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仮想ボリュームの設定と管理

双方向 1- to-1 構成

M- to-N Remote Copy 用の初期複製の開始

14 仮想ボリュームの設定と管理

詳細情報 コマンド

説明

「Remote Copy 仮想ボリュームの作 成」

仮想ボリュームの要件を確認する。

「標準仮想ボリュームの変換」

(106 ページ) setvv -snp_cpg

仮想ボリュームを Remote Copy で使 用できるように変換し、CPG に割り 当てる。

「仮想ボリュームの拡張」 (106 ペー )

growvv 仮想ボリュームサイズを拡張する。

「仮想ボリュームの名前変更」

(107 ページ) setvv -name

仮想ボリュームの名前を変更する。

CPG (107 ページ) 7. CPG を作成する。

HP 3PAR コマンドラインイン ターフェイス管理者ガイド』

Remote Copy で使用される仮想 ボリューム」 (108 ページ) 8. その CPG からスペースを取得

し、Remote Copy 仮想ボリューム の規則に従う仮想ボリュームを作

成する。 Remote Copy 仮想ボリュームの

作成」 (104 ページ)

HP 3PAR コマンドラインイン ターフェイス管理者ガイド』

『HP 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド』は次の web サイトで入手できま

す。

HP Storage Information Library(http://www.hp.com/go/storage/docs) 追加情報:「仮想ボリュームと CPG」 (107 ページ)

解決策 問題

両方のシステムでリンクを有効にして、コマンドを再実 行してください。詳細は、「単方向 Remote Copy での タイムアウト制限時間の 5 分が経過してもミラーシステ

ムがコマンドに応答しない場合は、次のエラーメッセー

ジが表示されます。 システム間のリンクチェック」 (78 ページ) を参照して ください。

target system <sys_name> could not be contacted

Remote Copy 仮想ボリュームの作成

• HP 3PAR Remote Copy を構成してターゲットボリュームを自動的に作成しない場合は、標

準のボリューム作成コマンドを使用して Remote Copy 構成内の各システム上で仮想ボ リュームを作成してから、Remote Copy ボリュームグループを作成する必要があります。

HP 3PAR Remote Copy 複製構成を構築する場合の一般的なアプローチは、複製元と複製先

のシステムに個別に仮想ボリュームを作成し、Remote Copy 複製グループへのボリューム のペア作成を許可することです。グループは複製のモードを定義し、グループが関連付け られている Remote Copy ターゲットは、ペアになっているターゲットボリュームの位置 を識別します。

Remote Copy ボリュームの作成の詳細については、以下を参照してください。

「仮想ボリュームと CPG」 (107 ページ)

HP 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド』

• HP 3PAR Remote Copy は、ターゲットボリュームグループにターゲットボリュームを自動 的に作成することもできます。 自動作成されたターゲットボリュームは、ソースボリュー

ムの WWN を継承します。自動作成されたボリュームのペアが Remote Copy グループに

許可され続ける限り、その WWN は変更できません。ターゲットボリュームを自動的に 作成するには、admitrcopyvv createvvコマンドを使用します。参照:

セカンダリシステムでのターゲットボリュームの自動作成

『HP 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド』

• HP 3PAR Remote Copy で使用する仮想ボリュームは、次のいずれかのタイプでなければな

りません。

CPG から取得したスナップショットスペースを含む TPVV。 TPVV では、HP 3PAR Thin

Provisioning Software を使用する必要があります。

FPVV仮想ボリュームについての詳細は、『HP 3PAR StoreServ Storage コンセプト ガイド』を参照してください。このドキュメントは、次の Web サイトで入手できま す。

HP Storage Information Library

TDVV。重複排除機能に関連付けられた VV です。 TDVV は、TPVV と同様に動作しま

す。 TDVV の詳細は、次の Web サイトで入手できる『HP 3PAR コマンドラインイン

ターフェイス管理者ガイド』を参照してください。

HP Storage Information Library(http://www.hp.com/go/storage/docs)

