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先進的なリスク情報を活かした防災まちづくり

ドキュメント内 九州大学学術情報リポジトリ (ページ 31-34)

第 2 章 都市及び防災分野での施策の現状

2.3 防災施策

2.3.2 先進的なリスク情報を活かした防災まちづくり

リスク情報を活かした防災まちづくりの推進のためには、行政、地域、企業・住民がそれぞれ ハザードや都市の脆弱性を認識し、対応策を持ち、平常時から連携して取組むべきである。行政 が災害に関するリスク情報を分かりやすい形で提供し、地域からの提案を受け止める体制を整え ることも重要である。ここで、東京都で実践されているリスク情報を活かした防災まちづくりの 現状について示す。

東京都では、2.2.1に示した地震危険度のリスク情報を公表している(図2‐5)。さらに、木造 密集市街地をはじめとする災害脆弱地区での防災まちづくりの推進のため、当地区の市民と行政 との間で、様々なかたちでリスク・コミュニケーションが進められている。

例えば、大規模な震災が発生した際,都民生活やまちの復興を迅速・適切に進めるため、都市 の復興手順の習熟及び危機管理意識の啓発を図るため、「都市復興模擬訓練(実地及び図上訓 練)」を実施し、行政職員及び当該地区の市民の防災まちづくり対するスキルアップを図る取組 みが行われている17。さらに、訓練の領域を超えて、具体的な防災まちづくりの立案を行う際 に、市民の理解と協力を得るため、地区レベルでの災害危険度判定調査等を実施しその効果を検 証する動きも増えている(図2‐6)。

地方都市でも、防災上危険な木造密集市街地等での防災まちづくりの検討において、地区レベ

27 ルでの災害危険度判定等を把握しながら進められる例も増えている(図2‐7)。

図2‐5 江戸川区での地震防災マップ(建物倒壊危険度)の公表内容(出典:参考文献18)から引用)

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*評価結果は、焼失棟数による相対評価(5段階評価)。

図2‐6 東京都台東区谷中地区(谷中2丁目・3丁目)での災害危険度判定の例

(出典:国土交通省都市局都市安全課提供)

*評価結果は、焼失棟数による相対評価(5段階評価)。

図2‐7 富山県射水市放生津地区での災害危険度判定の例(出典:国土交通省都市局都市安全課提供)

空から見る放生津地区(1994)

湊橋

新西橋

中の橋

中新橋 神楽橋

放生津中新湊線 山王橋 姫野病院 中町公民館

気比住吉神社 湊橋

新西橋

中の橋

中新橋 神楽橋

放生津中新湊線 山王橋 姫野病院 中町公民館

気比住吉神社

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