でのシステム間のリンクチェック

1. プライマリシステムとバックアップシステム間のリンクをチェックするには、showrcopy コマンドを実行します。

# showrcopy

2 つのストレージシステム間のリンクが表示されるまでに数分かかることがあります。

注記: 有効な同期、リンク、およびグループの状態など、showrcopyコマンドの詳細に ついては、『HP 3PAR Command Line Reference』を参照してください。

このドキュメントにアクセスするには、次の web サイトへ移動します。

HP Storage Information Library(http://www.hp.com/go/storage/docs) 2. 次のことを確認してください。

• Target Informationエリアの Status が readyである。

• Link Informationエリアのリンクの Status がすべて Upである。

次の例では、System2に対するshowrcopy コマンドの出力を示します。

Remote Copy System Information Status: Started, Normal

Target Information

Name ID Type Status Options Policy

System1 112 IP ready mirror_config Link Information

Target Node Address Status Options System1 0 10.100.24.108 Up

System1 1 10.101.24.108 Up receive 0 10.100.24.108 Up receive 1 10.101.24.108 Up

3. ステップ 1およびステップ 2をプライマリシステム (System1) で繰り返します。

Remote Copy System Information Status: Started, Normal

Target Information

Name ID Type Status Options Policy System2 114 IP ready mirror_config Link Information

Target Node Address Status Options System2 0 10.100.24.110 Up

System2 1 10.101.24.110 Up receive 0 10.100.24.110 Up receive 1 10.101.24.110 Up

4. リンクの問題があれば訂正します。

解決策 問題

リンクで問題が発生する。 1. dismissrcopylinkコマンドを使用してリンクを削除します。

RCIP -dismissrcopylink <target_name>

<N:S:P>:<IP_address>

解決策 問題

RCFC -dismissrcopylink <target_name> <N:S:P:WWN>

2. 「単方向 Remote Copy 用プライマリシステムのセットアップ」 (76 ペー ) からセットアップを繰り返します。

単方向 Remote Copy 用仮想ボリューム作成の確認

1. ボリュームグループを作成する前に、両方のストレージシステム上に仮想ボリュームが存 在するかどうかを確認します。

2. ボリュームがまだ存在しない場合は、標準的なボリューム作成コマンドを使用して作成し ます。

これらのコマンドについての詳細は、『HP 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者 ガイド』を参照してください。

3. Remote Copy として使用する仮想ボリュームが、Remote Copy 仮想ボリュームの規則に

従っていることを確認します。

詳細は、「Remote Copy 仮想ボリュームの作成」 (104 ページ) を参照してください。

単方向 Remote Copy 用のボリュームグループの作成

Remote Copy ボリュームグループは、特定の仮想ボリュームセット間でデータに整合性が求め

られる場合に使用される、論理的に関連付けられた仮想ボリュームセットのペアです。詳細 は、「ボリュームグループの設定と管理」 (111 ページ) を参照してください。

注記: グループを作成してボリュームをグループに追加できます。その際、ボリュームへの ホストアクセスが中断されることはありません。

1. プライマリストレージシステム (System1) 上でボリュームグループをセットアップしま す。

# creatercopygroup <group_name> <target_name>:<mode>

オプションの説明

• <group_name> - ボリュームグループの名前 (Group1)

• <target_name> - ターゲットシステムの名前 (System2)

• <mode> - 同期モードの場合はsync、非同期定期モードの場合はperiodic 詳細は、「ボリュームグループのモード」 (120 ページ) を参照してください。

creatercopygroupコマンドにより、以下が実行されます。

• プライマリボリュームグループ (Group1) をプライマリシステム (System1) 上に作成 します。

• 次の規則に基づき、対応するセカンダリボリュームグループの名前を作成します。

<primary_group_name>.r<sys_ID> (プライマリシステムの ID)

したがって、この例では、セカンダリボリュームグループの名前は Group1.r112 になります。

単方向 Remote Copy 用仮想ボリューム作成の確認 79