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0.全体の流れ

ドキュメント内 ファイル保管庫2012 Speech Agora (ページ 94-101)

1.はじめに 2.QA初心者編 3.QA上級者編 4.QA練習法

6.覚えておくと便利な表現集 7.言わない方が良い表現集 8.さいごに

1.はじめに

✿Question & Answer とは

Q&Aはスピーチのおまけ?Q&Aは尋問?いいえ、違います!!Q&Aはスピーチの内容をより深く理解する手 助けとなるものです。Q&Aにちゃんと答えられているかいないかで、その人がそのスピーチにどこまで一生懸 命に取り組んだかがわかります。つまり、Q&Aセッションはスピーチをもっと深くジャッジさん&オーディエ ンスに知ってもらうアピールチャンスなのです♪

✿Q&A はジャッジさんとのコミュニケーション

Q&Aと聞くと尋問や面接をイメージしてしまいますが、尋問でも面接でもなく、ジャッジさんとのコミュニ

ケーションの場です。コミュニケーションには①相手の問いを理解し、それに②正しく答えることが重要です。

この2つができないとコミュニケーションが成り立たないように、Q&Aもこの2つができていないと成り立ち ません!!Q&Aを上達させるには、この2つに気をつけましょう。「そんなこと知ってるよ」と思うかもしれませ んが、この2つができていない人が意外と多いです。

ジャッジさんとのコミュニケーションといっても、ただのコミュニケーションの場ではありません。このコ ミュニケーションには①スピーチについて問われる、②英語で聞き、英語で答える、という2つの前提が あって成り立ちます。つまり、Q&Aのコミュニケーションを成功させるにはこの2つの前提をクリアしてない といけません。

✿Q&A が苦手な人は…

Q&Aを苦手だと感じる人には2種類のタイプがあります。この2種類のタイプの人は上で述べた①スピーチに

ついて問われる、②英語で聞き、英語で答える、の2つの前提のどちらか、あるいはどちらもクリアされてい ません。2種類のタイプは以下の通りです。

1.日本語で質問されても答えることができない人

2.日本語で質問されれば答えることができるが、英語で質問されると答えることができない人

1の日本語で質問されても答えることができない人は、リサーチが不十分でトピックに関する知識が乏しいこと により、質問に答えることができない人です。

2の日本語で質問されれば答えることができるが、英語で質問されると答えることができない人は、英語力が不 十分で、英語の質問が聞き取れない、あるいは質問を理解できても、英語で答えることができない人です。

皆さんはどちらのタイプに当てはまりますか??

次のQA初心者編でタイプ別の克服方法を述べて行きます!

2.QA 初心者編

✿1 のタイプの人向けの QA 対策

1のタイプの人はリサーチが苦手、あるいはリサーチを効果的にできていない人が多いと思います。

・スピーチを書く段階から Q&A を意識して、リサーチしよう !!

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→スピーチを書く段階で、スピーチに入れる分だけのデータを集めるのではなく、Q&A対策も考慮してデータ は多めに集めましょう。ロジックチャート&フローチャートを書く前に、Q&Aで補強しなければいけないと 思ったところはメモしておきましょう。そして何よりも、自分がリサーチしたくないようなトピックをス ピーチにしないようにしましょう!

・リサーチはネットだけに頼らない !!

→リサーチが苦手な人は、情報を多く集め過ぎて、どれが重要な情報でそれが不要な情報なのか取捨選択ができ ずに、結果的に必要な情報をとってくることができない人がいると思います。スピーチを書く上で、ネットか ら情報をとってくる人が多いかもしれませんが、ネット上の情報は量が多いため取捨選択も大変です。ネット でリサーチするのは簡単なように思えますが、実は難しいのです。そして、ネットでのリサーチで一番厄介な のが、情報の質が良くないものも紛れ込んでいるという点です。ネットのデータと言っても、中央省庁等の オーソリティのある機関の情報は問題ありませんが、NGOやNPOの情報は正しいかどうかよく判断してから 使いましょう。

・ネットだけでなく色々な方法でリサーチしよう !!

→ネットリサーチで行き詰ったら、ネット以外の方法でもリサーチしましょう。例えば、より効率的に情報を 得るには、ネットより本(専門書や新書)や論文などもおすすめです。本は情報がまとまっており、情報の質 も良いです。本以外にも雑誌、新聞、ドキュメンタリー、フィールドワークなど、様々なリサーチの方法があ ります。リサーチに行き詰ったらリサーチ方法を変えてみましょう。

・効率よくリサーチしよう!

→目を通せないほど膨大な量の情報を集めないようにしましょう。大切なのは情報にしっかり目を通して自 分で分析することです。そのためには自分の必要な情報は何なのか意識しながらリサーチすることが大切です。

たとえば多くの場合、本は、最初から最後まで全て読む必要はありません。まずは、目次を見ましょう。目次 に自分の必要としている情報が書かれている箇所を探して、その部分だけ読めば十分です。

✿2 のタイプの人向けの QA 対策

2のタイプの人は、英語を聞きとることができない、あるいは英語で上手く表現できない人が多いと思います。

たくさんリサーチしてQ&Aの対策をしても、肝心の本番でジャッジさんの質問を聞きとれないor答えられな くては努力が水の泡です。英語力は急によくなるものではないので、日々、英語力を高めるために努力しま しょう。

Q を聞きとれるようになるために日頃からリスニング力を鍛えよう !!

→リスニング力をアップさせるには最低でも1日1時間以上は英語を聞きましょう♪ネイティブの授業を

とったり、英語圏のニュースを見たり、方法は何でもいいです。

Q に英語で答えられるようになるために日頃から英語を話そう !!

