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単純集計ツール

8 学校評価分析ツール

8.2 単純集計ツール

単純集計ツールは,その名の通り,学校評価アンケートの単純集計を行うツ ールである。学校評価アンケートデータを貼り付けて,共通項目と独自項目の 番号を入力すれば,種々のグラフが得られる仕組みとした。最大で 3 つの集団 について,同時に集計できる。3つの集団と言うのは,同年度の教職員,生徒,

保護者のデータを入力すれば,その年度の各集団を概観でき,3つの年度の同 集団データ(例えば,A年度,B 年度,C 年度の各生徒データ)を入力すれば経 年変化を概観できる。なお,全国的に見ても学校評価は 4 件法が主流であるた め,この単純集計ツールも 4件法のみに対応している仕様となっている。

単純集計だけでは詳細な分析は難 しいが,単純集計が不要なわけではない。

加えて,ホームページなどで公開し,保護者をはじめとして一般の方に見て も らう上では,単純集計の了解性が高いことも利点である。県内すべての公立高 等学校の各ホームページに掲載されている学校評価の結果グラフを参考に して,

分かりやすい単純集計のグラフを自動で作成する仕組みを作成した。

入力データとして,まず,各集団の学校評価アンケートの 4 件法の回答デー タを貼付ける。実際のシートを図 8.2に示す。

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図 8.2 単純集計ツールのアンケートデータ貼付けシート

次に入力するデータは,各集団の学校評価アンケートの質問項目である。入 力する内容は,学校名,年度,対象,質問内容の文章,および質問項目の略称(図 8.3 の緑色の領域),質問項目の共通項目番号,独自項目番号(図 8.3 の橙色の 領域),一括逆転処理の有無(図 8.3 の黄色の領域),集計からの除外の有無(図 8.3の赤色の領域)である。なお,入力された共通項目番号によって,共通質問 項目を紐づけている。

図 8.3 単純集計ツールのアンケート質問項目シート

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そして,「データを集計する」ボタンを押すと,種々のグラフが得られる。

出力するグラフは,図 8.4の(1)~(6)に示した 6種類である。

図 8.4(1)の「単集団割合グラフ」では,1つの集団について,各質問項目に対

する 4 件法の各回答者数および各回答者割合,肯定率(「あてはまる」および「だ いたいあてはまる」の肯定的回答の割合の合計),4 件法の各回答者割合の棒グ ラフを出力する。つまり,1つの集団についての単純集計である。

図 8.4(2)の「3集団割合グラフ」では,3つの集団で共通する質問項目ごと,

および独自の質問項目ごとに4件法の各回答者数および各回答者割合,肯定率,

4 件法の各回答者割合の棒グラフを出力する。 共通する質問項目について3つ の集団の単純集計を並べて配置しており,項目ごとに集団の集計結果を比較し やすい。

図 8.4(3)の「3集団肯定率割合グラフ」では,3つの集団で共通する質問項目

ごと,および独自の質問項目ごとに,肯定率とその棒グラフを出力する。肯定率 は,いわゆる 2 トップ割合(「あてはまる」および「だいたいあてはまる」の肯 定的回答の割合の合計)を集計している。 項目ごとに集団の肯定率を比較しや すい。

図 8.4(4)の「3集団肯定率割合レーダーチャート」では,3つの集団で共通す

る質問項目ごと,および独自の質問項目ごとに,肯定率をレーダーチャートで 出力する。どの項目の肯定率が高いか低いかが,一目で捉えられる利点がある。

図 8.4(5)の「CSグラフ」では,3つの集団それぞれの CSグラフと,各集団

の各項目の CSグラフ上の象限の一覧を出力する。第 1研究で示した CS 分析お よび象限比較を出力している。

図 8.4(6)の「総合満足度と各項目回答散布図」では,項目ごとに,横軸に総合

満足度(全質問項目の回答合計),縦軸に各質問項目の 4件法の回答をとった散 布図が出力される。CS グラフのもとになっているデータであり,項目ごとに回 答傾向を詳細に見たい場合に活用できる。

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(1) 単集団割合グラフ (2)3 集団割合グラフ

(3) 3 集団肯定率割合グラフ (4)3 集団肯定率割合レーダーチャート

(5) CS グラフ (6)総合満足度と各項目回答散布図 図 8.4 単純集計ツールで出力されるグラフ

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