既存の TPVV、TDVV、または FPVV の読み取り/書き込みスナップショットは、HP

3PAR Remote Copy 内で新しいベース仮想ボリュームとして使用することもできます。

個々の Remote Copy 複製グループは、同じボリュームツリーから複数の仮想ボリュー

ムを含むことはできません。

• VMware VVol タイプの仮想ボリュームは、Remote Copy グループでは許可されていませ

ん。

• リンクするプライマリとセカンダリの仮想ボリューム (例: vv1と vv1_remote) のサイ ズを一致させる必要があります。

詳細は、「ボリュームグループ内の仮想ボリュームのリンク」 (114 ページ) を参照してく ださい。

• ボリュームの RAID レベルや可用性レベル (Cage、Magazineなど) が異なっていてもか まいません。

• 仮想ボリュームには、次のような制限事項があります。

HP 3PAR StoreServ 10000 Storage でのシステム全体のミラーボリュームの最大数は、

次のとおりです。

– 同期モードで 2,400

– 非同期定期モードで 6,000 (非同期定期モードのみを使用した場合)

同期または非同期定期モードのボリュームの Remote Copy グループあたりの最大数 は、300 です。

ミラーボリュームの最大サイズは、16TB です。

• Remote Copy ボリュームグループのプライマリ仮想ボリュームとして TPVV、または TDVV

を構成する場合、セカンダリボリュームは次のいずれかでなければなりません。

Remote Copy ボリュームグループに追加する前に、データが書き込まれていない。

プライマリボリュームのサイズに正確に一致し、初期同期の際にセカンダリボリュー ム全体を書き込むことができる。

Remote Copy 仮想ボリュームの作成 105

• RW スナップショットを Remote Copy ボリュームグループに格納できます。

詳細は、「ボリュームグループへのスナップショットの追加」 (113 ページ) を参照してく ださい。

標準仮想ボリュームの変換

1. Remote Copy で使用する仮想ボリュームが、スナップショット管理スペースまたはスナッ

プショットデータスペースを他の仮想ボリュームと共有していないことを確認してくださ い。

仮想ボリュームが他のボリュームとこれらのリソースを共有している場合、変換は失敗し ます。

2. 次のコマンドを実行して、標準仮想ボリュームを FPVV に変換して、CPG に割り当てま す。

# setvv -snp_cpg <snp_CPG> <VV_name>

オプションの説明

• <snp_CPG> - 仮想ボリュームに割り当て、スナップショットスペースの提供元になる

CPG の名前

• <VV_name> - Remote Copy で使用するために FPVV に変換する仮想ボリュームの名前

仮想ボリュームの拡張

仮想ボリュームを拡張するには、以下の手順に従います。

1. 次のいずれかのコマンドを実行して、拡張する仮想ボリュームを含むプライマリボリュー ムグループを停止します。

# stoprcopygroup <group_name>

<group_name>は、停止するボリュームグループを表します。

または

# stoprcopygroup -pat <pattern>

<pattern>は、停止するボリュームグループ名のパターン (例:Group*) を表します。

2. 次のコマンドを実行して仮想ボリュームのサイズを拡張します。

# growvv <VV_name> <size>[g|G|t|T]

オプションの説明

• <VV_name> - 拡張する仮想ボリュームの名前です。

• <size> - 仮想ボリュームのユーザースペースに追加するサイズ (256MB の倍数単位) です。拡張するサイズをギガバイトまたはテラバイト単位にする場合は、それぞれ、

g、G、t、または T を指定します。

3. 次のいずれかのコマンドを実行してボリュームグループを起動します。

# startrcopygroup <group_name>

または

# startrcopygroup -pat <pattern>

ボリュームグループの起動方法を決定するポリシー変数についての詳細は、「Remote Copy のコマンドについて」 (256 ページ) を参照してください。

仮想ボリュームの名前変更

ボリュームグループの名前を変更するには、次のコマンドを実行します。

# setvv -name <new_name> <VV_name>

オプションの説明

• <new_name> - 仮想ボリュームに割り当てる新しい名前

• <VV_name> - 名前を変更する仮想ボリューム

仮想ボリュームと CPG

詳細情報の入手先

Remote Copy の仮想ボリューム作成手順

1. CPG を作成します。 CPG (107 ページ)

Remote Copy で使用される仮想ボリューム」

(108 ページ) 2. その CPG からスペースを取得し、Remote Copy 仮想

ボリュームの規則に従う仮想ボリュームを作成しま

す。 Remote Copy 仮想ボリュームの作成」 (104 ページ)