→英語は「慣れ」です。英語を喋る機会を増やせば、自然と英語が口から出てくるようになります。英語を話す 機会をつくって、英語を話す習慣をつくってください。そして、英語の構文を覚えたり、スピーチに関連した 単語を覚えたりするなどのインプットも大切です。ESSに入ったのですから、しっかり英語を勉強しましょ う!

※ベジータのように自分の英語に自信を持てるように勉強しよう

3.QA 上級者編

※QA達人のイメージ

リサーチもしっかりしていて、英語力も十分にあるのにQ&Aが…という方いると思います。このような人は、

Qをしっかり理解して答えられていない人が多いと思います。つまり、コミュニケーションの原則、①相手の 問いを理解し、それに②正しく答えることができていないのです。Qを聞きとれても、その内容をしっかり理 解した上で答えなくてはダメです!!また、Qを理解できても、QにミートしたAでないと印象はよくありませ ん。この章では、もっとQAを上達するポイントを述べていきます!

①Qをしっかり理解してから答えよう

Qを理解できなかった時はジャッジさんに聞き返してください。質問を聞き返すことは全く悪いことではあ りません。ちなみにQを聞きとれないor理解できなかった時に聞き返すフレーズを覚えておくと役立つと思い ます(6 章の覚えておくと便利な表現集を参照)。

また、言い回しの違いにとらわれないように注意しましょう。たとえば、‘Why do you focus on this issue in your speech?’ ‘Why do you think this problem is so serious?’ ‘Why do you choose this topic?’ も、(もちろん会話の文脈よって変わりますが)基本的には言いたいことは「なんで貴方はこのトピッ クを選んだのか」ということです。準備していたのと違うQとが来ても焦ってはいけません。まずは言い回し にとらわれず、ジャッジが本当に聞きたいことは何なのかを考えましょう。

ジャッジが本当に言いたいことは何なのかを理解したら、もうAは半分終わったようなもの。繰り返しにな りますが、まずはジャッジのQをしっかり理解することが大切です。

②Aは短く簡潔に!

大会でスピーチを見ていると、時々Aが長い人がいます。Aが長いと結局何を言っているのかわからなくな 96

ることもあります。そこで、Aは簡潔に答え、次の問題に答えましょう。また、答えるときにはConclusion

Comes Firstで答えましょう!!まずは結論を述べて、その後で理由づけをしてください。Yes/Noで答えるQの

時にはしっかりYesかNoで答えてから、付け加えることがあれば付け加えるようにしましょう。

話の要点は繰り返そう!

しかし、たまにどうしてもAが長くなってしまうときがあります。結論を先に言ったけど、補足説明や理由 を言っているうちに話が長くなったときは、最後にもう一度話の結論を繰り返すと話が解かりやすくなりま す。パラグラフライティングで使われるPREP(Point, Reason, Example, Point で意見を言う方法)を応用 して、話が長くなったな、と思ったら、話の最後にもう一度話の要点をまとめましょう。

長くなる場合は答えの数を告知しよう!

簡潔に答えようとしても、Aが複数あってどうしても長くなってしまいそうなときのポイントは、先にいく つAがあるのかを言ってしまうことです。

たとえば、問題の原因などを問われて、複数の原因を答えなくてはいけない場合は「原因は~個ありま す。」と、始めに原因の数を告知しましょう。その上で「一つ目は~、二つ目は~」と答えていけば、話の切 れ目が解かるので、聞いている側としても解かりやすいし、自分自身も何を話しているのか分からなくなるこ ともありません。Aが複数個あって長くなる場合は、先にAの数を言ってしまいましょう。

スピーチで言ったことをオウム返ししない

よくジャッジのQに対してAs I said in my speech~, と言ってスピーチ内で述べたことをそのまま繰り返 してしまう人がいますが、これは避けた方が良いです。

 ジャッジはスピーチを聞いたうえで質問をしているので、スピーチ内に書いてあることは当然わかっている と考えた方が良いでしょう。そんなジャッジ対してスピーチ内で言ったことを繰り返したら、「いや、だから それは聞いたんだけど・・・」と思われて心証が悪くなることは必至です。仮にジャッジが貴方のスピーチの 中身を聞き逃していたとしても、「スピーチの中でも述べた通り~」なんて前置きをして言われたら、正直良 い気持ちはしないでしょう。あなたが授業後、先生に質問に行ったとき、「いや、それ授業の中でも言ったん だけどね・・・」なんて言われたらどう思うか考えてみてください。

 スピーチの中で述べたことをそのまま同じように述べることは避けましょう。ジャッジの心証を悪くするか もしれませんし、せっかく与えられた時間なのに、スピーチ内に入れられなかった他の情報を述べる機会が失 われてしまいます。ジャッジが貴方のスピーチ内に述べられていることを聞いてきたら、スピーチ内に入れ られなかった情報を加えてよりかみ砕いて説明しましょう。スピーチ内で述べたことをオウム返しするのは 芸がないしっもったいないです。

⑥Aがなかなか出てこないときは・・・

質問して答えがすぐに返って来ないとジャッジさんに準備不足と思われてしまうかもしれません。答えるこ とが難しく、すぐにAが出てこない時は、”Let me see…” “That’s a very difficult question.”と言って間 を繋ぎながら答えましょう。何も言わないよりは、マシです。

 それでもどうしても答えが出てこない場合は、いっそのこと、Sorry, I don’t know.などと言ってしまって、

次のQに答えるようにしましょう。一つのQにとらわれて他のQに答える時間を浪費してしまうよりはマシで す。

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