第 2章 凸多角形の三角形へ分割 した ときの座標
2.2 分割辺の傾 き
定理
2.1.3有
理 凸多角形Pが
直角三角形 △ と相似 な三角形 に分害1でき るな らば、△ の直角 でない内角 αについてcot αがQ上
代数的かつcot αの最小多項式 の実根がすべて正 となる。
cot 30°
=√
であ り、√ の共役 な数 は 一√ で あるこ とか ら、 この定理 に依れ ば次の結果 が得 られ る。
系
2.1.4正
方形 は30°‑60° ‑90° の互いに相似 な有限個の直角三角形 に分害1 できない。以下 、定理 2.1.3の 証 明 を行 うこ とが本論 文 の 目的 であ る。証明 はFlの もの を参考 に したが 、その内容 は とて も一般化 され た内容 となってお り、
初 学者 に向 けた書 き方 とはなって い ない。 ここで は頂 点 の座標 が有理数 の凸多角形 を相似 な直角三角形 に分割す る場 合 に限定 して整理す る。 尚、
問題 提 起 自体 は幾何 学 的 な もので あ るが 、結論 を見れ ばわ か るよ うに体 の拡 大 とい う代数 的 な内容 と密接 に関係 してい る。
第
2章
凸多角形 の三角形へ分割 した ときの座標図
2.4:△1,…・
,△続のとり方
33
証明 図
2,4のように、△
1,… .,△Nの 中の三角形の列△
1,… .,△れで次を 満たすものがとれることは直観的に明らかであろ う。
1.ノ
は△ 1の 辺を部分 として含む。
2.eは △親の辺である。
3.△
:と△
:+1は辺の一部を共有する。
△
:と△
:+1が一部を共有する△
:の辺の向きを適当に定めてその偏角を αことする。また、∫の偏角をα=α
O、Cの 偏角をβ=αれとする。
まず 1つ の △
:に注 目して、
αづ一 αを̲1が △:の内角 のい くつ かの和 とな る
●・
1)こ とを示す。△:の 偏角 αこの辺 と △:の偏角 α。
1の
辺 の共有頂点 をSと
し、偏角 αづの辺 をSび、偏角 αづ1の 辺 をSTと
す る。辺 の向きを変 える と、偏角は π変化す るが、△:の内角の和 は7な
ので、辺 の向きを適 当に 定めて(2.1)を示せ ば十分である。そ こで、Sを
αを,αを1の
始点 と して示 す。 この とき、以下の2通
りが考 え られ る。1,S,T,び
が △:のまわ りに時計回 りに並ぶ とき(図 2.5)図
2.5:S,T,Uが
時計回 りの とき 図を見てわか るよ うに、αづ
α
づ̲1=7「+∠ T十
∠υ である。第
2章
凸多角形 の三角形へ分割 した ときの座標2.S,T,び
が △:のまわ りに反時計回 りの とき (図 2.6) S図
2.6:S,T,Uが
反 時計 回 りの とき 図 をみ てわか るよ うに、αを一α■
1=∠ S
で あ る。
よって、αを一αづ
̲1は
△:の い くつ かの内角 の和 で あ る。 ゆえに、β =い れ―αれ
̲1)十鰤れ̲1‑α π̲2)+… ・ +(α
l―αo)+α
=α 十
(△ 1,… ,,△Nの いくつかの内角の和
)なので、示 された。
□ 定 理 2。
2.3有
理 凸 多 角 形Pは
三 角 形 △1.… △Ⅳ に分 割 され る と し、プ=
1.…
Ⅳ に対して、△′の内角をα′
,島 ,ηとする。このとき t有 理数体 Q
に cot αl,cot βl,COt範,… .,COt αⅣ,COt βN,COt γNを 付 加 し た 体 を
F=Q(COt 91,COt βl,COt γl,,,,,COt αⅣ,cot SAr,cOt 7Ar)
とおくと、ν軸に平行でない三角形
^′
の辺の傾きは Fに 含まれる。
証明
△プの一つの辺 を cと す るも
cが
″軸 と平行 な ら示す ことはないの で、(cの傾 き)≠ 0と して よい。 この とき、″軸 と平行 でないPの
一つの 辺 に適 当な向きを定めてその偏角 を7、cに
適 当な向きを定 めてその偏角 を τ′とし、θ=7′ ―τとす ると、35
cの 傾→ =菰 τ 十の =満
である。ネ 甫題
2.2.2与り、θは
ol,βl,γl,.… ,αⅣ
,βⅣ
,γⅣのいくつかの和で 表せるので、とを
7,αl,βl,γl,.… ,αⅣ
,βⅣ ,知 のいずれかとして、
τ
ttθ =Σ EQ
づ=1
と表 す こ とが で き る。 こ こで
Pの
辺 の傾 き は有理 数 な の で 、を=1,…
・,ηにつ い て 、cot δ
̀∈
Fで
あ る こ とに 注意 す る。 この とき、 た=1,̲.,η
につ い て 、
COt(Σ の CF
じ=1
た
Σ &=π ×
(整林
)J=1
のいずれ かが成 り立つ こ とを たに関す る数 学 的帰納 法 を用 いて示 す。
1,た
=1の
ときcot δl∈Fよ
り成 り立つ。2.た
=ん
。の とき式 (2.2)ま た は式 (2.3)が 成 り立 つ と仮 定 して 、た=
た
0+1の
とき成 り立つ こ とを示す。○ た
=た
0のとき式 (2.2)が 成 り立つ場合 を考 える。 この とき も しも、た0
COく
Σ O+COtOれ
+1)≠0な ら
二=1
●
.2)また は
ヽ
︱ 1
/
&
榊 〒
ドキュメント内
凸多角形の互いに相似な直角三角形への分割について : 体論の素朴な図形問題への応用として
(ページ 33-37)