詳細は、次を参照してください。

• 「仮想ボリュームの変更」(104 ページ)

• 『HP 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド』

• 『HP 3PAR StoreServ Storage コンセプトガイド』

これらのドキュメントは、次の Web サイトで入手できます。

HP Storage Information Library(http://www.hp.com/go/storage/docs)

CPG

CPG は、論理ディスクの仮想プールです。このプールを利用することで、複数の仮想ボリュー

ムが CPG のリソースを共有できます。 CPG は、そのグループに含まれる仮想ボリュームやス

ナップショットにオンデマンドでスペースを割り当てます。

CPG のスナップショットに対するスペース割り当て方法

1. ユーザーまたは Remote Copy の自動プロセスが、ボリュームの新しいスナップショット の作成を試みます。

2. ボリュームにスナップショットを作成できるだけの十分なスペースがない場合、システム はシステムの共通ストレージプールから追加スペースを取得し、CPG の各プールに配置し ます。

その後、CPG がボリュームに追加スペースを割り当て、スナップショットの作成が完了し ます。

仮想ボリュームの名前変更 107

3. HP 3PAR Remote Copy が、ボリュームおよびその新しいスナップショットを含むボリュー ムグループの同期を (ただちに、手動で、またはスケジュールに基づき定期的に) 取り直し て、システムからスナップショットを削除します。

4. CPG が当該のスナップショットに割り当てられたスペースをボリュームの空きスペースに 戻します。

注記: 連続する空きスナップショットデータスペースを解放して CPG に戻すには、 HP 3PAR Thin Reclamation Software を使用します。

Thin Reclamation Software の詳細は、次の Web サイトで入手できる『HP 3PAR StoreServ

Storage コンセプトガイド』を参照してください。

HP Storage Information Library

CPG による仮想ボリュームへのスペース割り当て方法

システムは、ボリュームならびにスナップショットにオンデマンド でスペースを割り当てます。

TPVV または TDVV

ボリュームは、CPG から追加スペースを取得すると、サイズを増や し追加のストレージスペースを要求します。

ボリュームのストレージスペースを拡大するために、システムは自 動的に追加論理ディスクを作成して CPG に追加します。

この拡大は、CPG が指定された割り当て制限に達するまで必要に応 じて続けられます。

システムは FPVV にオンデマンドでスペースを割り当てられません。

システムがオンデマンドでスペースを割り当てられるのは、これら のボリュームのスナップショットに対してだけです。

FPVV

CPG に関する基本情報

注記: CPG に関する警告と注意の詳細なリストについては、次の Web サイトで入手できる

『HP 3PAR StoreServ Storage コンセプトガイド』を参照してください。

HP Storage Information Library

CPG は論理ディスクの仮想プールを作成することで、仮想ボリュームによる CPG のリソース の共有と必要に応じたスペースの割り当てを可能にします。ただし、CPG には、大きくなり すぎないように慎重な計画と監視が必要です。システムあたりの CPG の最大数は、2,048 で す。

CPG の作成

CPG を作成するには、『HP 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド』を参照し てください。

Remote Copy で使用される仮想ボリューム

Remote Copy では 3 種類の仮想ボリュームを使用できます。これらの仮想ボリュームが関連

付けられた CPG から取得するスペースの量には違いがあります。

割り当てられる CPG スペース 仮想ボリュームのタイプ

すべてのデータおよびスナップショットスペースが、CPG からオン デマンドで割り当てられます。

TPVV

すべてのデータおよびスナップショットスペースが、CPG からオン デマンドで割り当てられます。

TDVV

CPG からオンデマンドで割り当てられるのはスナップショットスペー スだけです。

FPVV